ダイニングキッチン18 土台設置~大引き ダイジェスト版

ダイニングキッチン土台から大引き設置までビフォーアフター ダイニングキッチン

床をリフォームしようと剥がしたら基礎が数ケ所割れていた事が発端で基礎補強を決行しました。
補強は既存基礎へ内側から新規基礎を抱かせる方法を採り、大変でしたが何とか基礎補強は完成し今度は既存の土台にこちらもまた内側から抱かせる形で補強しつつ土台を設置していきたいと思います。

打設した補強基礎

既存基礎へ穴を空けケミカルアンカーで鉄筋を固定し配筋、コンクリートを打設しました。
補強基礎にはアンカーボルトも付けました。

加工

土台となる105角の檜材を採寸のうえ切断していきます。

土台加工

穴あけ

アンカーボルトの穴を空けていきます。

アンカーボルト穴空け

仕口

接合部分の仕口を彫っていきました。
本工程は既に経験済みです。
この仕口は「大入れ蟻掛け」と呼ぶようです。

仕口 大入れ蟻掛けオス
仕口 大入れ蟻掛けメス
仕口 大入れ蟻掛け接合
土台設置・補強 廊下編 ~初めて仕口を刻む~
間取り変更に伴い基礎を増設しました。また、1部のブロック基礎を鉄筋コンクリートの基礎へ置換しましたので今から土台を付けていきます。

不陸調整

基礎パッキンを挟んで土台をはめ込んでいきます。
コンクリート打設を頑張ったんですが基礎天は全て寸法通りかつ水平にはならず高すぎる箇所は削り、高さが足りない箇所にはスペーサーを挟んでいきました。
※写真では不陸状態をスペーサーで確認しています

基礎不陸調整

レベルチェック

土台をはめ込んだらレーザーで正しい高さ・水平をチェックします。

レーザー墨出し器で土台水平レベルチェック

水平器で材料自体の転びもチェックしました。

土台に水平器で転びチェック

まぁまぁです。

本設置

土台を本取り付けします。

アンカーボルト

彫れて埋まる座金をアンカーボルトにねじ込んでいきます。

座掘りアンカーボルト

ここでより強くボルトを締めると高さを少し下げる事ができそうです。
一部で試してみると2〜3mm程無理矢理下げる事ができました。

そもそも施工状態が悪く土台が浮いてるのか?とも疑いましたが基礎スペーサーが抜ける訳でもなくしっかりはさまっていますし、各個材料は期待通り明記された寸法が出ていますので浮いてるということでは無さそうです。
一体どこが沈んでいくのか不明ですが締めまくると2〜3mmは強引に落とす事ができるっぽいです。


微調整に使えそうですが一応ほぼぴったりに合わせたのであまり強く締めすぎないように程々にしておきます。

コーチボルト

コーチボルト(コーチスクリュー)で既存土台に補強土台として抱かせ一体化を図ります。
径はM12長さは180mmのコーチボルトを使用し、下穴は8mmのドリルで8割の深さまで、ピッチはおよそ250mm〜300mmで行いました。

土台にコーチボルト

金物

角には金物を付けていきました。
火打ちも付けていきました。

コーナー金物

水道管を割るの巻

のん気に水道管にもたれかかって作業していたら水道管を割ってしまい水が噴き出し大慌て

割った水道管

元栓を閉め、急きょホームセンターに行って水道管を入手何とか事無きを得ましたが高さが微妙に足りなくて一部浮いてしまいました。
後で何とかします。

継いだ水道管

大引き

色々考えたのですが採石を敷いて台形の束石をコンクリートで固めて独立基礎を造る事にしました。

100mmの砕石層、120mmのコンクリートに束石を20mm沈ませて一体化をする計画です。
床下はGL(土の面)まで概ね425mm程になる予定、これで床下に潜る際も比較的動きやすいと思います。

独立基礎立面寸法図面

掘削

大引き下掘削
掘削完了

型枠

今回は小さな四角い枠だけでいいので仕様に沿った寸法の型枠を(端材の集まりで)つくって予め用意しました。

独立基礎型枠

墨出し

今回は水糸を張るために杭を作ってみました
初めて杭を打ってみます。

杭

一応垂直確認

杭

水糸とレーザーで水平と方向を確認しつつ
型枠を合わせていきます。

独立基礎型枠

型枠

土をよく転圧します。

独立基礎土転圧

土から240mmで型枠の面確認

独立基礎型枠高さ調整

4つ全て確認完了。

独立基礎型枠位置確定

砕石投入・転圧

採石を入れて高さ・方向を確認しつつ更に転圧。

独立基礎型枠に砕石・転圧

型枠取付

折角の新しい大引に穴を空けてしまう事に気が引けましたが大引に木材を取り付けて高さと方向を確定させたいと思います。
ちなみに大引は未だビス止めしてませんが寸法ギリギリなので所定の場所に叩き込んだだけでガッチリ固定されます。

ビス止めして型枠を吊っていきます。

独立基礎型枠固定

水平チェック

独立基礎型枠位置・水平チェック

完了

独立基礎型枠固定完了

チェック

設計通りの寸法になっているかチェックです。

独立基礎型枠位置寸法確認

仮に束石を置いてみて水平であるか墨通りになってるか。

独立基礎型枠に束石を置いて状態確認

コンクリート打設段取り

コンクリート打設量は少ないですが準備します。
束石は1晚水に浸けて打設コンクリートの水分を奪わないようにしておきます。

独立基礎打設材料等準備

コンクリート流し込み

翌日です、では打設します。

砕石に散水

採石を水で十分濡らしておきます。

コンクリート流し込み

コンクリートを流し込んで。

コンクリートバイブレーターで気泡を抜く

コンクリートバイブレーターで気泡を抜きます。

木鏝で均す

100mmで一旦止めて少し時間を置きます。

締め固まってたら新しいコンクリートを流し込む

締め固まってきたら上からコンクリートを流して。

束石を置いて位置を合わせる

上からグリグリして水糸の高さに合わせます。

打設完了

出来ました。

鋼製束チェック

高さが予定通りか鋼製束を差し込んでみます。
OK

完了・養生

ミッションコンプリート。

脱型・埋め戻し

1週間養生して型枠を外します。
只今季節は春です。

独立基礎型枠脱型

水平チェック。

独立基礎打設後 水平チェック

埋め戻し。

独立基礎 土埋め戻し

金物取付

大引を本取り付けします。

大引き受金物取付

終了

鋼製束の本取り付けは根太を付けてからにしますのでこれにて完了です。

大引き取付

コメント

タイトルとURLをコピーしました