昭和感漂う狭小風呂をユニットバスに11 ~基礎を新規追加3~ 捨てコン編

基礎を打ち継いで追加・補強するため行う捨てコン打設前と打設後 基礎・コンクリート

ユニットバスの設置場所を確保のため土台・基礎を切る事となり基礎を新規で追加する記録です。ここでは採石転圧・捨てコンクリート練り・打設作業について記しています。
前回で掘削した場所に採石を100mm厚投入して転圧、捨てコンクリートを50mm厚流し込み(打設)します。

捨てコン(コンクリート)とは、作成する構造物の強度とは関わりのない墨出しする事を主目的としたコンクリートだそうです。

材料を購入

近くのホームセンターで材料を購入します。

砂の運搬

私は川砂の土のう袋入りを購入しました。
この砂は水を含んでいる事が多いので車に積む場合は注意が必要です。
しみ出した水は臭うので車に付いたら大変です。
ビニールなどを敷いて濡れないようにします。

採石の運搬

砕石はゴツゴツしているので、車の内装に当たると傷が付きます。
こちらも十分に注意しながら行います。

大量購入できるほど置き場所に余裕がありませんのでチビチビ買います。
残材料もあるし、砕石転圧、捨てコンまでは今回の購入分で十分だと思います。

今回購入分

品目個数単価金額
普通セメント2360720
62781,668
砕石(普通)81951,560
砕石(大)81951,560
合計金額(税抜)5,508
税抜き金額です

工具

今回も引き続き友人より譲り受けたRYOBI(リョービ)コンクリートハンマーCH-420Aを使います。
先端をランマー(転圧するため丸い鉄になっている)に替えたもの使います。
なお、ランマーは別途購入しました。

採石投入・転圧

採石をまんべんなく捲いていきます。

コンクリートハンマーの先端をランマーに替えて転圧です。

しっかり持ちすぎると手首が腱鞘炎に…

以前ユニットバス土間コンクリート打設時に初めて使用したランマーですが、しっかり持って転圧したところ手首が腱鞘炎になってしまいました。
職人さんと話したところ「このような機械はほんの少し使う用なので連続して広い面積をやるものではありません、体を悪くしますのでおすすめしません」という事でしたので、しっかり持たずに手首に優しく騙しだまし使うことにします。

手首に注意して転圧

腱鞘炎はもう勘弁なので取っ手をつまんで転圧しました。
ちゃんと転圧出来たようです。

高さ(採石厚み)を確認

所定の長さに切った木材を立てて上の基準にした木材との間にぴったり合うようにして採石の厚みが100mmになったか確認します。

「転圧→厚みを測る」を繰り返し

無作為に水平を測ると、こんな感じです。
歩くと表面の採石は動きますのでまぁこのくらいで良いのではないかと思います。

コンクリート

コンクリートの配合比率はこちらで書いたような配合です。
これを計算してみると

  • セメント:21.09kg
  • 砂:42.16kg
  • 採石:63.25kg
  • 水:10.86kg

でした。
なぜ、こんなに細かい計算をするかというと「余りを残したくないから」です。
余りが出来てしまうとどこかへ打ってしまうか何らかの方法で棄てないといけないのでDIYでは不便なのです。
あと、「計算したとおりに出来たら嬉しいから」もあります。

一応計算

長さ:およそ2200mm

幅:およそ500mm

厚みが50mmですので

今回の体積

2.2m(2200mm) x 0.5m(500mm) x 0.05m(50mm) = 体積:0.055立方メートル(リューベ)

今回のコンクリート重量

0.055 x 2300kg = 126.5kg
※コンクリート1立方メートル(リューベ):2,300kg

各材料の量

スペースから算出した必要数は以下です。

品目重さ(kg)袋数
セメント21.090.8
42.161.8
採石63.253.5

セメント
126.5kg x 0.1667 = 21.09(210.8755)kg
21.09 / 25kg(1袋) = 約0.8袋


126.5kg x 0.3333 = 42.16(42.16245)kg
42.16 / 23.5(1袋だいたい重さ) = 約1.8袋

採石
126.5kg x 0.5 = 63.25kg
63.25 / 18kg(1袋重さ) = 約3.5袋
※なお、採石は「普通」と「中」を半分づつ入れる予定です

水の量

材料の合計:セメント:21.09 + 砂:42.16 + 採石:63.25 = 126.5kg

126.5 x 8.59% = 10.86(10.86635)kg
つまり、水量は10.86(10.86635)L

では、コンクリートを練ります

コンクリートの手練りのざっとした順番です。
トロ舟は75L用です。

捨てコンクリートを打っていきます

少量バケツに入れて

対象個所にボトッと空けてならしていきます。

指定の長さで切った棒でならした捨てコンクリートをの厚みを確認。

端から順番に落として行き。

木鏝で厚み(高さ)を合わせて均等にならして。

少し時間が経ってから金鏝でならします。
左官はとても難しいです。
少ない経験上ですが触りすぎない方がマシな出来栄えになりますので、諦めが肝心です。

コンクリート量の調整

実は最初に練った分では少し足りませんでした。
理由は、以前の失敗から余ってしまうんじゃないか採石を若干少なくしてしまったからです。
当初計算した量でピッタリだったかもしれないのですが、混ぜる総量を計算よりやや少なくして最後に調整するのが余りにくそうです。
今回は余りゼロでしたので片づけも楽でした。

養生

打設したコンクリートが白くなる原因は紫外線だということです。
コンクリートへの紫外線照射を抑えると、白くなりにくく黒光りするコンクリートになるので(かっこいいので)日光が当たらないように養生して帰ります。
単なる自己満足です。

あとがき

本当は、折角の捨てコンクリート(チャンス)なので3・4時間経ってから金鏝で仕上げの練習したかったのですが、終わったのが夕方で帰りたかったのでこれで良しとしました。

コンクリートの練り方について

後日、大工さんにコンクリートを練る方法について伺ったところ今回採用した方法は手練りの一般的な方法だそうです。
この方法は練るのに時間を要すため大量練りには適していません

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