1216ユニットバス設置エリアの壁下地が1面できたので、対面する壁までの寸法(収まり位置)が確定できます。
よって、当該箇所へ布基礎を新規で作ります。
基礎を作る理由
何故基礎をわざわざ作るのかという事ですが理由は
補強
まず、補強です。
ユニットバスを入れるため土台を切断・撤去しなければならず建物全体の強度が落ちるためです。
本物件の基礎は布基礎・鉄筋なし(いわゆる無筋)です。
また、鉄筋入りの基礎を補強・追加することにプラスはあってもマイナスはないという考えです。
身近におられる関係者の方に伺うと以下のような推奨度でした。
人物 | 推奨度(5段階) | コメント |
---|---|---|
設計士の先生 | ★★★ | あればベターだけど無くても大丈夫 |
大工さん | ★★★★ | あった方がいい、L型に基礎を新設することを推奨する |
設備屋さん | ★★ | なくてもいい |
柱の追加
今回の基礎・土台追加に際して柱を2本~3本追加したいと考えています。
これは関連する他の場所の柱を抜く予定にしているからです。
構想を立てる
まず、ざっとイメージを形にしてみます。
ラフ
頭の中のみのイメージでは詳細まで描ききれないので実際の図に落とします。
寸法もある程度決めて書き留めておくと考え落ちや足りない箇所に気付きやすいです。
形状について
基礎の形状について大工さんが可能なら既存基礎に沿わせてL型の基礎が欲しいと話されていました。
今回施工に際して具体的な相談はしていませんが構造物の強さ順は(間違っているかもしれませんが)
- H型
- U型
- L型
だと思っています。
H型採用です。
ユニットバスの収まりを邪魔してしまうので完全ではありませんがほぼH型です。
なお、基礎両端に接する面積が広い程強度が高くなると考えています。
U型以上H型以下といったことろでしょうか。
コンクリートの構造物は容易に修正できる代物ではないので熟考し十分にチェックを重ね施工しなければならないと考えています。
仕様決め
先ずは何でも決めていかないと前に進みませんので修正・変更が出る前提ではありますが「どうしたいのかを自分に問うて」決めていきます。
- ネットで出てくる一般的な布基礎の寸法を踏襲
- ユニットバスが隣接するのでメンテナンス性を考慮して人通口を幅600mmで設ける
- 両サイド既存基礎に鉄筋をケミカルアンカー(あと施工アンカー)を使用して接続
仕様構想
打つ場所はユニット土間の横
作業開始
専門的な経験があまりない当方にはあらゆる事が初めての経験です。
道具にも頼りながら良い施工を心掛けていきます。
ユニット土間のため床は既に開口してありますので
更に基礎を打つスペース+αで開口して根太を撤去、拡張します。
綺麗に掘削したい
今まで何度か掘削しているうちに「もっと綺麗に真っすぐに掘りたい!!」
という欲求が芽生えてきていました。
なので今回は解体した廃材をガイドとして使用しようと思います。
ユニットの設置寸法
1216のユニットバスの短い方の設置必要寸法は1245mmという事です。
既存リビングを幾分か犠牲にして設置するユニットバスですので悪戯にリビングを狭くする行為はNGです。
しっかり測って予定通りの場所にユニットを設置したいと思います。
空ける幅は1245mm + (9mm防水ボード x 2) + (両端のマージン10mmづつ) = 1283mm
と、しました。
なお、9mmボードの本当の厚みは9.5mmなようです。
墨出し
当方素人ではありますが、いい加減な施工でいいとは思っておらず、たとえ素人でも今回であれば「意図した箇所への水平垂直な真っすぐな施工」を自分に求めています。
しかし知識・経験などから来る施工の甘さや欠陥は出てしまう事も承知しています。
最終的には「自分が満足のいく施工」に帰結するかとは思いますが出来る限り頑張りたいと思います。
良い施工に少しでも貢献しそうな方法をレーザー墨出し器も使用して自分なりに模索しながら採っていきたいと思います。
ざっと掘削するための墨なので精度の高い寸法は求められませんが正確に越したことはありません。
両端2点をつないでレーザー墨出し器で結ぶ
予定寸法確認
レーザー墨出し器で墨を下におろします
そうやって墨を付けた基礎を作る予定場所へぎりぎりの寸法で切断した廃材を叩き込んでいきます。
掘削ガイド完成
どのくらい効果があるか分かりませんがこれで、真っすぐに掘りやすいし、縁を踏んでも土があまり崩れないのでは?と思っています。
掘削の幅はフーチング幅+10mm(両方で20mm)とします。
黄色が掘削エリアです。
これで掘削した端を踏んでも崩れにくいのではないでしょうか。
基礎打設イメージです。
ひとまずこんな感じでしょうか。
あとがき
「掘削の幅はフーチング幅+10mm(両方で20mm)」では支障がありました。
型枠をきちんと載せて高さが狂わない事が必要でした。
なお、掘削の幅はフーチング幅+両型枠の厚み+10mm(両方で20mm)辺りが望ましいと感じました。