弱った木製束を取り替える3 ~古い木製束を取る~

基礎・コンクリート

50年間家を1本で支え続けた木製束がかなり傷んでいましたので取り払ってこの場所を布基礎にします。
今回は周囲をコンクリートで固めたので鋼製束を立て、痛んだ木製束を撤去したいと思います。

コンクリート打設から5日後

仕事が立て込んで5日経ってしまいました。
その分コンクリートの強度は向上したのではないかと思っています。

鋼製束を立てるためコンクリートを打った箇所

グレーの部分が今回打設した部分です。
このグレーの部分に鋼製束を立てます。

鋼製束を立てるためコンクリートを打った箇所をイラストで説明

隣の平面図でいう右の部分なのですが大引きまで410mmになっていました。少しぶ厚く打ってしまったようです。

鋼製束を立てるためコンクリートを打った箇所の高さをスケールで測り確認

鋼製束を3箇所に付ける

周囲を鋼製束で支えて木製束の荷重を移動させます。

鋼製束裏のビスを留めます。

鋼製束をインパクトドライバーにL型アダプターを使用して取り付ける

レンチで鋼製束をジャッキアップ・固定します。

鋼製束をモンキーレンチで回してジャッキアップ・固定

図のように木製束を囲むように3点で支えます。

鋼製束で支えた3点をイラストで説明

木製束を切る

荷重を移動できたのでノコギリで木製束を切断します。

ノコギリを入れました。
念のため木製束の両端にも鋼製束を立てて万全を期します。
切った手応えは・・・硬くないです。スコスコ切れます。やはりこれは・・・

痛んだ木製束をノコギリで切断

狭くなったので道具を「引き廻し」に変えます。
切るのにあまり力が要りません。やはりこれは・・・

痛んだ木製束を引き回しで切断

下10mm~20mmが目視で腐っている事が確認できます。
超絶弱くなってた訳でもないですが束自体も軽く叩くと音も軽いです。
全体的に寿命だと思います。
今までお疲れ様。

切断して撤去できた痛んだ木製束

ブロックを撤去

束のシミが付いていますね。

撤去した木製束の跡にあるブロック

くっ付いて箇所をタガネで叩くと外れました。
バールで持ち上げます。

土間とくっついたブロックをバールで外す

やっぱり裏には何もなかったです。

ブロックを撤去した跡

コンクリート打設

木製束があった場所にも鋼製束を立てるため再びコンクリートを打ちます。

掘削

木製束のあった場所を掘削

砕石投入・転圧

木製束のあった場所に砕石投入

打設

木製束のあった場所にコンクリートを打設
コンクリート打設
コンクリート打設

これで全面コンクリートを打った事になります。

コンクリートの打設した面をイラストで説明

コンクリート打設から2日後

2日経ったので木製束があったポイントに鋼製束を立てます。

打設後2日のコンクリート

鋼製束を立てる

合計4本立てました。
打設したコンクリートの強度は不明ですが1本につき3t合計12tの荷重に耐えれる仕様です。

鋼製束と大引きをビスで留めます。

鋼製束を立てる

留めた鋼製束です。

立てた鋼製束

4本で合計耐荷重12tです。

立てた鋼製束の数と場所をイラストで説明

アンカーボルト

少しでも強くしようと土台になる大引きに穴を開け事前にアンカーボルトを通しておきます。

既存大引きを土台とするためアンカーボルトの穴を空けます。

ドリルで大引きに穴を空ける

アンカーボルトを通しておきました。

アンカーボルトが通った下

他の箇所にも通しました。

アンカーボルトが通った下

ちょっと作業しづらい箇所もありましたが何とか挿入できました。

アンカーボルトを設置
アンカーボルトと座金を取り付け

図にすると今回付けたアンカーボルト用の穴はこんな感じです。

アンカーボルトを付けた場所をイラストで説明

次回、型枠を組みます。

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