【浴室】弱った木製束をコンクリート基礎にする#6 コンクリート打設 酷い仕上がり

木製束を新規コンクリート基礎に替えたビフォー・アフター コンクリート打設

家の中程に広範囲を1本の木製束で支えている場所がありました。
木製束自体もボロボロでコンクリート基礎へ替える事にしました。
といっても、こんな作業自体初めてで前回までに1本の木製束を4本の鋼製と置き換え鉄筋を組み型枠を組んでみました。
今回はコンクリート打設から完成までです。

土台を補強したいので独自のプランでやってみた

前回でも書きましたが基礎がない位置の既存土台下に基礎を作るので流し込むための場所を取る必要があり、この天端に折角なのでもう一本土台を敷いて土台補強にしたいと思います。

謎の物体登場

これが補強土台の装備です。
アンカーボルトも一緒に埋めたいと思います。
土台本体と基礎パッキン・木材を一緒に仮留めして木材を土台の天端に引っ掛けつつコンクリートを押えます。
養生テープで保護しているのはコンクリート硬化後基礎パッキンを入れたいからです。
打設時テープの保護面を基礎の天端と密着させ、硬化後一度外して天地逆さにして間に基礎パッキンを挟みます。

接合方法はイモ付け+金折金物で今考えると弱い事この上ないですが基礎とアンカーで繋ぐので不動のつっかえ棒としては役に立つと思います。

打設前準備

ぼっち作業なので段取りをしっかりします。

コンクリートの材料は分量ごと小分けに

タイムロスと配合ムラを無くすためコンクリートの材料(セメント・砂・砕石)を手練り1回分づつ小分けにしました。

コンクリートの流し込み口にシューター作る

コンクリートの流し込み口が狭いのでシューターを作って滑らせて打設しようと思います。

この塗装合板の坂を下ってコンクリートが充填されていく塩梅です。

道具準備

道具を準備します。

  • 撹拌機
  • バケツ
  • コンクリートバイブレーター
  • 名前が不明なコンクリートを混ぜるヤツ(友人が貸してくれた)

コンクリート打設開始

では、打設開始です。
型枠を途中で足したりちょっと変則的な事をしないといけません。

コンクリートボンド塗布

コンクリート2液打ち継ぎボンドを調合

手が入る場所に出来るだけ塗っていきます。

コンクリートを練る

砂+セメントを空練り、水を加えて撹拌、砕石入れて再び撹拌。
予め練り易い分量に小分けしましたのでスムーズに行きました。

コンクリートを流し込む

バケツごと持って型枠へコンクリートを流し込んで

バイブレーターで落としていきます。

既に床がある床下です。
コンクリート下からはみ出てますが、ちゃんと止まってくれるのかなぁ・・・

打設完了

養生して帰ります。

打設から7日後(脱型)

打設から養生を1週間取って型枠を外します。

フーチング

悪くはないかな。

立ち上がり

期待した出来よりアレだけど、こっちも悪くはないかなぁ・・・

既に上に床がある場所

ここが既に床がある床下です。
体を土まみれにしながら滑り込ませて作業しなければならなかった狭い場所です。
で、型枠を外すと・・・・

失敗!!
ギャァァァァァァァァァァッ失敗したぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・
ヒデェェェェェェェェェェェェェェェェェ

思ったより全然ダメダメでした。
何だろこの微妙な仕上がり感・・・

下面が丸い土台に微妙なフィット感

その逆側。
酷過ぎるジャンカです。鉄筋が見えています。
何じゃこりゃ・・・

全体はこんな感じですが
コンクリートが流しにくかった場所はジャンカが出来ています。

コンクリートを流し易かった場所はジャンカが出来ていませんでした。

ジャンカ補修

こんなのダメに決まっています、できるだけ補修をしていきます。
コンクリートを詰めても強度が担保出来そうな場所を先に補修していきます。

大物ジャンカ

先ず、この酷いジャンカをタガネで落とせるだけ落とします。

打ち継ぎボンド塗布後型枠で押えて出来た補修

補修完了

仕上へエポキシ系のKモルタルで行いました。
色ムラはあるけどちょっとはマシになったかな。

土台下ジャンカ

コンクリートを詰めても持ちそうな体積がある隙間に詰めまくって

こちらも薄かったり狭い場所にはエポキシ系のKモルタルを充填しました。

硬化後はこんな感じになりました。
決して綺麗ではないけど何とか補修は出来たのではないかと思います。

補修完了

床下ジャンカ

ここもコンクリートを詰めても持ちそうな所は打ち継ぎボンドを塗って詰め込んで

ダメそうな狭い・薄い場所には

エポキシ系のKモルタルを充填で対応しました。

ほ・・・補修完了・・

立ち上がりとフーチングの根元に出来た溝

コンクリート打ち継ぎボンドを塗布して

上から20mm程コンクリート流しておきました。

補修完了

謎の土台補強プランは?

コンクリートの押えていた養生テープを貼った土台を一旦外します。
養生が足りなくってコンクリートで汚れて土台が汚いです。

基礎天は気泡がクレーターのようになってますが素人にしては概ね良好、アンカーボルトもしっかり刺さっています。

土台は打設時そんなに汚れないと思ってたんですが結構汚れてしまったので新しいのに交換しました。
アンカーボルトの穴も空けて

途中で角座金から丸座金に変更するのでアンカーボルト用に空けた穴に角材を突っ込んで面でカット、センターを作って

座掘りします。

基礎パッキン付けて

土台を留めます。

補強土台取付完了

水平は悪くないですよ。

既存土台上にスペーサーを添える

新しい補強土台の高さが根太を置く高さになっていますのでこちらの古い土台も高さを合わせます。

上に木材を乗せるのでアンカーボルトを締めてた角座金を丸座金に取り替えます。

根太ボンドを塗布して

スペーサー取付完了

裏を座掘りした高さを調整した木材をスペーサーとして取付ました。これで土台両方の高さが合いました。

おまけ:コンクリート付着で荒れた腕

セメントは強アルカリ性でメチャクチャ肌が荒れます。
素手で触ると手の表面がヌルヌルになります。
これはキッチンハイターに手を入れたと同様に皮膚表面が溶けてる状態です。

手は洗いますが腕に付いてしまっていたのを気が付かず長時間セメントが腕の皮膚に付着したままになってしまっていました。

コンクリートで荒れた腕の経過

お目汚しですが、こんなんになります。
翌日は皮膚がガサガサに荒れてヒリヒリ感あり、3日後に滲んだ血がかさぶたに、6日後にかさぶたが取れ始め荒れた皮膚も再生され出してきましたヒスタミン分泌?痒みあり。

コンクリートで荒れた腕の経過(翌日・3日義6日後)

気を付けようセメントの扱い

セメントは素手で触らずゴム手袋をしましょう、もし素手で触ったらすぐに手を洗いましょう、体に飛散しても当然洗いましょう。
もし、目とかに飛んだら絶対ヤバいんでソッコーで目洗いましょう保護メガネ推奨!!

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