築50年の我が家は建物が傾いています、なので階段も傾いています。
階段を固定している箇所調整して階段を水平に出来ないか試してみました。
やってみたかった事
2階の床を造る前に階段でやってみたい事があるのです。
何かというとちょっとした事で階段が水平になるかも?っていうヤツです。
階段の状態
我が家の階段は経年と沈下の影響なのか左右で水平が取れていません。
向かって右が沈んでいます。
沈んでいる具体的な数値は以下のようになっています。
下2段は1階床を造るときに引っ張ってゼロにしてありますが他は左右端から端で2mm~7mm程違います。
階段を支えている構造
階段の向かって右側は2本の柱に、左側は階段中程にある柱と斜めに走っている補強材で留まっています。
階段を支えているホゾを下げたら水平になったりしない?
裏へ廻って支えている箇所を見ると、右にある柱の欠き込みに踏み板が到達していますが左の斜め補強材には到達しておらず隙間が空いています。
この隙間、高さはおよそ6mm。
階段の最大傾斜と概ね一致します。
つまり~、、、この隙間を無くせば階段が下がっている側と同じように落とす事で水平になるのでは??
と、妄想しておりまして・・・
釘で留まっているのを切ってしまうのが気になる所ですが再び釘を打ち込んでもよいですし
階段は30mm厚の踏み板をカバー工法で付ける予定ですので後で釘を打ち込んでもいいので釘の切断は問題ないと判断しました。
6mm落として詰める作業開始
怖いけどやってみたいと思います。
まず、念のため階段を2か所ジャッキで支えて
階段と人間の安全を確保。
金切ノコで釘を切りつつ
ホゾを6mmノミとノコで掘りました
外から見るとこんな感じです。
ジャッキで支えているので未だ下がりません。
で、どうなった?
6mmとはいきませんでしたが無事落ちてきました。
外側も落ちてきています。
およそ3mmは落ちたようです。
結果
階段10段中5段で2mm~3mmの改善が見受けられました。
画像では評価辛めの2mmで表記しています。
斜めに入っている補強材が水平でもなくかつ、左右に突っ張ってしまってこれ以上落ちませんでした。
補強材の接地面を削ればもう少し水平になると思いますが大分回復したのでこれでもいいかなと。
落ちてくれる事は分かったのでここで止めておきます。
階段の傾きは完全には回復しませんでしたが、まずまず成果でした。