【浴室】耐力壁を造る#2 桁受け材で補強

受け梁を入れたビフォー・アフター 昭和の狭小風呂からユニットバス

柱を切り欠く

まず、このクエストの始まりとなる門番の柱達に場所を空けてもらいます。
既存桁下に補強材を入れるため点線の部分を切り欠いて受け材を入れていきます。

現状の写真に受け梁と渡す梁をイメージを挿入

切り欠く位置にマスキングテープを貼って

右 柱の切り欠き位置

狭いので引き回しでセコセコ切っていきます。

右 柱切り欠き

もう片方も

左 柱切り欠き

ノミで削って完了

左 柱切り欠き完了

こちらもノミで削って・・・
削って・・・削り過ぎました。
何という事でしょう・・・筋交いを受けている箇所も切ってしまいました。
切った当初はそれほど気に病んでいませんでしたが後でジワジワ気になってきます。

右 柱切り欠き

敵をご紹介

ここでリフォームに立ちはだかる四天王を紹介します。

4つの問題 桁の継目段差・筋交い・芸壁下地・子舞竹
  • 桁の継ぎ目の段差
  • 筋交い
  • 外壁下地
  • 小舞竹

いざ、討伐!

105角ヒノキ材を採寸してカット、桁の継ぎ目の段差・筋交い・外壁下地の部分を切り欠いていきます。

桁継目の段差

受け梁切り欠きポイント 桁継目の段差

筋交い部分

受け梁切り欠きポイント 筋交い部分

外壁下地(既存間柱)部分

受け梁切り欠き 外壁下地分

加工完了!!

受け梁加工3箇所切り欠きOK

一旦収まり確認

入りました。

受け梁挿入

受け梁継目の段差無事越えました。

受け梁継目の段差無事越える

大丈夫そうです。
小舞竹の場所を墨付けておきます。

残りの敵

残りは小舞竹です。
受け材の収まり寸法から10mm程プラスさせて竹をカットします。

子舞竹

桁とコーチボルトで留めて一体化を図るため穴を空けます。

丸座金用の座掘り

小舞竹の穴を空けて出来上がり。
何かかっこいい!!

受け梁加工完了

がっちり入りました。
討伐完了!!
コーチボルトは後で入れます。

受け梁取付

やっちまった既存筋交い

柱を切り欠きすぎてしまい既存筋交いに影響を及ぼしてしまった件が今頃気になってきました。
受け材加工の時も頭をよぎったのですが無視して加工してしまいました。

こうするか

加工済受け梁

切るときにこう残すべきだった・・・

右柱を切り欠きすぎず残しておけばよかったかもしれない状態を解説

古(いにしえ)の筋交い構造をご紹介

この筋交いは今の工法とは違い「くの字」に入っています。
あった方がいいのはいいでしょうがネットや知人情報ではあまり強度のない入れ方として認知されているようで、今はこのような入れ方をしないという事です。
我が家の建築当初からある筋交いは殆どコレです。

土壁の中で恐らくなっている筋交いの位置
こんな感じで入ってます

気持ち的にはこの筋交いにあまり執着がなく他でも業者の施工で沢山切られているのを何度も目にしていますがやっちまった感があります。

脳内でこんな感じで会話が繰り広げられ・・・

仲間A
仲間A

お前のリフォームのコンセプトは「現状を活かす」じゃねーのか?
これじゃ活かせてねーだろ?

仲間D
仲間D

筋交いは効いてないじゃろうな・・・

仲間B
仲間B

出来る限りの事をやったのよ
ミスは仕方ないわ、これからの事を考えましょう

仲間C
仲間C

何かできる事はないかしら・・・

勇者
勇者

ビアンカに決まってるだろ!!!

そこで

ヒノキの端材を挟んでビス留めしました。
後で受け材とビス留めもしておきます。
これで勘弁してもらえないだろうか・・・

筋交い木片とビスで留める
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