築50年一戸建てをDIYでリフォーム中です。
夏場2階がメチャクチャ暑いので小屋裏に床を作りつつ桁上で断熱をしてやろうと施工しています。
天井より上の桁上でスタイロフォーム(スタイロエース2)45mm厚を2層(90mm厚)を入れ、居室側へ防湿防水シートを貼り
![桁上断熱のスタイロフォーム(スタイロエース2)を入れて防湿防水シートを貼り構造用合板を貼っている途中の2階居室](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-00a-300x225.jpg)
12mm構造用合板を貼りました。
![桁上断熱のスタイロフォーム(スタイロエース2)を入れて防湿防水シートを貼り構造用合板を貼った2階居室](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-00b-300x225.jpg)
他との取り合いもありあと20%くらい残ってますが随分出来てきました。
なお、冬場の温度逆も想定しています。
![](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/08/2f_insulation-ceiling_10_mainv-160x90.jpg)
小屋裏床の状態
続いて小屋裏に設けた床の合板を留めつけて、点検口を付けていきたいと思います。
この断熱層には下地が通っていて屋根側の表面には居室側と同様に12mmの構造用合板を敷き天井高は低いものの床はしっかりめで、ちゃんと上がることができます。
![2階桁上断熱の上に小屋裏束の補強もして構造用合板を敷いた小屋裏床](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-01-300x225.jpg)
断熱層の断面はこのようになっています。
![2階桁上断熱と桁中断熱の施工内容と位置及び天井位置 A:構造用合板@12mm B:スタイロエース2@90mm C:防湿防水シート@0.2mm D:構造用合板@12mm 仕上がる予定の天井の高さも記載](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/06/2f_insulation-ceiling_11-02-300x225.jpg)
点検口を付ける理由
天井とは別に断熱層を設けたので照明等の電気配線は居室または小屋裏側のどちらかに点検口を付けないとメンテナンスが不可能になってしまいます。
![2階の間取りに各部屋へ付ける点検口を示した平面図面](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/06/2f_insulation-ceiling_11-00-225x300.jpg)
なのでクローゼットの天井を開口、小屋裏への入り口として600mm角の天井点検口を付け、廊下・各部屋の照明付近に小屋裏床(桁上断熱層)側から開けることが出来るおよそ360mm角の床下点検口を付けたいと思います。
点検口は自作する
クローゼットの天井点検口は既製品を予定していますが小屋裏床の床下点検口は自作します。
はじめは既製品の床下点検口も考えて色々物色していたんですが、既製品サイズに合わせるための調整が大変で費用も掛かる割に大したメリットが見出せませんでしたので手作りする事にしました。
まぁやったこと無いんですけどね。
予め下地は開口・補強済み、居室側にも構造用合板を貼って既に開口してあります。
![天井にある桁上断熱の居室面に空いた点検口の開口部と小屋裏床へ敷いた未開口の構造用合板](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-07-300x225.jpg)
小屋裏側の構造用合板は床になるので出来るだけ綺麗に貼りたかったのと完全な開口位置が出ていないので未だ敷いてるだけでビス留めもしておらず未開口でした。
![桁上断熱の上に敷いた構造用合板の小屋裏床に空ける点検口も位置を示した写真](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-01a-300x225.jpg)
小屋裏床の構造用合板を開口する
小屋裏床の構造用合板の割り付けを完全に決めて点検口の位置を開口します。
先ずは6畳部屋の開口部から
![2階の間取りに各部屋へ付ける点検口を示した平面図面に今から開口する場所を明示](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/06/2f_insulation-ceiling_11-01b-225x300.jpg)
小屋裏へ上がって合板の割り付け(目地が揃ってるか?隙間は無いか?とか、ちゃんと意図した場所へ下地があるか?とか)を再度チェック、OKだったので下りて来て合板の開口部に墨を付けます。
点検口落下防止のため予め枠内両側へ木材をせり出して付けておきます。
これで安心♪
![2階居室天井の桁上断熱を施工した断熱層へ小屋裏側と居室側に貼った構造用合板の小屋裏側を点検口を付けるため開口する用意](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-07c-300x225.jpg)
開口部の墨を付けた合板を作業スペースへ一旦下ろして開口を空けます。
![桁上断熱で小屋裏に敷いた構造用合板を床下点検口を設けるため開口中](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-07b-300x225.jpg)
ちなみにここの開口部は合板の割り付け上、2枚に渡ってしまっているので開口して出た合板を点検口の床材として再利用するのが微妙なので別途合板を切り出します。
これでまた材料が無駄になるし手間が増える・・・こういう所まで最初から設計出来ればいいんですがなかなか難しいです。
発泡ウレタンを金物の隙間へ充填して床を貼る
小屋裏の合板に開口部を空けて再び小屋裏へ上げたので今から合板をビス留めしていきます。
同時に発泡ウレタンフォームを断熱材と金物の隙間へ充填して合板で蓋をして封入していきたいと計画しています。
これが金物の結露
以下の写真は断熱材を詰める前のものですが、ヒートブリッジ(熱橋)という現象のようで金物の温度と小屋裏の気温との差が激しいとこのように結露を起こしてます。
熱い空気に冷たい金物が触れて結露が発生、最初見た時「えっ?」ってなりましたが
これはお馴染みの「大気は温度が高いほど水分を溜め込むことが出来るという自然現象」コップの水滴と同じですね。
金物を触ると全然温まってなくって納得の冷たさしてました。
この結露、日照に相関があるようで日中に発生して昼をピークに徐々に少なくなっていき夕方にはおさまってました。
![小屋裏を補強した梁と束に付けた大引受け金物とコーナー金物にヒートブリッジ(熱橋)にて結露が発生](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-03a-300x225.jpg)
「断熱材の中でこんなの起こったらアカンに決まってるやろ」ってどう見ても思います。
こういう隙間にウレタンを充填
ビス留めと同時に断熱材の加工で対応しきれなかった金物との隙間へ発泡ウレタンを充填して金物と密着、結露が出ないようにしていこうと考えています。
![ヒートブリッジ(熱橋)で結露の原因になる天井の小屋裏床を兼ねた断熱材をスタイロフォーム(スタイロエース2)を入れた桁上断熱層の下地接合に使用した大引受け金物](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/06/2f_insulation-ceiling_11-03c-300x225.jpg)
具体的には上から発泡ウレタンを噴射して充填、速やかに合板で封入しようという計画です。
作業開始(暑)
現在小屋裏の気温はおよそ37℃、やや暑くなってきましたが今のシーズンならマシな方。
![小屋裏の温度を測るため設置したアナログ温湿度計とデジタル温湿度計](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-01c-300x225.jpg)
ちゃんと計画通り出来るのかテストを兼ねて先ず、区切りのいい3割程のエリアをやっていきます。
小屋裏へ持って上がったアイテム
![小屋裏床に置いたウレタンスプレー・インパクトドライバー・ビス・マスキングテープ・鉛筆・アナログ温湿度計](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-03-300x225.jpg)
- 発泡ウレタンフォームのスプレー缶
- 18Vインパクトドライバー
- ビス(合板を打ち付ける)
- 鉛筆(ビスの墨付け)
- マスキングテープ(何かの印や墨付けの補助、直線を出したり何かを仮留めしたり)
発泡ウレタンを充填して合板で蓋をする
なるべく綺麗にビスを打とうとレーザー光を当てて金物周辺へ発泡ウレタンフォームを充填しつつビスを打っていったら
![小屋裏床に敷いた12mm厚の構造用合板をビス留めするため下地の中心にレーザー光を当てる](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-03b-225x300.jpg)
エラいことになった
地獄になりました。
ウレタンが膨らみ過ぎて溢れ出しました。
小屋裏の束廻りから吹き出したウレタンを拭き取ろうと手にも服にも付いてもうメチャクチャ
酷い、汚ねぇ・・・
![桁上断熱の断熱材と金物の隙間をヒートブリッジ(熱橋)で結露させないため金物周辺にスプレーで噴射出来る発泡ウレタンフォームを吹き付け小屋裏に敷いた構造用合板で封をしようとしたらウレタンが飛散して床に飛び散った](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-04-300x225.jpg)
はじめて発泡ウレタンスプレー使いましたがウレタンさん、早い・・・早いよ。
んで、物凄く膨らみました。
ヤバい追い付かない。
発泡ウレタン使用上の注意
後日談ですが服に付いた発泡ウレタンは繊維に入り込んで固まってもう取れませんでした。
もしかしたらシンナーで洗ったら落ちるかも知れませんが使われる時は周りに注意して、服装は捨ててもいいヤツで、保護メガネして、後は缶に明記されている使用上の注意をよく読んでお使いになることお勧めします。
あと、気温高いとものすごい勢いで出るし膨らむのでご注意を、もし膨らんでも無闇に拭き取ろうとせず固まってからカッターで切除するのがよろしいかと。
無理だ作戦変更
何とか予定エリアへ合板は貼れましたが、床が汚くなっただけでなくウレタンが膨らむ早さに当方の合板を貼るスピードが追い付かずウレタンで床が一部浮いてしまいました。
こんな感じで合板にウレタンが回り込んでしまい床が浮いてしまっていました。
![発泡ウレタンフォームが小屋裏床の下地に廻り込んで構造用合板の面で固まったのをカッターで削る](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-27-225x300.jpg)
理由をより正確に書くと
- ここは建物の隅で下地が(雑で)2mmほど低かった
- 合板は反っていた
- ウレタンが回り込んだ事に気付かなかった
です。
発泡ウレタンを金物廻りに充填して合板で蓋をする作戦はオペレーションが不安定で続行は困難と判断しました。
作戦失敗の考察
発泡ウレタンが下地上に付着すると、ビスで押さえ込む力に発泡する力が抵抗して合板が浮いてしまう事があるようです。
もし、この方法でやるなら下地合板の間に発泡ウレタンを流入させない必要があります。
これを実現させるには協力者の存在(又は素早いビス打ちの技術)と全方位に限りなく平滑な下地が必要だったかも知れません、ビスも倍くらい打たないとダメかも。
やはりこんな不安定な方法は使えませんね、イケると思ったんだけどなぁ・・・。
作戦変更内容
こうなったら合板を貼ってからノズルを隙間へ突っ込んで注入する方法に切り替えます。
発泡ウレタンを狙った場所へ充填出来たかの目視確認が出来なくなりますが仕方ありません。
![発泡ウレタンフォームが四方に飛散した桁上断熱上の小屋裏床](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2024/09/2f_insulation-ceiling_11-04a-300x225.jpg)
次回、出直しです。
![](https://diystyle.info/wp-content/uploads/2023/06/2f_insulation-ceiling_12_mainv-160x90.jpg)