我が家をDIYリフォーム中です。
今回は家の古くなった分電盤を新しい分電盤へ交換します。
家庭用分電盤の交換は第二種電気工事士の資格があれば法律上行う事ができます。
この作業は電工的な言い方で「低圧配線」に分類されます。
第二種電気工事士 資格 持ってマス
ワタクシ第二種電気工事士(電工2種)持っていますので家庭用分電盤の交換が(法律上)できます。
電工2種持ってると、わざわざ電気屋さんを呼ばないでいいから楽
DIYリフォーム中、ちょっと配線をバイパスしたい、繋ぎたいとかでその度電気屋さんにお願いしていたら色々大変ですが自分で出来ればすぐに解決です。
我が家の分電盤紹介
我が家の分電盤は昭和の家にありがちな玄関の上部に
こんな感じのが居ます、こっちも昭和感漂う分電盤。
古い!!
分電盤の状態
現在は新しく天井下地を組んだのでケーブルが垂れ下がって、おまけに分電盤の上フタが開いてます。
分電盤の仕様
定格電力60Aの漏電遮断機N-61E型 安全ブレーカーNational(Panasonic)製8基です。
機能的に問題は無いのですが、ブレーカー8基というのが心許ないです。
これが令和の分電盤
これぞ令和のスタンダード?かどうかは知りませんが
Panasonic スマートコスモ コンパクト21 単相3線式分岐配線用 住宅分電盤 BQE86242N1 ※リミッタースペースなし
かなり良いはず。
新旧分電盤を比較
単相2相式の小ブレーカー8基の既存分電盤と比べてサイズアップですが小単相2相式小ブレーカーが24基、単相3線式200V小ブレーカー2基と豊富なブレーカーが揃っています。
安心のオーラ出てますね!
分電盤の交換準備
どこのケーブルか直ぐ分かるように対応する番号を貼っておきます。
次に、写真は無いのですがそれぞれの小ブレーカーを切って、ケーブルを抜いておきました。
※ドライバーは絶縁タイプを使っています。
気をつけろ!!責任重大だ!!
電気怖い怖い!!
何が怖いかというとざっというと
- 感電の危険
- 接続機器の故障
- 近隣への迷惑や損害
こんな感じでしょうか?
感電の危険
まぁ当然です。
感電して運が悪かったら命落とすかも。
そもそも活線作業だし単相3線で200V出せますし、普通にヤバイです。
怖い怖い。
接続機器の故障
いま繋がっている配線を間違えたら接続されている機器に過剰な電流が流れて故障するかも・・・
ブレーカーはあるけど絶対とは言えません。
近隣への迷惑や損害
これが避けたいナンバーワンです。
絶対にメーターより内側で電流を止めてくれるとは限りません。
もし近隣を停電させたり過剰な電流で機器を破壊させたら賠償責任が発生します。
とにかくこれはヤバい。
やってはいけない事
今回絶対にやってはいけない事それは
ショートさせる行為
具体的には
- 端子を外す・付ける順番を間違える事(で、ショートさせる)
- 端子どうしを接触(短絡・ショート)させる事
これをやらなければ大丈夫(のはず)。
活線状態にて交換作業開始
外からの引き込み線だけになった状態で3線の活線作業開始です。
写真はありませんが、絶縁手袋して作業してます。
絶対に白線(N)を最後に抜く
まず最初は赤黒どちらでもいい筈ですが、先に赤を抜きました。
※ドライバーは絶縁タイプを使っています。
白のニュートラル(N)が絶対に最後
端子どうしを絶対に接触させてはいけません
抜いたら直ちに絶縁テープで保護して、続いて黒も抜きこちらもすぐさま絶縁テープでぐるぐる巻き。
とにかく短絡絶対ダメ!!
最後ニュートラル(N)の白線を抜いてこちらも絶縁テープでぐるぐる巻きします。
引き込み線の端子が無事外れた
ふぅ・・・怖かった。
もうこの分電盤には電気は来ていません。
旧分電盤撤去
ビスを抜いて古い分電盤を撤去します。
新分電盤が!?
新型に交換だ!!ん?でも、あれ!?・・・マジか。。。
順調にいっていた分電盤交換に問題発生です。
引き込み線が足りない
引き込み線が思いのほか短かく分電盤が定位置に収まりません。
サイズアップにより主幹ブレーカーの位置がずれた事で引き込み線が数十ミリ足りなくて(特に黒線)元の位置に設置する事が出来ませんでした。
また、分電盤の後ろに隠れていた引き込み線は長さに全然余裕がなく元々ギリギリでした。
段取り時、隙間からケーブルを覗いても長さが分からず一抹の不安はありましたがまさかここまで余裕がないとは。
別途苦し紛れの下地を作る
材料が勿体ないけど引き込み線が届く範囲で下地を作って分電盤を取り付けます。
分電盤はどの道、引っ越しさせるので今回は分電盤の交換ができればOKです。
分電盤交換完了
新しい分電盤をビスで留め、予め子ブレーカーの配線を先に挿し込んでおいて
絶対最初に白線(N)を付ける
取り外しとは逆に今度最初は絶対に白から先に付け、黒、赤と付けて
順番にブレーカON
無事交換できました。
電気も問題無く使えています。