弱った木製束を取り替える2 ~捨てコンを打つ~

木製束からコンクリー基礎へ替わるイメージイラスト 基礎・コンクリート

広範囲を1本の木製束で支えている場所がありました。
ブロックの切れ端の上に立てられ50年間家を支えてくれましたが痛みが激しくいつ朽ちてもおかしくないように見えます。
今回のDIYリフォームが終わればもう開けることはないと思います。
それならば建物の強度が向上する施工をしたいと思い木製束を布基礎に置換することにしました。

対象場所です。

木製束の場所を平面図面でフォーカス

ラフを書く

本格的?な基礎打ち継ぎは人生で2度目です。
一旦ラフ図面に落としてイメージを固めます。
汚いラフですがご容赦ください。
コンクリートの量は1度目より少ないですが打つ場所が狭くやりにくそうです。

手書きの基礎設計図面

掘削サイズです。

手書きの掘削図面

こんな形

造るのはこんなT字の布基礎です。

新規作成の基礎3Dイラスト

ユニットバスへの配管が通ります。

新規作成の基礎+配管を足した3Dイラスト

土を埋め戻すとこのくらいになります。

新規作成の基礎+配管と土を足した3Dイラスト

打設済みの土間にはコンクリートを流すことができませんのでこんな形になります。

新規作成の基礎+配管と土と土台を足した3Dイラスト

掘削

鋼製束の有効範囲を考慮した深さまで掘削します。
土台(大引)から600mmの深さまで掘削、100mm厚の採石、50mm厚のコンクリート、450mmを鋼製束で支えます。

捨てコンを打設できれば鋼製束で支えることができます。

掘削寸法入りの断面イラスト

上から見た掘削する範囲です。

掘削範囲の平面図面イラスト

先ずコンクリートを打つ箇所です。

掘削後捨てコンを打つ範囲の平面図面イラスト

狭くてショベルが使いくいのでスコップでチマチマ堀ります。
それでも掘ってれば必ず終わるので気楽です。

捨てコンを打つ箇所の掘削中

掘れました。

捨てコンを打つ箇所の掘削完了

GLまでおよそ300mmの深さ確保。

掘削した捨てコンを打つ箇所のGLまでの高さ

何か出てきた

軍手が出てきました。リフォームが及んでいない場所から出てきたので昭和40年代の軍手だと思われます。
未だ土に還ってないとは・・・

土から古の軍手出土
出土した軍手

捨て?ベース?コン打設

これは捨てコンなのかベースコンなのかよくわかりませんが
鋼製束を立てる場所を造ります。

砕石を入れて狭いのでセットハンマーで叩きまっくって転圧しました。

砕石を敷く

コンクリートを流し込みました。

捨てコンを打設

幅800mmくらいです。
狭い、狭いです・・・
もっと前段階でできればよかったですが・・・

捨てコン範囲を点線で解説

一旦終了

養生して一旦帰ります。

捨てコン養生

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