発端
床を剥がしたすぐ後に丁度、設計士の方とお話する機会がありまして

玄関框の下にあるブロックを補強がてらコンクリート基礎にしたいんですよ。



玄関框は建物の強度に関係ないので基礎を打たなくてもいいですよ。
それよりこっちのが重要です、補強しておいた方がいいです。


まじですか…
どういう方法ですか?

できるなら既存基礎へL型に抱かせる形でコンクリートを打っておいた方がいいです。
鉄筋は無くて(無筋)いいです。
あと、ついでに土台の継ぎ手に隙間が目立つので半材くらいでいいんで補強しておいた方がいいです。

わかりました…
(まいったな…想定外…)
計画を立てる
基本要件をまとめます
- L型にコンクリートを打つ
- 鉄筋は入れなくてよい
- 土台(上にある太い木材)も補強
構想
この作業に着手する時点でコンクリートを打った経験は2回大きさは、宅急便の最小サイズより少ない大きさです。
ネットで調べて図面を書いてみると寸法は、既存基礎の制約はありますがおおよそこんな感じで考えました。

※この構想は掘削と同時進行で状況を確認しつつ行ったものです。
採石層は100mm(10cm)以上掘削する予定でしたが
- 掘ると既存基礎フーチング(逆T字下の部分)下の採石が出てくる事で結果空洞ができる恐れがある
- 既存フーチングが上からの力を受け止める余地がある
- そもそも補強である
以上の理由から採石層は約80mmとしました。
作業開始
着手時点でコンクリートハンマーを1度使用しましたが同じ工具にショベルが付いていてこれは今回初めて使用します。
なお、コンクリートハンマーは友人から譲り受けたものです。
ショベルもスコップも写真ではかなり汚れていますがショベルは本作業のために新品を購入、スコップは父親に借りました。



掘削
完了、結構大変でした。

何か出てきました。

埋まっていた木は腐ってません、綺麗でした。
床下が適度に乾燥している証拠です。

「進々堂 おぐらぱん」と書いてあると思うのです。
土に埋まっていましたし、ビニールは随分古いです。大工さんのおやつ?昼ごはん?

問題の亀裂箇所です。
フーチングにも及んでます。
ちなみに写真の基礎が「逆への字」になってますが、これは形状の問題です。
割れて上がっているわけではありません。
継ぎ手もそうですが、形状がこの場所への割れを引き起こした原因かもしれませんが…
目荒らし、墨付け、採石投入、亀裂補修

立ち上がりとフーチング(と、呼べるのだろうか?)の表面をダイヤモンドカッターで削ってコンクリートの密着をよくする準備をします。

採石を投入、ちなみに画像の墨(黒い線)はフーチング面の高さです。

あまり意味がないかもしれませんが亀裂をKモルタルを押し込んで補修しておきました。
次回、廊下 土台・布基礎 補強 コンクリート 増打ち (Chapter2)
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