柱を抜く プロ直伝ジャッキアップ方法 ダイニングキッチン編#3

梁・柱追加 ダイニングキッチン

ダイニングキッチンの間取りに変更を加えたくってプロに連絡したところ来てもらえるという事になり
ジャッキアップして柱を抜く、受け梁を入れる、補強梁を入れるというプロの技で間取り変更に対応してもらいました。

間取りを変更したい

旧風呂場をダイニングとキッチンパントリーに、押入れとリビングの一部を脱衣所と浴室にします。

左が現在の間取りで右が予定している間取りです。
間取り変更に当たって邪魔な柱があります。

  • 黒:既存の柱
  • 青:新規で立てたい柱
  • 赤:撤去したい柱

なお、工事の進行状況から点線で囲っている新規の2本以外は未だ立てる事が出来ません。

出っ張っていた壁を引っ込めたい

風呂場があるせいでダイニングで出っ張りが嫌いでした。
出っ張りの無い綺麗な部屋にしたいです。

解体前のダイニング入り口です。
風呂場の出っ張りがありました。

画像は風呂場解体中のものです。
新しい壁を立てるため旧風呂場の支えている柱を400mm程ずらして通りを合わせたいと考えています。

羽のようにせり出している壁を無くしたい

昔はこの壁に沿って引き戸が付いていました。
ずっとガスコンロは同じポジションです。
はねる油を遮る事ができた壁ですが今はレンジフードでカバーできそうですし、キッチンの移動も視野に入れて拡張性を阻害するこの壁を撤去したいと考えています。

私

要望は可能ですか?

職人さん
職人さん

立てたい柱は可能です。
但し現在の施工範囲は(全て設置するために必要な工事が未施工)限定的です。


旧風呂場の柱は可能ですが、キッチンの柱は以前リフォームされたとき柱を抜くため梁が補強されています。このリフォーム前なら可能でしたが今からは不可能です。

私

そうですか・・・

柱を抜いて梁補強という異次元の作業

私が今回プロと体験した補強工事は大まかにいうと作業の手順は以下です。

  1. 梁に欠き込みを入れる
  2. ジャッキアップ
  3. 梁・柱を繋ぐ

今回の梁補強箇所

梁の下に梁を抱かせて補強します。
梁同士は短冊金物で一体化します。

既存梁に欠き込みをする

プロの指導の元ノミで欠き込みを入れていきました。
木材も硬くノミもなかなか通りません。初の梁欠き込みの感想は「腕がダルい」でした。

ジャッキアップ

45mm角の材料で下から突っ張ってジャッキアップ。既存の柱を抜きます。

ダルマジャッキ(通称)でジャッキアップ。ちなみに正式名はボトルジャッキというようです。
ポイントは「真っすぐな材料を使う」です。
我々素人はレーザーを使って垂直に立てるのがいいと思います。

梁同士を予め金物で一体化させ荷重をつっぱり棒に移します。

柱を撤去。

梁・柱を繋ぐ

これはプロの仕事です。私は殆どタッチしていません。

新しい柱に置換。

梁を差し込む。

差し込んだ梁側から直角に梁を差し込む。

差し込んだ梁の先端と新しく立てた柱。

金物

基本プロに施工してもらいましたが手持ちの金物が少なく仮止め程度でしたので後日購入して仕上げました。

買って来ました短冊金物。メーカー「タナカ」製品名「オメガプレート」。

なるべく真っすぐにビスを入れます。

素人ですので遅くても極力丁寧に。プロ曰く、「下穴は強度の問題で空けない方がいい」との事でしたので下穴は空けずに施工しています。

裏表等間隔で取り付けていきます。

これで完了です。

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