ダイニングキッチン20 土台設置2

既存大引き撤去から新規土台設置のビフォー・アフター ダイニングキッチン


築50年の我が家をDIYリフォーム中です。
ダイニングキッチンの床を貼ろうとして古い床を剥がしたら基礎が割れていたので基礎補強をして現在は既存土台に新しい土台を添えて補強している最中です。

ダイニングキッチンと廊下の土台

以前ダイニングキッチンの土台を1本初めて作りましたがその後、間取り変更してダイニングキッチンの入口付近に基礎が無いというのはやはり心許無いので廊下に面している所にも基礎作って土台を設置しました。

土台設置・補強 廊下編 ~初めて仕口を刻む~
間取り変更に伴い基礎を増設しました。また、1部のブロック基礎を鉄筋コンクリートの基礎へ置換しましたので今から土台を付けていきます。

ここが基礎を作成した廊下側です。

廊下側で作成する土台の位置を表した平面図

土台を設置してこうなりました↓

廊下側で作成した土台の位置を表した平面図

今回の土台設置場所

は、ココです。
前回同様に既存基礎に抱かせる形で補強します。
そしてアンカーボルトで留め横からコーチボルトを打って一体化させます

ダイニングキッチンで設置する補強土台の位置を示す平面図

古い大引きを撤去

既存の大引きを撤去です。

撤去する既存の大引きを画像とマークで示す

ハイ撤去、これは簡単です。
すっきりした!!

既存大引きを撤去したダイニングキッチン

撤去跡

写真で横に走っていた105角大引きを抜いたホゾ跡です。
オスの方は幾分か切断しますが今は念のため土台を付けるまで上へは廃材で、下からブロックで支えています。

そういえば昔ここに柱がありました。

既存土台

上の木材は念ための支えで廃材です。

補強済み基礎と土台・柱

土台の通り道を確保

土台の通り道を作ります。

壁材撤去

壁材を撤去し土台が入るようにします。
剥がすモノは全部剥がさないダメだと身に染みているんですがこうして解体が遅れるのは
私自身が「包括的リフォーム計画を練れていない」というのが原因です。

ダイニングキッチン壁

今あるものをなるべく活かしたいと思っているので本当はわざわざ解体したくないんですが、自分自身が要求する水準や今後のことを考えると解体せざるを得ないという判断に後々なっていくのですがその判断が遅れるのはやはり最後まで詳細なイメージを描けていないからではないかと思っています。

要するに「面倒だ!!なるべく壊さず進めたい」とか「勿体ない!!このまま使えるんじゃないか?」とか「解体してガラが出るの面倒くさい!!」とかです。
でも結局「最初から壊した方がよかった」ってよくなります。

柱切り欠き

アンカーボルトがあるので土台は上からハメる事になります。横からはハメれません。
上からハメるときこの柱1本が邪魔してハメることができませんので遺憾ながら柱を切り欠きます。

切り欠く柱の位置を示す平面図面

柱と共に別件で大工さんに取り付けられた梁を受ける半材も切り欠きます。

土台を入れるため柱の根元を切り欠く

完了。
入れた後で埋め木します。

土台を入れるため柱の根元を切り欠き完了

基礎高はどう?

残念ながら最大5mm規定レベルより低い箇所がありました。
事前チェックで分かってたんですけどね
悲しい・・・

基礎高をレーザーでチェック

既存土台の状態はどう?

こちらの既存土台は結構荒れています。
継手はあるし引っ張られて隙間あいてるし、反ってるし、デコボコだし・・・
この土台に補強土台を添えてボルトで固定します。

引っ張られて隙間出来ている継ぎ手の仕口

モアイがいた。

通りはどう?

薄い材料を置いて面を事前に確認してみました。
面は当然のように全然出ていません。

既存土台側面の材料としての通りを見てみる

面はどう?

継ぎ手は引っ張られて隙間空いてるし土台同士の面は揃ってないし、丸いところあるし、真っすぐじゃないし全然ダメダメです。

側面デコボコな土台

あからさまに出っ張っている所はレーザーの先を基準点に当てレーザーが当たっている箇所をコツコツと削っておきました。

既存土台と補強基礎

土台加工

採寸して切断

105mm角ヒノキ材

ボルト位置に墨。
穴あけは専用のドリルが無い場合底面からするはずなので
墨は天地逆ですよ間違えないように!!

土台にアンカーボルト墨

下穴をガイドでなるべく垂直に空けます。

土台にドリルガイドでアンカーボルトの穴あけ

12mmのアンカーボルト穴を14mm径のドリルで空けました。

土台にアンカーボルト用の穴あけ

一旦入れてみます。

補強土台を基礎に置く

当る箇所があり入らなかったので削ります。

既存土台と補強基礎

何度か繰り返して・・・
スゲー切り削り屑出ます。

既存土台をカンナで削る

横面は悪くは無さそうです。

補強土台を基礎に置く

やっとハマりました。

補強土台を基礎に設置

土台は反っていた

こんなに削るとは思っても見ませんでした。
削っていて気付いたんですがオーバーに書くと、こうなってました。

既存土台の反りと新規土台の関係イラスト

既存土台は内側に反っていて反りの頂点を削る事でなんとか設置面積を増やせたようです。

新規土台も反りを同じ方向で付けようとしているので
入れ方として間違っていない事の証明?にもなったのかと思います。
既存土台は新規土台より反りが強かったので削る事になったようです。

補強土台設置における反り方向

既に収まっている木材の横面を平滑にするなどそもそも無理があると悟り
これ以上やってもどんどん寄せていかないといけなくなるのでこれにて終了しました。

アンカー穴が広がり過ぎてもうやめよう

あとは、横から打つコーチボルトに賭ける!!

隙間チェック

既存土台と新規土台の隙間は最終的に以下のようになりました。

写真上部:約1mm以下

既存土台と添える新規土台の隙間1

写真中ほど:約1~2mm弱

既存土台と添える新規土台の隙間2

写真の下部:2~3mm

既存土台と添える新規土台の隙間3

写真の下部:3~5mm

既存土台と添える新規土台の隙間4

水平チェック

今は悪くないです。
今は・・・

土台に水平器

留め付けは繋ぐ方の土台が未だできていないのでできません。

ダイニングキッチン

今回はこれにて終了

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