築50年一戸建てDIYリフォーム中です。
現在2階床の傾きを直し次に天井を組む前、小屋裏に床を作りつつ断熱をしたいと考え施工中です。
前回で部屋内へ梁をT字に架けました。
今回は小屋裏の床を架ける高さまで桁高を上げながら2階全体を金物で補強していきたいと思います。
桁へ添え増し補強@水平スペーサー
前回で架けた梁の上に根太を乗せて小屋裏の床を造ります。
そのために先ず、桁上に補強材を乗せて水平を調整していきます。
材料加工
入れた梁の天端と同じ水準で採寸してカット、予め座掘りして下穴を空けました。
取付
桁上へ乗せて下穴を空け、コーチボルトを突っ込んで
インパクトドライバーで締めて完了!!
狭い場所
インパクトが入らないような狭い場所は
手締めで対応しました。
廃材もどんどん使用
勿体ないので保管していた抜いた柱です。
今こそ使う時!!
このような何十年も経った木材は大概反りが出ていますので方向に気をつけないと折角カットしても使えなくなる(経験済)場合があるので注意です。
メッチャ乾燥してて強いと思うんでハマるなら補強には十分使えるのではないでしょうか。
新規補強梁 金物接合
2階全体を金物で補強していきます。
大入れ蟻掛け+羽子板ボルト締め
新しく2本の梁を部屋内でT字に架けました。
梁どうしを大入れ蟻掛けで繋ぎ羽子板ボルト締めました。
大入れ+羽子板ボルト締め
既存の小屋裏束に大入れ(で合ってる?)を掘って桁に架け、羽子板ボルトで締めました。
周囲の桁には上述のように補強を添えています。
大入れ+オメガコーナー20kN
桁上に補強を添え外壁面ですのでオメガコーナー20kNを使用しました。
こちらもの周囲も桁上に補強あり。
大入れ+オメガコーナー20kN
桁を掘って大入れで挿入、屋根に接触するのを防ぐため天端を斜めにカット、オメガコーナー20kNを付けました。
吊木受け
部屋全体の天井下地の吊木受けを付けていきます。
105mm x 27mm のホワイトウッドです。
新規梁に小屋裏束を立てる
今回架けた新しい梁に小屋裏束を立てて屋根の荷重を持たせます。
屋根自体が水平ではなく母屋も傾いていました。
束を効かせるため時に叩き入れたり棟木下ではジャッキで少し上げて束を入れました。
荷重かけすぎ?大丈夫かな?
束と母屋を金物で留めます。
梁とも接合しました。
これでOKかな?
後でビス止めもします。
一旦小屋裏束完了。
それっぽいですね~
既存梁・柱金物補強
2階全体にある既存の梁・柱に可能な範囲で金物を取り付けていきます。
既存の羽子板ボルトをZマーク羽子板ボルトへ交換
既存梁に付いている羽子板ボルトを外壁面以外は新しく交換しました。
柱の金物補強
「ダイドーハント DHジョイントコーナー不動」で柱を補強
全柱へ補強していきます。
角の金物補強
リフォーム用の引っ張る羽子板金物で「レンコン」とかいうのがあるようですがホームセンターでは売って無いんですよね。
ネットで取り寄せようかとも思いましたが、既存の羽子板を残しシナーコーナー10kNを補強として付けました。
また、柱と梁の補強には梁の勝ち側にオメガコーナー20kNを付け、柱のもう1面には下部には付けていませんが2倍筋交いトライで筋交いの強化を行いました。
ちなみに今回、オメガコーナーとトライの取り付け方について株式会社タナカの方にアドバイスを頂きました。
有難うございました。
母屋継手 金物補強
母屋の継手に強度が足りない。
両側からオメガプレートで補強します。
こんなもんでしょうか・・・