【ダイニングキッチン】床を造る#3 はじめての排水管と新規上水道管工事

水道管の移動・設置のビフォー・アフター 水道工事

ダイニングキッチンの床を張り替えようとしたら基礎が数か所割れていて基礎補強を打って土台も設置して根太・断熱材とDIYで施工してきました。
今回はダイニングキッチン工事のため閉鎖していたキッチンの排水管復活と既存上水道の位置変更および蛇口設置です。

まさか排水管の工事まで自分でする事になるとは思いませんでした。
上水道管のパイパス工事等は仕方なく何度か経験しましたが排水管は初めてです。
聞くところによると上水道管より排水管の方が簡単だとか。
本当かな?

キッチンの収まりを測る

搬入ができず実寸が採れないですが一応入れる予定のキッチンがあります。
この上水管と排水管の位置を測って反映させます。

これは壁材の厚みを合板の端材でシュミレートしています。
これが絶対ではないですが一応目安として

配水管の穴あけ

位置が出たので墨を付けました。

丁度サイズに合うホールソーがありました。

綺麗に穴が空きました。

配水管を仮組みしてみる

合板に排水管を通す穴が空いたので一度排水管を仮組みしてみます。
この土管に50mmのVU管を通します。

ゴールの排水升はこれ。
外にあります。

排水升までおよそ0.5m(500mm)

これが排水升まで通す50mmVU管です。
テストで挿されまくって傷だらけになっていますがれっきとした新品です。

通り道が真っすぐではないのでエルボなるものを取り付けて方向を少し変えます。

付きました。

合板を被せてみます。

位置はいいようです。

モルタルが邪魔で排水升まで届かない

仮組みでは概ね良好でしたが、排水管は排水升まで数センチを残してつっかえてました。
もう記憶にないんですが新しく入れる管の径より以前の径が小さかったのかも知れません。

このままでは上手くモルタルを詰めないと排水升の手前で水がダダ漏れするのでは?と考え、径を小さくするか何らかの方法でモルタルを除去して排水升まで塩ビ管を延長させないといけないと考えました。

以前の排水管

ちなみに捨ててしまって無いので径が幾らなのか分からないままですが、これが前に通っていた排水管です。
熱で炙って曲げてありました。
汚ねぇ・・・
この排水管、リビング解体途中の写真ですがメチャクチャ脆くって手で持ったとき簡単に割れました。

そしてこれが排水管全容
一番炙られている場所が折れています。

経年もあるでしょうけど炙ると脆くなるの事が分かりました。
ていうか酷い工事じゃない?

土管に付いているモルタルを取り除く

排水升の中は狭く電動工具も入りずらくって大変でしたが苦労の末開通!!

コイツが邪魔をしていたモルタルです。
除去した具体的な方法は

  • 出口を少し削って食いついている面を減らす
  • 室内側からVU管越しに叩く

で、取れました。

排水テストOK

既存の上水道管を変える

この蛇口水漏れもして来ていて設置予定のキッチンとも位置が違うので位置変更と蛇口変更を行います。

水道はこの洗面台を暫定的に設置します。

これが新しい水道管です。

切断面のバリをヤスリで除去しておきます。

上水道管を切断

止水栓を閉めて設置予定キッチンの水道位置に合わせて切断します。

専用接着剤と白いテープ的なもので水道管を接続

余っていたバンド?これは確か電気用だったと思いますがこれで管を固定、ひとまずこれでOKではないでしょうか?

断熱材にも穴を空けて

無事完了しました。

排水管の穴も断熱材に空ける

合板の穴に合わせて断熱材にも排水管の穴を空けます。

ダイヤモンドホールソーが最適でした。

ばっちりでした。

合板戻す。

勾配チェック

逆勾配という世にも恐ろしい現象を耳にしました。
この配管を使用して今まで問題なかったのであり得ない事ですが一度測ってみます。
管径50mmなので「1/50」つまり 50cmで1cmの勾配が必要ということなようです。

管径 65mm 以下を 1/50、75mm・100mm を 1/100 を標準とします。

https://www.city.ichinomiya.aichi.jp/res/projects/default_project/_page/001/049/087/R3-haisuisisinn-05-3shou.pdf

正しい勾配を再現

勾配専用の水平器が有るようですが持っていませんので600mmの水平器で代用します。
まず、水平な床で50cm(500mm)の長さで1cm(10mm)の勾配を再現してみます。

勾配を比較

実際に排水管を突っ込んで水平器を置いてみます。
ほぼ同じ目盛を示しました。
実際には配管に遊びがあるのでもう少し勾配を付けられますのでOKと判断しました。

レーザーでも測ってみた(意味なし)

ちなみにレーザーならもっと精度よく計測できるかと思って飛ばしてみましたが勾配が有る事は確認できましたがどのくらい有るのかよく分かりませんでした。

うーん勾配が有るのは分かったけどこの方法はイマイチでした。

排水管を完全に取り付ける

いよいよ接着剤で繋ぎます、もう戻れません。
セットした位置で接着しないといけないのでマジックで印をつけて接着です。
サイドにハンドルを付けて支えて

中でも吊ってます。

排水升から10mm程出してモルタル周囲にモルタルを押し込めました。

今まで大丈夫だったとはいえ隙間がありましたので予め土管の周囲をモルタルで固めておきました。
硬化して隙間は概ね塞がりましたが数ミリの穴かもしれない欠損ができました。
多分大丈夫だと思うんですが・・・

排水管を排水升から5mm出す予定だったのですが10mm出したので5mm程傾いてしまいました。
残念ですが仕方ありません。
でも排水には影響ないと思います。

5mmにすればよかった・・・

排水テスト

本当にちゃんと排水されるか水を流し込んでテストします。

排水升の周囲を確認しましたが何処にも漏れはなく今のところ正常です。

排水管は取りあえずOK

テープ

水道管は気温が下がると凍結したりしますよね。
これを防ぐには地中に埋めるか断熱材を巻くのが効果的なようです。
ホームセンターの店員さんに聞いたところ水道管に巻くテープは全面粘着剤が付いているものは好まれなくって、始めと終わりだけ両面テープを付けるのが一般的だと教えてくれました。
そして購入してきた水道管のテープ、端部に車用で買った3Mの強力両面テープを付けました。

断熱材付き保護材をテープで巻いて仕上げました。

全体はこんな感じです。

逆側にある地中を伝っている水道管にも断熱材とテープを巻きました。

合板でフタをしてOK

いよいよ水場開通

ようやく漏れのない蛇口と排水管を使えます。

洗面台持ってきました。

水道管接続OK!!

出す!!

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

水がダダ漏れ

ダメでした。
水道の仕組みを理解していませんでした。

このように水の出る管とお湯の出る管があり、水の出る管のみを接続してお湯の出る管はそのまま放置しました。
この状態で水道をひねったらお湯の出る管から水がダダ漏れしました。
繋いでいない方には逆止弁的なものがあると勝手に思い込んでいました。
そんなものは無い。
もう少し疑問を持とう。

再びホームセンターで栓を買って来て取り付けて

無事水道が使えるようになりました。

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