築50年の一戸建て今や古民家?!とか呼ばれる世代の建物になったようで時代の流れを感じます。
ちょっと前まで普通に住んでたんですけど?、コレ普通だったんですけど?
そういう私もマンション住まいでオートロック付き、当たり前に断熱・床暖房・宅配ボックスとかの設備を享受しているのでこんな水準の家に住んだ事無い人にはさぞ住みにくい家に感じるのかもしれません。
いやいや、人間がこんな家に豪華な家に住み出したのはここ2、30年でごく最近だからね?1世紀前はもっと古いし、2千年程前まで洞窟とかだったからね?見た事はないけど。
さて、2階のリフォームは床からやっております。
廊下・隣の4畳半部屋と床をやってきて、今回の6畳部屋の床が最後になります。
2階の床 高低差約10cm!!
隣の4畳半部屋の隅が最も高く、対角線上にある6畳部屋の隅が最も低く高低差はmおよそ10cm(100mm)
既に1階の傾き具合を知っているので傾きは覚悟していましたが、こんなに違うとは思っていませんでした。
床の傾きを修正
この傾きを修正すべく既存下地を補強しつつ一部荒板切断、根太掛けを架けました。
根太掛けの材料は桧、寸法は30mmx105mmの2枚貼りを採用。
両端の根太掛に45角(4m長)の材料を乗せて既存床とどのくらい差が出ている(上がってしまうのか)見てみます。
ここは6畳間の入り口付近です。
元はこの荒床の上に55mm厚くらいの畳が敷いてありましたがイメージではその畳の上に根太が乗るくらいの空きがあります。
床の下地構造を検討す
さて、材料をあまり買ってないので要所に配置して仕上がりをイメージしてみます。
机上では理解しているつもりでしたが実際に根太を置いてみると凄い上がります。
最も落ちている(低い)辺りは根太を45mm x 90mm だったり 45mm x 60mm だったりで架けるでもよさそうなくらいです。
1階床と2階床の違い
1階の床は910mmピッチで大引きその上に303mmピッチで根太というおそらく床下地では定石である施工方法で造りました。
でも、2階ではいささか勝手が違います。
- 地面から遠い
- 下から支えにくい、例えば910mmピッチで束(またはそれに代わる物)がない
こんな感じでしょうか。
2階は危険だよね
当然ながら1階で下地が接合不足で踏み抜いても普通無傷、悪くて捻挫くらいでしょう。
でも高さ3mから人が落下すると普通骨折、悪くて死亡とか?想像しただけで危険過ぎますね。
1階より強固な下地が必要では?
2階では1800ピッチで高さ60mm以上の材料を根太とする事が多いようです。
地上から短いピッチで支える事が出来ない分下地は1階より強度が高い構造になるのは当然ですね。
安全第一です。
根太の根太が有効
廃材ですが既に既存根太に抱かせて補強済みです。
この補強済み根太の上へ更に根太を設置、一体化させて水平を確保。
水平確保した面へ新しい根太を置くというのが良さそうだと思いました。
イメージを付け足すとこんな感じです。
455mmピッチで配置された補強済既存根太の上から更に根太を上に添え強化、これに直交させる形で新規根太を組みます。
これにより、既存根太の強度を大幅向上させつつ更に、直交させる根太は303mmピッチで配置、水平に対する大幅な強度アップが期待できるのではと考えます。
根太掛け増やしちゃう
45mm角の材料を使用する予定ですが高さ45mm以下になる場所も多々あります。
高さを合わせるためこれを切って対応するのかそれとも一部はパッキン(スペーサー)で対応するのかでしたが。
荒床の上からパッキン使ったり束で支えたりして水平取れる?
いや、頑張ったら取れるかもしれないけどちょっと大変ではないかな?
あと、パッキン高すぎてコケない?
これは根太の根太の根太掛け(ややこしいな)を付ければいいのでは?
勝手に言葉を作ると「下層根太掛け」という感じでしょうか?
両端に基準があれば分厚いパッキンにもならない挟み易い、割れにくい(はず)。
下層根太掛け架ける
荒床切っちゃえ!!
既に補強した根太が見えました。
この上に1層目の根太掛けを架けていきます。
部屋の中間辺りの荒床も切っちゃいます。
ここは荷重がかなり分散するのでヒノキではなくていいでしょう高いし・・・
と、いう訳でホワイトウッドです。
ちなみに結局、既存根太全部補強しちゃいました。
反対側の端も開けて
下層根太掛け完了
一旦終了です。