【2階】廊下の内装下地を組む#3 我が家で一番長く高い壁 後編

階段吹き抜けの傾いた土壁の真壁を大壁にするために格子状に組んだ壁下地 壁下地造作

前回、2階廊下から1階玄関まで続く真壁を大壁にするため縦に間柱を立てていきました。
引き続き傾いた土壁の真壁を垂直なクロス貼りの大壁にするための壁下地造作を続行します。
今回は主に縦に立てた間柱へ胴つなぎ(横の下地)を細かく入れていきたいと思います。

【2階】廊下の内装下地を組む#2 我が家で一番長く高い壁 前編
2階廊下から階段を介して1階玄関まで続く我が家で一番長くて高い壁に真壁から大壁にする下地を組んでいきます。

入れた間柱をビス留めする

廊下の通りが両面出たので天井下地の吊木受けを留め付ける事にします。

先ず、天井下地を組むにあたって吊木受けを付けるための柱を仕上げます。
柱が傾いていたので幾分か削って添え柱を完全に留め付けて吊木受けを取り付けられるようにします。

【2階】廊下の内装下地を組む#1 壁の間仕切り下地 傾いた柱を削る
今回は2階廊下の天井下地に着手しつつ部屋内側の間仕切り壁を作っていきます。家の傾きで柱も一緒に傾いていますがここから水平・垂直を出して対応していきます。

続いて間柱も完全に留め付けます。

天井下地を組み始める

留め付けた添え柱と間柱へ吊木受けを留め付けて

こんな感じですね。

吊木も取り付けました。

取り付けた吊り木へ野縁受けを留め付けます。

野縁受けも付きました。
野縁受けと間柱の間を1mmすかしておきましたが要らなかったかなぁ、それとも3mmくらいすかした方がよかったのかなぁ

今留め付けたビスは1箇所につき1本ですが後で釘追加で打ちます。
また、吊り木受け・吊り木にも釘を追加して打ちます。

真壁を大壁にする壁下地を再開

壁の通り墨は出ていますので気を付ける事は

  • 通り(水糸)に忠実に下地を組む
  • 石膏ボードの割り付けを考慮する

    くらいでしょうか。
    ちなみに壁材の仕様は石膏ボード12.5mmスーパーハードと9.5mmボードの2枚貼りを予定しています。

2階廊下

まず2階廊下から

縦に910mmピッチで太い胴つなぎを入れて

その910mmピッチ内に303mmピッチで更に細かく胴つなぎを入れて壁下地一応OK

1階玄関

続いて1階へ降りて端の玄関から

こちらも縦910mmピッチで胴つなぎ入れて

更に細かく
本数が多い・・・

ちなみに胴つなぎは寸法ギリギリで切ってはめ込んでいますのでビスを打たなくても落ちません。
そして、ビスを打つ時ずれにくいので打ちやすいというメリットがあります。

胴つなぎを寸法ギリギリでハメ込む

間柱を切り欠いて胴つなぎをはめる方がより強固だと思いますが正確な位置を切り欠けないのでイモで繋ぎます。
イモですが寸法は正確に加工してはめ込みます。

小さいのは問題外ですが大きすぎるのも下地全体が歪むのでアウト。
0.5mm単位で正確に加工していきます。

ゴムハンマーで軽くコンコン真っ直ぐ叩いて入っていくくらいです。

片方0.2〜0.3mm程材料(間柱)の表面へめり込むイメージです。

もし大きかったら

とにかく正確な寸法でカットもし、小さかったら次に回し、大きい場合は丸ノコで表面を舐めるように削ります。
この時削るラインに鉛筆でサッと線を引くとノコ刃で削れていくのが見やすくて思う通りに削れてくれました。

これを繰り返して隙間も歪みもない壁下地を作っていきます。

階段吹き抜けの壁下地

ここは一番高い階段吹き抜けです。

間柱も303mmピッチで立て、ここも同様に910mmピッチで特に石膏ボード割り付けの1820mm位置は幅の太い胴つなぎを入れています。

階段のささら桁に沿っても下地を入れていきます。

横へ303mmピッチで胴つなぎも入れて格子状になりました。

ビス留め方法

方法なんて大層なモノでもありませんが壁下地の仕上がりで目指すは一切起伏・段差のない平滑な平面です。
上述したように寸法ギリギリで加工した下地は落下せずに入れた場所で定着しています。
こうなると材料どうしがズレにくく、ビスが打ちやすいです。

斜めに下穴を空けておきます。
主な目的はビスの方向を定める事であまり深くは空けていません。

ズレを最小限に抑えるため上下に打つビスは交互均等に回転は煽りながら入れていきます。
ビスは51mm長のスリムビス(半ネジ)を使っています。

こんな感じで留めていきました。
手触りではいい感じで平滑になっていますが
さて、このクォリティで石膏ボードを貼っても不陸無くいくのでしょうか。

階段吹き抜けの壁下地その2

続いてもう一面の階段吹き抜け壁へ下地を組みます。
壁の白いところは元々収納庫でした。

足場を付け直し施工出来る状態にします。

材料分27mm厚以外には最も吹かしが少ない位置を楔(クサビ)を打って水平垂直をコンコン調整しながら特定。

垂直を測りつつビス留めして

等間隔で間柱の後ろへ胴縁も留めていきます。

形になってきました。

303mmピッチで横へ胴つなぎを入れました。

もう少し下がって見上げると下がり天井と垂れ壁(でいいのかな?)が見えます。
この垂れ壁の先が玄関の天井になります。

加工本数が多く時間の掛かる作業でしたがやる事が決まっているのでそんなに大変でもありませんでした。

釘追加

天井下地へビスだけではなく釘も追加で打っておきました。

作業前と作業後の比較

今回の作業前と作業後の状態を比較してみました。

それらしくなった気はします。

リフォーム前と比較

じゃあリフォーム前と比べてどうなっているのかもついでに比較してみました。

頭上スレスレだった階段上収納を無くして収納は減りましたがスッキリしました。

2階の階段部分から1階を見た状態です。
ここも階段上の垂れ壁を可能な限り高くして圧迫感無くしました。

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