昭和感漂う狭小風呂をユニットバスに27 ~耐力壁を造る5~ 新たな柱を立てる #中編

梁を入れてから柱を立てたビフォー・アフター 構造体

建築から50年経った昭和の狭小風呂はイヤだということでユニットバスを別の場所に用意します。
そのため壁の無い所へ壁を造る事になりました。
ユニットバスは設備屋さんに入れてもらいますが周辺の整備はDIYでやります。
古い家ですので耐震強度が低く少しでも改善できればということで壁は耐力壁を立てるべく新しく基礎を打ち、土台を設置、梁を追加して現在は柱を立てていっています。
設置の過程で後回しにしていた土台を設置してから続けて柱を立てていきたいと思います。
DIYといっても雑な工事はしたくありません出来る限り良い工事を心掛けます。

後回しにしていた土台について

既に長手の土台にメスの仕口を掘り設置、対応するオスも掘って用意してあります。
後はもう片方の既存土台に仕口を掘り設置するだけになっています。

入れる場所

ここに入れます。

挿入する土台位置の平面図

現在柱を半分入れて土台のはめ込み待ちです。

半分だけ挿入した柱

先に入れる事は出来なかったのか

正攻法で考えると先に入れるのは悪手だと思います。

先に入れる方法を色々と模索したのですが採用には至りませんでした。
そのひとつが「仕口を逆に掘って入れる」です。
これだと先に入れる事が出来ました。

仕口を逆に掘って入れるイラスト

こんなイメージ。

逆にした大入れ蟻掛けの写真を

でも断念しました。
理由は

  • 短い方の下に基礎が無いのに土台を仕口のみで支える構造になり不適切
    折れるでしょ?!
  • 既存土台側は荒れていて横から差し込むような仕口の確保が難しい
    水平は夢のまた夢
  • 面倒くさい、やった事ない、失敗しそう
    そう、実はあまり仕口に興味がない
仕口対象位置

という事で後回しは仕方なかったかと。

後回しにしていた土台の施工方法

では後回しだった土台を入れるのですが、繋げるため既存土台を掘って仕口を作らないといけません。

入らなくね?

仕口だけ掘っても入れる事ができないのです。
なので上に空間を作ってやる必要がありまして。

切り欠く位置を写真にマーク

こんなトコ切って大丈夫?

いや、ホント怖かったんですよ。
柱の位置が家の中心辺りですし、万が一中身が弱くなっていて折れたり建物が傾いたらどうしよう・・・って
素人がこんなリスキーな事していいのだろうか?・・・って

なので隣に柱を立てるまで待ったんですよ。
これで最悪既存の柱が折れても建物に影響はないと思います。

切り欠いて何かあっても大丈夫なように半分入れた柱

いやいや気にしすぎ!!

気にしすぎかもしれません。
でも、そのくらい慎重にやらないといけない事だと思います。
建築士の方によると柱の切り欠いても残り45%あれば建物に影響は無いとか・・・
しかし経験の浅い当方がその情報を鵜呑みしてやるのもどうかと思いますし、その建築士さんが責任を持ってくれる訳ではないですし。
あと切り欠く方向に柱が傾いている事も懸念材料でした。
大げさに書くと以下のような感じです。

柱は元々硬い無ている 怖い怖い 最悪の事態を想定

怖いよぉ~

後回しにしていた土台の切り欠き開始

土台より倍の高さを切り欠いて大入れっぽい仕口ではめ込み同寸法の補強材を上積みする計画です。

この柱は手前と左に傾いているので最上部の切り欠く角度に注意します。
矢印の箇所は3次元的に水平に切らないとがっちりハマらなくなりますので垂直に立てた胴縁で挟んでマルノコガイドにしました。

切り欠く位置を垂直にするため胴縁をガイドに

最上部だけマルノコで水平に切り込みを入れ、後は怖いので手ノコで切っていきました。

水平に丸ノコを入れた後

切り刻んだ柱をハンマーで割るとこんな感じになりました。
手ノコだと綺麗にいきませんね。

切り欠き中

なんとか格闘の末、無事切り欠きと大入れメスの仕口が完成しました。
大入れメスは既存土台へのダメージ最小限を重視しました。
これに合わせてオス側を掘っていきます。

切り欠き完了

後回しにしていた土台を取り付け

仕口掘れました。

下に大入れオス

いよいよ合体です。

土台(大引きっていう?)取付OK

水平確認です。
ばっちりレベル通りの水平が出ています。
ハンマーで上から叩きまくって検査しましたが一切下がりませんでした。
これで大丈夫ではないかと。

レーザーと水平器で水平確認

柱も収めて一旦完了です。
後から土台をもう一本上にハメ込みます。

土台1本目OK横から写真

最後の柱を入れる

ようやく3本目最後の柱を入れるところまで来ました。

3本目の柱を入れるイラスト

柱の寸法に注意

両端の柱を入れたので今度は真ん中ですが単に測って入れるだけを考えていたらヤバい気がします。
両端の柱はがっちり効いていますが特に右にある外壁側の柱を浮かせないように注意が必要なのではないかと思います。
失敗すると外壁側の柱が浮いて建物の荷重がかからなくなります。

中間の柱の寸法が大きすぎると両側の柱と梁が離れてしまう危険をイラストで説明

そこで考えました

上から梁を2mm程押す!!

大げさに書くとこんな感じです。

梁上の材料を大き目にして下に押すというイラスト

梁は材料の特性上へ僅かに反っています。
上の短い柱を2mm程大きく切って上から梁を押えるようにすればいいのではないかと考えました。
まとめると

  1. 長い方の柱は空間と完全に同寸法で切り出して設置
  2. 短い方の柱は2mm程大きく切り出し叩き込む
  3. 僅かに反っていた梁が上からの重さに押されて1mm程沈んで効く

結果

上手くいきました。
がっちり効いています。
嬉しいです。

梁上の材料を大き目にして下に押す作戦成功

検査

他の柱に影響がないか検査します。
検査方法は「手でガンガン叩く」です。

外壁側柱です。
隣の柱の影響を受けずがっちり効いています。

柱が効いているか検査

最も梁せいのある既存梁下です。
この梁を下から突き上げて基準にして梁を渡しました。
こっちもがっちり効いています。

柱が効いているか検査

梁を固定

室内側の梁を羽子板ボルトで固定します。
他も留め付けたいところですが金物をまだ購入していませんので後日です。

梁と梁を羽子板ボルトで固定
梁と梁を羽子板ボルトで固定

梁の水平チェック

柱を入れた事で梁の水平が狂ってないか確認します。

金物取付後のレーザーを使用した水平チェック1

部屋側:OK

金物取付後のレーザーを使用した水平チェック2

外壁側:OK

梁の転びチェック

水平器

終端(部屋側):OK

水平器

中間:OK

水平器

終端(外壁側):OK

殆ど転んでいません、よかった。

次回梁と柱をしっかり留め付けます。

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