昭和感漂う狭小風呂をユニットバスに15 ~基礎を新規追加7~ 型枠 中編

基礎を打ち継いで追加・補強するため型枠を組み鉄筋を配筋 基礎・コンクリート

ネットを主な情報源として基礎の補強・追加の暗中模索が続きます。鉄筋も組めていよいよ残りの型枠を作成・取付する段階まできました。ここでまたセパレーターという当方にとっては新しい消費金物を取り付ける運びとなり苦労・奮闘しています。

鉄筋と型枠の最適な手順の確証を未だ得られず

型枠作成に戻ります。
本環境においての型枠・鉄筋組み工程の正解が見えません。

手順について

  1. 型枠を完全に作成→鉄筋の配筋 鉄筋が入らない・固定しずらい・できない
  2. 鉄筋を完全に配筋→型枠の作成 そもそも収まりを正確に墨付け出来ていないと鉄筋のかぶりが制御できないし、空中で水平・垂直に測るなんて著しく正確性に欠ける

現時点での結論

結局、型枠を一部作成し水平・垂直の寸法がある程度出てから鉄筋の配筋に移り、残りの型枠を作成、仮付けしながら調整するという手順に現時点では落ち着いています。

水平・垂直が取れている作成中の型枠

赤の囲みの部分は水平・垂直が一応取れており、固定も周りの大引きや土台にする事である程度出来ています。
ここを基準に他のパーツを組んでいきたいと思います。

試行錯誤のパーツ取付

長手の立ち上がり下部の垂直を調整

下げ振りで型枠の垂直を取りたいと思います。

立ち上がりの型枠上部に下げ振りを付け垂直を測る

下げ振りは矢印の辺りです。

下げ振りの位置の説明

型枠の上部は位置が決まっていますが下部は少しプラプラしています。
一気に固定してしまうと間違っていたら大変なので位置を確定した順に固定していきたいと思います。
「下げ振り」で上部に合わせて下部を調整していきます。

型枠の役目についての考察

型枠の役目を自分なりに述べるなら、コンクリートを意図した形に形成するため塗装合板を使用して流れをせき止める箇所と流す箇所を一定の強度を確保しながら作る
あと、解体することを想定しておく
でしょうか?

上記役目を踏まえたうえで作成

なるべく設計寸法通りかつ狂いが無いように善処していきたいと思います。
素人施工だがらこそ寸法や強度・仕上がりにこだわらないとヒドい施工になりかねません。出来る限り気をつけて施工してきます。

各所パーツをできるだけ正確に取り付けていきます。

もう片方のパーツを取り付けていきます。

型枠パーツ取付

コンパネ端材で長手立ち上がりの幅120mm+型枠厚み12mmを合わせた132mmを空けて取付ます。

型枠に予定する土台サイズと型枠厚を加算した幅を予め空けておく

取付後も水糸の狂いは無いようです。

水糸で立ち上がり位置を確認

逆側も大丈夫なようです。

逆側も水糸で立ち上がり位置を確認

クランプでぶら下げて高さを調整→ビスで固定します。

クランプでぶら下げて高さを調整

できました。

立ち上がり型枠片方取付完了

短い方の内側立ち上がりの型枠に木を打ちこんで真っすぐ通るようにしてみました。
※型枠の面(仕上がりの面)とは端材を挟んで12mm空けてあります。

補強部分立ち上がり表面に木打ちこみ真っすぐに通す

残すところ基礎外側の立ち上がりのみとりました。

残りの取付型枠

セパレーター取付けを決意

立ち上がり部の不安定さに薄々気が付いていたものの面倒くささもあり、見て見ないふりをしていました。
もし不安定になるなら「ネットで見かける金具的なヤツを後で付ければいいや、どうやって付けるか知らんけどw」くらいでした。
しかし次第に「いやいや・・・このままではヤバイんじゃ?」となり

その、金具的なヤツを買いにいくか・・・

ネットで「型枠 金具」で調べるとありました。
セパレーターというのですね。

で、買ってきました。

P型セパレーターとホームタイ

色々種類はあるようですが、上記を購入しました。
右にあるのがP型とかいうセパレーター「Pセパ」とかいうそうです。
左にあるのがホームタイとかいうセパレーターを締めるパーツです。
あと、写真にありませんが、締める工具的なの1セット。

そもそもセパレーターとは?

セパレーターを自分なりにまとめました。
以下のような特徴があるようです。

  • コンクリートの圧力に負けないように型枠に付ける金物
  • 消費金物といい、使ったら無くなる代物
  • 寸法・形は様々あり用途・シーンによって使い分ける
  • 型枠取り外し突出した部分をハンマーや専用の工具で折り除去する

このような感じのようです。

左右で形状が違うじゃないか・・・

「ツメ無し」と「ツメあり」になっていました。

Pセパの左右の違い

左右で形状が違うんですよ
理由がさっぱりわかりませんでした。
テストで合板に穴を空けホームタイで締めてみるとツメのある方も合板にはいって行きました。
触ってみるとツメある方のが固定力が高いようです。
つまり、ツメが付いている方を先にねじ込んで固定して使うのでは?
と、考え基準側に「ツメあり側」をねじ込む事にしました。

セパレーター取付のための穴位置

入らない・・・

取り付けた立ち上がりを一旦外し、8mmの穴を型枠双方に400mmピッチで上下100mmマージンを取って開けましたが、うまく入りません・・・

セパレーター取付中

うまく入りません・・・
本当は最初から開けておく穴なのでしょう。

セパレーターを入れるための格闘

入らない…
うぐっうぐっ…(むせび泣く声)
あっちを緩めて…こっちも緩めて…
こっちをハンマーで叩いて・・・

スコー・・・・
あぁぁぁ入ったぁ~~~

よかった~~~~(泣)

と、何とか入れる事ができました。

何とかセパレーター取付完了

クランプで高さ調整しながら固定すると楽でした。

クランプで浮かせながらインパクトドライバーで吊り木を固定

それらしくなってきました。

セパレーター取付後の立ち上がり中身

型枠の裏側です。ホームタイなるものが付いています。

ホームタイ取付後の型枠外側

立ち上がりの強度は大幅に上がったようです。これでコンクリート打設時、膨らんだり歪んだりしない事を祈ります。
寸法・水平・垂直も何とか予定どおりです。

あとがき

鉄筋と型枠の組み手順について

正確に鉄筋を組んだ後、周りを型枠で囲うのが良さそうです。

よかった点

水平・垂直の寸法取りが思ったようになった。

悪かった点

準備不足、勉強不足

初挑戦

セパレーター取付

間違った施工

今回間違った施工の正しい方法を列挙しておきます。

施工結果
セパレーターの穴親側9mm・子側12mm両方8mmそのまま

型枠取り外し時に大変な事になるかな・・・

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