前編に続いてケミカルアンカーを複数打ちこんで鉄筋を組んでいきます。
これで鉄筋を組むのは人生で2度目になりました。
結束線の結び方はYoutube先生直伝です。
結ぶのに失敗したり切れたりしてやり直したり、巻きが緩くて1か所に複数本巻いている箇所もあります。
D10の異型鉄筋をケミカルアンカーで打ちこんでD13の異型鉄筋を600mm程度重ねて延長し格子状に組んでいきました。
下にはコンクリートサイコロ(通称ピンコロ)を置いて既存基礎と高さを合わせました。
55mm x 150mmピッチで鉄筋を格子状に組んでいきます。鉄筋の重ねは600mm以上取ってあります。
ベース筋はある程度水平に組めました。
横から見た概略図です。既存基礎のフーチングとベースコン(捨てコン?)の差をピンコロで吸収して水平にしています。
ケミカルアンカー打ちこみ
基礎立ち上がりの部分に12.5mm径のドリル深さ90mmの穴を墨付けした場所に空けていきます。
ドリルでなるべく水平に穴を空けていきます。
これは専用ブラシです。
中を目荒らしする効果があるようです。
十分に中の粉を取り除いてからケミカルアンカーを挿入します。
後ろからハンマーで叩くと製品の外装ガラスが割れて中の薬剤が混ざります。
季節にもよりますが2~3時間で硬化するようです。当方は素人ですし、万全を期すため時には6時間以上置いたり丸1日置いたりします。
立ち上がりの部分も2本づつ刺して行きました。
上の墨は上すぎると判断してずらしました。
鉄筋を組む
鉄筋を組んでいきます。
鉄筋曲板で曲げて
複数作って
フック状にしてみたりしました。
強そうです。
にもう1本土台90mm角を抱かす予定です。
奥に先に打ってしまった土間コンクリートが見えます。
ケミカルアンカーを寸法通りの箇所へ付けていくと結構楽に鉄筋が組めていきました。
配管用に開口部を設ける
このとき基礎貫通スリーブの存在は知っていたのですが現段階で仕様・設計が高度に決まっておらず勾配の角度固定が仇になってしまう事を懸念して四角い開口が空いた基礎にします。
上から見た風呂の上下水配管です
水平に見た風呂の上下水配管です。
横から見た風呂の上下水配管です。
開口部を開けます。
この型枠は配管を入れる箱のようになりました。
はめ込みました。
計算ミス
設計に際して材料の幅を考慮し忘れることがたまにあります。
今回は、鉄筋のかぶりに型枠の厚みを考慮するのを忘れていて上下24mm余裕がなくなってしまいました。
そこでかぶりを稼ぐのに試行錯誤し、結果配管を囲っている箱を加工して下げる事で何とか40mmほど稼ぐ事ができました。
かぶり34mmくらいです。
これではダメです。
何とか39mm(およそ40mm)・・・空けることができました・・・
立ち上がりの型枠一部を2段階の組み立て式に
上からコンクリートを落とす事が出来ない箇所があるためフーチングにコンクリートを打設した後、立ち上がり用の型枠をはめ込めるように作ります。
はめ込める型枠
フーチング部のコンクリートを流し込んだ後ではめ込めるように作っておきます。
コンクリート打設時の型枠装着プロセス
ややこしいですが、周りを先に作ってしまったのでこうするより他の方法が見出せませんでした。
はじめはフーチングが大きく見える状態でコンクリートを打設します。
フーチングにコンクリートが行きわたったら立ち上がりの型枠を取り付けます。
取り付けて立ち上がりの上面までコンクリートを流し込みます。右端が最も行きわたりにくい場所です。
流れにくい場所にコンクリートを流す
上述したように右側が最もコンクリートが行きわたりにくい事は明白ですので
右端から手でコンクリートを流し込んでレベルが上がってくるにつれて積み木のように積んでいき、端までコンクリートがいきわたるようにする。
不安しかない構造ですがこれで何とか・・・なってくれ・・・と、祈るばかりです。
補強土台を仕込む
強度を高めるため短い方の土台になる大引きに90mm角のヒノキを抱かせる計画ですがコンクリートを密着させる方法は何か無いものかと思案していました。
コンクリートを上から押えればいいのでは?
コンクリートを多めに流し込んで基礎パッキンを上下逆にしてビス止めすれば密着するかも??
上からビス留めしてコンクリートを押さえます。
下に養生テープを貼ってコンクリートにくっつきにくくして基礎パッキンを上にして止めておけば高さも合うはず。
ドリルでアンカーの穴を開けます。
本来上になる方向を下にして留めてみます。
上に基礎パッキンを乗せて(これで高さは同じ)45mm角の木材で周囲に留めます。
これでコンクリートが硬化してから逆にすれば天版に墨どおりの水平がでるのではないか・・・?
と、思うのです。
誰にも相談してないけど。
次回、コンクリート打設します。