昭和に建てられた実家をDIYでリフォームしています。
現在2階をリフォーム中です。
前回に床が10cm沈んでいたのを修正して床を造り、次に天井と壁を造っていくうえで色々準備していきます。
2階の階段上収納を色々考えましたが壁ごと撤去します。
今までありがとう
今回は長年お世話にはなったある設備の勇退日です。
その設備というのは・・・
これです。
リフォーム前の写真
収納庫ですね。
上は引き戸の押入(今戸は無いですが)で脚立か何かに乗らないと届かない位置にあります。
右下のは観音開きの収納庫。
階段の昇降時めっちゃ邪魔なんですよ
廊下のリフォーム前ですが赤線の部分が収納庫
階段を降りるとき圧迫感あるし、頭スレスレで邪魔でしょうがなかったんですよね。
少年時代には重宝しましたが今となっては如何せん中途半端
色々考えはしたんです
生かす方向で。
収納はあって困る事はないので
例えば
- 収納庫の高さを上げてこのまま生かす
- 上部押入と繋げて入れる収納庫にする
- 天井裏への入り口を兼ねた収納庫とかは?
- 隣接した壁を抜いて低いながらも収納空間を作る(秘密の部屋みたいだ)
散々考えた末、開放感を優先、収納は隣の部屋にあった元仏間を使うので「階段上収納庫は撤去」
という結論に至りました。
階段上収納庫 撤去開始
と、いう訳で撤去開始します。
昔のリフォームで貼ってあったベニヤと下地を撤去して
現在はリフォーム道具を収納してあります。
撤去!!
階段から見た写真
こんなにあっという間ではありませんが・・・
1階から見上げた状態です。
何はともあれスッキリはしました。
これで目的達成!!
なんですが・・・
この中途半端に残った土壁・・・
土壁も撤去してやる
部屋内なので防音の役目も不要、撤去する!!
うわ・・・また中はラスボードだった・・・
土壁も撤去してスッキリです。
これで壁の通りも造りやすいと思います。
柱入れちゃえ!
要らないかもしれないけど収納庫で飛ばされていた?910mmピッチで柱を入れる事にしました。
ジャッキで2mm程上げて
おりゃっ!!
入りました。
そんなに重要な箇所ではないので、2種・使用環境Cのリーズナブルな杉の集成材を使いました。
根元はこう。
1階の柱から2階の梁へ延長というイメージです。
留め付けは廊下の天井と壁の施工時に行います。
いままで有難う、お世話になりました。
柱とか勝手に入れていいの?
思うんですよね。
こういう事すると・・・よく。
入っていない成の訳があるのでは?
これも色々考えたんですよ。
柱が入って無いという事は「入れる事を想定していない」と解釈できるのではないか?
周辺の構造体なりはそこに柱が入る準備が出来ていない状態なのでは?と。
周辺の状態を整理します。
不安材料:基礎がブロック & 切れている
これは以前の写真で既に床を貼ってしまったんですが、この柱が入れた柱の直下になります。
周囲の基礎と土台で十字に連結しているものの直下はブロック基礎です。
しかも間が空いています。
しかし、少し好材料もあります。
好材料 その1:周辺の基礎・土台が補強されている
これはリフォームを始めたくらいに行った工事ですが、隣の基礎は鉄筋入りで抱かせ補強してあります。
土台は仕口ではなく金物とボルトが主な連結方法っていうのが残念な所ではありますが本数も増やして補強してあります。
こちらは少し習熟度が上がってから作った基礎です。
主にブロック基礎を囲む事・欠損した基礎を再生する事を目的に作りました。
場所が1スパン離れていますが同じ通りにあります。
好材料 その2:周辺の梁と柱を補強済
矢印の柱がそうなのですが周辺は既存の梁を受けて補強し柱も補強・新調してあります。
こういう場合の深読みは大体外れる
解体してみて何かおかしな事になってた場合「こんな事しているには何か理由があってに違いない、おかしく見えるのは自分の見落とし・考え落ちがあるのだ」。
つまり、セオリーから外れた工事やあるべき物が無い状態では現状が正しくて自分の問題点のが間違っているのではないかと思うんです。
ですが今までの経験では結果的に大抵は現状がおかしく「手抜き」「無思慮」「コストカット」「時代の違い」が原因です。
最後の手段は残っている
今から直下のブロック基礎を新規基礎へ置き換えるというのはしないと思いますが、最悪は点検口から入って基礎の補強が出来なくはないです。
結論
大丈夫のはず。
在来軸組工法は基本的に910mmピッチで柱を入れる工法である(はずな)ので「正しいピッチになった」と考えるのが妥当(のはず)。
希望的観測が随分入っていますが今回は「基礎はブロックではあるものの1階の柱から2階の梁まで柱を延長させた」という事でマイナスにはなっていないと思われます(思いたい)。