この古い昭和の風呂は間取りの都合上リフォームできず、別の場所へユニットバスを設置するため先ずはこのホーロー浴槽の風呂場を解体・撤去します。
風呂場紹介
狭い・古いという昭和の風呂場です。
もう古すぎてあちこち故障していますがよく働いてくれました。
今までありがとう。
土壁解体
先ずはダイニングに隣接する土壁を落とします。
外装を撤去
土壁を落とす
風呂場の間仕切り解体完了
タイル床はつり -はじめてのコンクリートハンマー-
「ハツる」という行為になります。
要するにコンクリートを割ったり削ったりする事です。
「頬をはつる」という方言を幼少期に聞いていたのでイメージは湧きやすかったです。
頬をはつるとは「ビンタする」の意味で、「コンクリートなどの硬い場所をビンタするように衝撃を加え削ったり、割ったりして取る」というような意味なのでしょう。
事前準備
床下の構造が不明につき、もしもの時、配管にガラが詰まるのを避けるため排水溝に養生テープで目貼りをし、周辺にディスクグラインダーで切り込みを入れておきます。
これで配管に砕かれたガラ入るのを抑止し、周辺をハツっても切り込みで割れる(はず)。
コンクリートハンマーに挑戦
コンクリートハンマーは未知の工具でしたが思ったほど扱いは難しくありませんでした。
簡単に割れていきます。
工事現場でよく聞く音ですが、やはり音はすごいです。
このような電動工具は思わぬ危険を伴う可能性があるので気を引き締めて扱わないとなりませんが、何とか大丈夫そうです。
浴槽撤去
次は長年疲れを癒してくれたホーロー製の浴槽を撤去します。

四方をワイヤーで固定されていました。
緊急事態!!浴槽が取れないよ
浴槽が取れない。
ガタガタ動くけど取れません。
湯沸かし釜の穴が接合部分なのは明白なんですが
イメージではポン!!と取れるんじゃないかと思ってました。
見えたぞ!!
苦し紛れにリング状の部分を叩いたりしているとわずかに回ったようでした。
もしかしてネジが切ってあるのか?
ディスクグラインダーで切れ目を入れてヘラで叩く事にします。
浴槽の取り出し成功
無事取り出す事に成功しました。
なお、後述談ですが本浴槽は貯水槽としてのお役目を与えられ農家の方に嫁ぐことになりました。
めでたしめでたし。
押入れの床・土壁抜き
新しい風呂場の脱衣所になる予定の押入れの土壁と床を抜きます。

押入れとLDKの間仕切り土壁解体遷移です。

押入れの床解体遷移です。
風呂場内壁解体
続いて風呂場の内壁を解体します。

タイル撤去
腰壁のタイルを割ります。使用する工具は「セットハンマー(石頭)」!!
普通のハンマー(げんのう)では弱くて小さくて割れにくいです。

土壁を落とす
表面に白いパリパリの何かが塗ってありますが中身は土壁でした。

間仕切りのバラを板外し天井も取る
外壁に面していない壁のバラ板は不要につき撤去、作り直すので天井も撤去。

解体完了
いや、もうホント疲れました。
写真にある配管は上水・電気配線・下水です。
設備屋さんに施工してもらいました。

今回撤去した床と壁

今回解体したのは以下
旧間取り | 箇所 | 内容 |
---|---|---|
風呂場 | タイル床 | 解体 |
風呂場 | 浴槽 | 撤去 |
風呂場 | 土壁 | 解体 |
風呂場 | 天井 | 解体 |
押入れ | 土壁 | 解体 |
押入れ | 床 |
出たゴミ
大量にガラ(ゴミ)がでます。
目が回るほど大変でしたw

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