当方が組んだ鉄筋と型枠を助っ人の大工さんと共にコンクリートを打設しました。
養生1週間の予定が2週間になってしまいました。
はじめてセルフレベリング材を使用しましたが、ちゃんと施工できているんでしょうか
不安と期待が交錯する中、型枠を取り外していきたいと思います。
いよいよベールを脱ぐ!!
大げさですが、ここまでの道のりは意外と長かったです。
日光に極力当てないようベニヤで養生をしていました
コンクリートが固まっています
アンカーを立てるために付けていた胴縁を外すとアンカーの周りがちょっと汚かったです、残念。
型枠取り外し開始
仕様変更のため高さ増で取り付けていた胴縁を外します。
ホームタイを外します。
立ち上がりの型枠を外します。
寸法ギチギチ作ったので動かす隙間がなく型枠をバール半ば壊しながらでないと外れませんでした。
もっと外しやすい構造にしておけばよかったです。
長いパーツを動かさなくても短いパーツを叩けば外れるような仕組みが良いと思いました。
今後精進します。
外れました。
コンクリートの出来はいいようです。
全ての面ではありませんが黒く輝いています。
嬉しい瞬間です♪
はじめてセパレーターを折る
カップ型セパレーターをはじめて折ってみます。
ハンマーで叩くと折れると聞いていましたが、本当に折れました。
何故か少しときめきました。
ハンマーで何度か叩くと
セパレーターが曲がっていく
カップごとボロン・・と落ちる
ほほぅ・・・
セパレーターの頭回収
これは不燃ゴミで持って行ってくれるのかな・・・
立ち上がりの型枠取り外し完了
結構大変でしたが何とか外せました。
続いてフーチング部分取り外し開始
型枠が取れない・・・
フーチング部分の型枠が外れません・・・
立ち上がりも結構大変だったけどフーチング部分は全然動かなくって取れません・・・
知識・経験不足と手順において含まれる作業に想定される問題をイメージできずにいた事がこの事態を招いたと思われます。
Cセパのナットは容易に取れました。
両端がコンクリートで固着のうえ既存基礎が邪魔で外れません。
何度も途方に暮れる
掘削を最小限(結果的に横着)にしたせいと、自己満の寸法ギリギリが祟り、更には助っ人が急きょ決まったので急ぎで仕上げたら詰めが甘くとんでもない目に遭ってしまった。
あと、強いて言うならビスを留めまくって強度はすごいが取り外しがとても大変だった。
です。
取れない型枠の理由まとめ
今回の型枠取り外しが困難な状況に陥った理由をまとめました。
次回気を付ける事項にしたいと思います。
- 寸法ギリギリで作っているため型枠を動かす幅がない
- 型枠のCセパ用穴を8mmで開けたため遊びがほぼ無いつっかえる
- 両サイドの幅を余裕を持って掘っていなかったため型枠をCセパ後付けもあり、ずらす幅がない
- フーチング型枠両長手4方共コンクリートが幾分か漏れて型枠を巻き込んで固着しまっていた
流れ出したコンクリートの量の大小はありましたが赤○の部分が固着していました。
叩き割った固着していたコンクリートです。
大きな型枠作成の経験が今回で3度目につき色々想定したつもりでしたが取り外しについてのイメージが足りませんでした。
なにわともあれ型枠取り外し完了
何度か途方に暮れましたが取り外しが完了しました。
コンクリートの打設より全然大変だったかも。
後はセパレーター跡の穴にモルタルを詰めるだけになります。
酷い型枠の残骸
取り外した型枠の残骸です。もうぐちゃぐちゃ・・・
もっと綺麗に外せると思ったのにこの有様です・・・
レベル・水平チェック:合格
105mm x 105mmの土台+20mm基礎パッキンの端材を載せて施工済み箇所とレベル・水平を確認します。
水平器:OK
105角の木材と基礎パッキンを置いて実際の高さを確認します。
隣のエリアは施工が済んでいる箇所です。
ちゃんと合っているようです。
思った通りです。嬉しいです。
レーザー墨出し器:一応OK
レーザー墨出し器で立ち上がりの水平をチェックします。
リビング側:OK
リビング側はほぼOKです不陸はほとんどありませんでした。
リビング側かつ室内側です。
リビング側かつ中ほどです。
リビング側かつ外壁側です。
ユニットバス側:一応OK
長手の中央付近に0.5mmほどの不陸がありました。
レベラーの流し方が良くなかったかもしれませんが思い当たる節はありません。
技術不足といったところでしょうか。
ユニットバス側かつ室内側です。
中ほどは胴縁を置かないとレーザーがでませんでした。
ユニットバス側かつ外壁側です。
不陸箇所
以下の位置が0.5mm~最大2mm未満下がっていましたが
他が合っているので土台を渡しても水平は取れると思います。
よって一応OK。
まぁこんな大きなもの合わなくってもOKにするしかないんですけどね。
レーザー墨出し器で端~端:OK
105 x 105 の端材と40 x 27mmのLVL端材を置いてレーザー墨出し器を当てて両端の検査。
一応水平が出ているようです。
両端に同じ寸法の木材を置き長尺の材料を渡して。
レーザー墨出し器で水平を確認
丁度、面取りの角にレーザーが当たっています。
端から端まで水平になっているようです。
よかった、ホッとしました。
セルフレベリング材の使用感想
今回はじめてセルフレベリング材を使った感想ですが
カチカチに固まって水平になりましたが仕上がりが思ってたよりも少し劣るという感想です。
イメージではもっとビシッと水平になる感じでした。
- 強度はモルタルと同等くらい?:型枠を撤去する際レベリング材表面が2cm程度剥離した箇所がある
- 完璧に水平になるとは限らない:かなり真っすぐになるイメージでした0.5mmくらい緩やかな不陸が出ました。
問題が発生しているのか、こんなものなのか
養生期間は十分につき思い当たる疑いは主に3点
No | 疑い | 事実 |
---|---|---|
1 | 流す技術に未熟だから発生したのか? | 流すという行為自体で技術的違いはないはず。よって強度への影響はない 但し不陸の原因にはなりうる |
2 | 撹拌(かくはん)が不十分だったのか? | 有りうるが分量は正確に測った。撹拌も用法どおりハンドミキサーで3分行った。敷いて言えば分量が少ない故、容器の隅に材料がこびり付いてはいたので少し水が多いとは言えなくもないが微量 |
3 | レイタンスの除去不足だったのか? | 打設からおよそ4時間待ち、天端から完全に水が引いてからとのアドバイスどおり行った |
結論:OK
不陸の原因はNo1の流しムラだと思われる。最大0.5mm程度につき無視します。
強度について敷いて言えばNo2がわずかに怪しいが「こんなものなのだろう」という結論となりました。
さいごに
人生で3度目の基礎打ちでした。
今回は取れない型枠を壊しながら取り外さなくてはならず大変でした。
次回も使おうと思っていた型枠がボロボロになりゴミに、バールやハンマーを当てて折角作った基礎を欠けさせ、腰痛と筋肉痛もバッチリいただきましたが最終的には概ねイメージ通りに出来た事嬉しく思っています。
ちなみに、今回大変でも1点だけ守った事があります。
それは
致命的な怪我を絶対しない
「生傷・小さな切り傷・指を挟む」などはよくありますが「指を切り落とす」とか(書いてても怖いです)まったく合わないリスクです。
そんな目に遭うくらいならDIYなんて絶対しないです。
なので致命的な怪我は絶対してはいけないと思っています。
例えばこれ
ディスクグラインダー(通称ベビーサンダー)にノコ刃を付けた状態です。
もう、見るからに怖い怖い当方の怖い工具のナンバーワンかもしれません。
こんな攻撃力の高いアイテムはなるべく使いたくないです。
もし今回この工具を使い型枠を切断すれば容易に取り外せたかもしれません。
しかし経験浅い素人の型枠工事で狭い手元、そもそも取れない状況に陥っているのは未認識の問題が潜んでいるからからですし、気持ちも焦っています。
そんな状況でこのような危険な工具を使うなんて指を切り落とします!!と言っているようなものだと思い「絶対使わない、使うくらいなら型枠全部壊す・基礎も欠けてもいい」でした。
注意1秒・怪我一生
致命的危険のある行為は極力しないように、時間がかかっても代用できる方法があればなるべくそちらを選択する。
臆病者と笑われるかもしれませんが、全然笑われていいです。チキンでいいです。
今後もこれは守って作業していきたいと思います。
もし、仕方なくやらなければならないときは準備し極力気を付けて行う、疲れている時に無理しない「注意1秒・怪我一生」です。
ご安全に!!