トイレ他 間取り変更3 はじめて柱を抜く 段取り編 〜できる事はやっとかないとね〜

トイレドアの3カットビフォー・アフター遷移 トイレ

トイレのドアは古く階段が絡んでいます、ドアを新しくすると階段と干渉してしまいます。

リフォーム前のトイレ

悩んだ末、階段が干渉しない位置に新しいドアサイズを確保する事にしました。
以前大工さんと柱を抜いた事があります。一人で柱を抜くのは初めてですが教えてもらった内容を活かして一人でやってみたいと思います。

トイレ新規間取り・ドアのイメージイラスト
ダイニングキッチン3 間取り変更 ~プロ直伝~
ダイニングキッチンの間取りに変更を加えたくってプロに連絡したところ来てもらえるという事になり柱を抜く・梁を入れるというプロの技で間取り変更に対応してもらいました。

怖いのでヘルメットを買った

今回は梁など上にくる部材が中心ですので重くて大きいのでもし、落ちてきたらメチャクチャ危険です。
最低でも頭は守らないと・・・と、安全のためヘルメットを買いました。

ヘルメット

問題点を整理

この築年数が古い我が家の梁・柱を補強する上で構造的問題点を整理しておきます。

問題点1:家の傾き

柱傾きうっざ!

先ず何と言ってもコレ建物が2方向に傾いていることです。
これにより既存土台と梁の垂直位置がずれていて新規を垂直に組むと上下でズレが生じます。

計測した所、梁は2スパン(1820mm)でおよそ12mm下がっています。
しょうがないっちゃしょうがないですが出来れば少し上げたいです。

廊下のトイレに関係する柱群の傾きを示した立面図

廊下側からトイレ側へ、奥から手前へ柱が傾いています。
大袈裟に書くとこんな感じです。

廊下のトイレに関係する柱群の傾きを3次元的示した立面図

柱が傾いている方向と同じように梁が曲がっています。
これにより下から新しい梁を抱かせると曲がっていないので綺麗に合わない。

建物の沈下等で曲がった梁を示した平面図

解決方法は?

ズラすしかないという結論になりました。
柱の通りは決まってますし廊下の壁は真っすぐにしたいので基本的には以下の方法になります

  • 既存梁から受け梁をズラす
  • 梁と受け梁を合わせるけど柱はズラす

柱の通りに垂直に立てても材料寸法の違いで更に差が広がりますがこの差異は部屋内で吸収したいと思います。

問題点2:材料の寸法差

何か全部違う・・・

材料の寸法が違います。
昔の構造体を組むテクニックなのかも知れませんが
今の材料とは規格が若干異なり更には綺麗にカットされた現代の材料とは違い至る所で寸法がバラバラです。
新旧で寸法に大きな差が生じる事により収まりや金物取付に影響が出る可能性がありますの。

部材の寸法違い

今の規格違うし精度も違うんですよね〜・・・

解決方法は?

それなりにです。
寸法差が問題になる場合は、寸法を合わせるまたは近似値にする。

問題点3:周辺にあるもの

邪魔モノだらけ
周辺のパーツで制約をかけています。
特に階段が原因で既存の梁に合わせると問題点2と相まって階段と干渉します。
階段がちょっと傾いたり振動で動けば階段の昇降で擦れて音がするかもしれません。

階段

解決方法は?

隙間を空ける!!です。
受け梁と階段の接触を確実に避けるため5mm厚のベニヤを一時的に挟んでおき、必ずスペースが空くようにする。

ベニヤを挟んだ階段

問題点4:歪み・空き・曖昧な施工精度

スカスカ

写真左の梁下に受けが入り柱を撤去しする予定です。
経年での緩みもあるのでしょうが梁が柱の端っこ数ミリに引っ掛けて支えているだけという状態です。
こういう引っ掛けは随所に見られます。

既存の梁と梁の接合部

と、まぁこんな面倒な感じの事があります。

解決方法は?

何とかする!!です。
叩いたりジャッキアップで収められる箇所は収める。
無理ならそれなりに。

何だコノ精神論

出来る事は先にやっておく

柱を抜いてから迅速に作業できるように事前に可能な作業を先行して行っておきます。

短手受け梁

入れる受け梁のイメージはこんな感じです。

受け梁3Dイメージ

欠き込み

既存柱に欠き込みを入れていきます。
丸ノコが使えなく手ノコになりますので少し大変そうです。
左に付けているのはアルミ板で「ここまでしか切っちゃダメ」という印でありストッパーです。

既存柱欠き込み1

手ノコは丸ノコとは比べようながいほど間隔が広くって雑になりますね。

既存柱欠き込み2

それでも何とか掘れますので

何とか完成

既存柱欠き込み3

入れる梁と同寸法の端材で確認

既存柱欠き込みサイズ確認

短手受け梁の寸法を調整

上記で切り欠いた部分に入れる梁を加工しておきます。
長さはやや大きめに確保して幅を合わせる加工をしました。

受け梁加工

向かって左終端柱の欠き込み

補強梁を入れるため既存柱に欠き込みを入れていきます。

受け梁の終端になる箇所です。
予め梁を乗せる25mmの切り欠きを造っておきます。

柱設置位置を示す3Dイラスト

墨をつけて

柱加工

切るとこんな感じです。

加工した柱と梁の接合テスト

材料セットOK

加工済み梁

その他段取り

梁と柱を取り付ける際にスムーズに行くような段取りをしておきます。

ジャッキアップ用木材

45mm x 45mm のなるべく真っすぐな木材を用意して先端を少し切ります。
これはプロに教えてもらいました。

ジャッキアップ棒

本当はもっと太い方が安心でしょうけどそんな材料の余裕はありませんのでコスパ重視の方法だと思います。
何回かこの方法を使いましたが大体何とかなっています。

一時梁置き

一人で作業するため梁を引っ掛ける場所を一時的に作っておきました。

柱に仮受け用木材打ちこみ

一時梁支え

こちらもぼっち作業なので廃材で受けた梁を支えるヤツを作っておきました。

仮受け棒

清掃

綺麗は正義!!柱を綺麗に拭いておきました。

柱を清掃

段取り完了

今日は終了、いよいよ明日柱を抜きます。

トイレ間取り変更・柱移動 対象場所

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