築50年一戸建てリフォーム中です。
耐力壁を作ろうと思い立ち事前調査しつつ色々考えて以下のようにしようと決めました。
先ずは周囲を整えていきます。
柱を切り欠く
まず、このクエストの始まりとなる門番の柱達に場所を空けてもらいます。
既存桁下に補強材を入れるため点線の部分を切り欠いて受け材を入れていきます。
切り欠く位置にマスキングテープを貼って
狭いので引き回しでセコセコ切っていきます。
もう片方も
ノミで削って完了
こちらもノミで削って・・・
削って・・・削り過ぎました。
何という事でしょう・・・筋交いを受けている箇所も切ってしまいました。
切った当初はそれほど気に病んでいませんでしたが後でジワジワ気になってきます。
敵をご紹介
ここでリフォームに立ちはだかる四天王を紹介します。
- 桁の継ぎ目の段差
- 筋交い
- 外壁下地
- 小舞竹
いざ、討伐!
105角ヒノキ材を採寸してカット、桁の継ぎ目の段差・筋交い・外壁下地の部分を切り欠いていきます。
桁継目の段差
筋交い部分
外壁下地(既存間柱)部分
加工完了!!
一旦収まり確認
入りました。
受け梁継目の段差無事越えました。
大丈夫そうです。
小舞竹の場所を墨付けておきます。
残りの敵
残りは小舞竹です。
受け材の収まり寸法から10mm程プラスさせて竹をカットします。
桁とコーチボルトで留めて一体化を図るため穴を空けます。
小舞竹の穴を空けて出来上がり。
何かかっこいい!!
がっちり入りました。
討伐完了!!
コーチボルトは後で入れます。
やっちまった既存筋交い
柱を切り欠きすぎてしまい既存筋交いに影響を及ぼしてしまった件が今頃気になってきました。
受け材加工の時も頭をよぎったのですが無視して加工してしまいました。
こうするか
切るときにこう残すべきだった・・・
古(いにしえ)の筋交い構造をご紹介
この筋交いは今の工法とは違い「くの字」に入っています。
あった方がいいのはいいでしょうがネットや知人情報ではあまり強度のない入れ方として認知されているようで、今はこのような入れ方をしないという事です。
我が家の建築当初からある筋交いは殆どコレです。
気持ち的にはこの筋交いにあまり執着がなく他でも業者の施工で沢山切られているのを何度も目にしていますがやっちまった感があります。
脳内でこんな感じで会話が繰り広げられ・・・
お前のリフォームのコンセプトは「現状を活かす」じゃねーのか?
これじゃ活かせてねーだろ?
筋交いは効いてないじゃろうな・・・
出来る限りの事をやったのよ
ミスは仕方ないわ、これからの事を考えましょう
何かできる事はないかしら・・・
ビアンカに決まってるだろ!!!
そこで
ヒノキの端材を挟んでビス留めしました。
後で受け材とビス留めもしておきます。
これで勘弁してもらえないだろうか・・・
続きます。