風呂場跡を再生 床下編1 ~掘削~ 現れた謎の配水管

謎の土管出土 その他

築50年の我が家をDIYリフォーム中です。
ここには昭和感漂う狭小風呂がありユニットバスに変えようにも狭すぎて不可能だったので浴室は引っ越す事になりました。

この風呂場跡はキッチンパントリーとランドリールームになる予定です。
面積は狭いのに周囲の壁や天井が決まらないと素人には中々手が付けにくい箇所で工事自体が小規模になるので何かのついでにやるという機会が多いです。

水場であったため周辺の躯体に痛みもあり風呂釜を付けるために外壁は切り裂かれているし基礎も切れていて出来るだけまともな躯体に再生させていきたいと思います。

風呂場跡の場所

位置はここです。

施工場所の位置を示す平面図面

ここが実際のターゲットとなる元風呂場の状況です。
解体を済ませ設備屋さんが新しい配管をしてくれています。

風呂場跡

すぐ隣には新しく基礎を打った廊下があります。
この収まりが決まるまで着手できませんでした。

基礎を打って土台を付けた廊下とダイニングキッチンの間

此処には点検口が要る

キッチンパントリーは広く取りたかったんですが隣のランドリールームに当初より面積を多く確保する必要が出てきましたので縮小を余儀なくされそうです。
この場所には点検口がやや必須でこれが無いと玄関付近の点検口から這いずり回ってLDKの床下へアクセスしなければならなくなり非常に不便になってしまいます。

床下点検口の位置を平面図面で説明

キッチンパントリーは600x450mmの点検口を取り付けられる面積以上は確保したいと思います。
でないとランドリールームに付けることになってしまい頻繁に踏んづけられる事になるでしょう。
それは避けたい。

今回の風呂場跡に付ける床下点検口の位置

点検口を頻繁に踏んづけられたくない理由

痛みが早いからです。
以前の点検口はダイニングの導線真っただ中にあり踏みに踏まれて早々に痛みが出ていました。

リフォーム以前にあった床下点検口
リフォーム前の床下点検口

今となってはもうボロボロで二度と導線内の点検口はご免だという事で導線外にここに設置を決めています。

リフォーム以前にあったボロボロになった床下点検口
踏まれすぎてボロボロになったLDKの導線内にある床下点検口

最近の点検口は丈夫かも知れませんが劇的に丈夫ではないでしょう。
そもそも開口しているんだから弱くて当たり前、開口部を踏んづければ傷んでいくのは時間の問題だと思いますので踏まれる事があまり無さそうな場所に付けたいです。
あと、キッチンパントリーの上には分電盤も付ける予定です。

掘削

では、砕石100mmの土間厚100mmの予定で掘削していきます。

周辺物撤去

殆ど撤去しましたが一部薄い土間コンが残っていますので角のブロックは残して切断、撤去します。

土間とブロックを切断・撤去

土間を撤去すると何故かタイルの欠片がわんさかでてきました。

出土するガラ

何でだよ?建つ前にガラがあるって何でだよ?
ここはゴミ捨て場か?
建つ前ここに家は無かったはずだぞ?

出土しまくったガラを土嚢袋に入れる

こういうのホントよくあるんで毎回辟易します。

謎の土管出土

掘削していくと何か出てきました。

掘削中出てきた土管

謎の排水用と思われる土管が出てきました。
どういうこと?
使える配管なら残しておきたい。

調べてみる

先ずは中を覗く
泥が詰まっています。

土管の内部1
土管の土を掻き出す

気になるので土をかき出してみると途中で何かに当たって進めなくなりました。
どうやら外へ通じていないようです。

土管の内部2
外の排水升を確認

そんなものはない
うーん・・・浴室用の排水管が延びているだけで他には見当たらない。

外の排水升
土管の位置関係を確認

作業前に撮った写真で位置を確認してみます。
ここは旧浴室跡で生きている排水管は浴槽のお湯を排水するためのものでした。
今は土管にVU管を差し込んで新しい浴室へ続いています。

推測した排水管の位置
距離と方向から推測した土管役割

土管の埋まっている方向から考えると風呂の排水管と同じく外の排水枡に向かって埋設されていると推測されます。

距離と方向から推測した土管役割

だが排水升と一致しない

でも、やはり何もない

排水升
過去に遡る

何かあったのかも知れないと解体当初の写真で確認してみます。

やはり何もありません
風呂で使われていた配水管ではなさそうです。
????
この風呂場は建築当初からあり謎の配管は浴槽のあった場所の真下に位置しています。
しかも土間コン下の土管なので建築後埋設されたとは到底思えません。
建築時に埋設されたものと考えるのが妥当でしょう。

風呂場解体当初の写真
別の何かに繋がっていた説

この配管が生きていたと仮定するなら別の何かに繋がっていたのでしょうか?
そういえば建築当社浴室の横は勝手口で洗濯機が置かれていました。
ということは近くに排水管があったはずです。
でも、室内にどこにも繋がっていた跡が無いってどういうこと?

建築当時の図面で何らかの答えを探す

かなりどうでもいい件ですが気になって仕方ありません。
謎は深まるばかりです。

昔の排水升に繋がっていた説

もし、何らかの役目があった排水管なら実はトイレの水洗化前は排水升がもっと深かったとか?
ちょとそれは見た事がなくって分かりません。

配管の高さと勾配

排水升にモルタル跡があります。
これでは?

排水升
いや低すぎる、高さが合わない

生きている排水管と謎の排水管では高低差100mmはあります。
これじゃぁ逆勾配だ

生きている排水管と謎の土管との高低差

まとめてみる

謎の配水管が昔生きていたならおかしい点は2つ

  • 壊せない場所にあるのに継ぎ手がなく室内の何処にも繋がっていない
  • 浴室の排水管と同様な高さに別の排水管は外の排水枡には繋がっていない

あー面倒くせぇ!!

長々と考えてもう面倒くさくなってきたのでこの配水管が使えるのか、使えないのか使えるなら残すのか、残さないのか高圧洗浄機をぶっ放してみます。

おりゃー!!

謎の土管へ高圧洗浄機

ダラァ~~~~~~~~ッ

謎の土管から水が逆流

何処にも漏れず水が逆流してきました。

結論

施工ミス。
配管の位置を間違えて埋設、再び正しい位置に埋設した。
という事だと判断しました。

要らない、埋めます。
排水升に水は届かず、何処にも漏れず、やはり使われていない配水管なようです。
水が逆流してきたのは配管が通っていないからなのか勾配がおかしいからなのか持っている水平器は管内に入らないしよくわかりませんでした。
レーザーでレベルを確認しようとも考えましたが外に届かないので諦めました。

どうでもいい調査に明け暮れてしまいました。

掘削終了

で、無事掘削終了しました。

旧風呂場跡、掘削完了

次回、土間打設します。

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