【浴室】耐力壁を造る#9 間柱の仕様で悩む

下地構成で悩む 壁下地造作

築50年の我が家をDIYでリフォームしています。
設備関係などは業者さんに頼みますが他は安心して頼めそうな業者の方が見つからないので自分でやっています。

浴室がで狭くて移動以外の方法がなく引っ越しさせました。
土間・基礎を打ち、土台を設置し梁を掛け柱を立てました。
柱の間に筋交いも施工し今度は間柱を取り付けます。

業者さんの言いつけを守りつつ素人なりに先を見越した設計を心掛けていますが迷いや欲が出てきます。
家の特性やウィークポイントは住んでいたので把握してますが素人ソリューション故不備があったり欲が出て当初の計画より逸脱してしまったりしてなかなかスムーズに進みません。

今回は壁下地の構成について迷いまくっています。
これは当方の頭の中で迷った内容をそのまま書いています。

間柱の構成どうする?

今の状態です。
筋交いは未だ留めつけていません。
ここから間柱を取り付けて石膏ボードの下地とするんですが最適解に苦慮しています。

間柱のレイアウトと太さ

まず間柱の構成。
筋交いの中心を通すとして太さをどうするか?
画像ではちょっと分かりづらいけど45mmか27mmです。

45mmの間柱Ver

OR

27mmの間柱Ver

そりゃ45mmのがいいでしょう強度高いしビスも打ちやすい、壁の不陸も起きにくい。
お値段張るけど。。。

横胴縁を入れる?

横胴縁を入れるとこんな感じでしょうか。
ネットでよく見る光景です。
当初筋交なしのこのパターンでいこうと思ってました。
この横胴縁がスタンダードっぽいです。

でも、ちょっとイヤ

間柱を通した場合石膏ボードを貼るため横胴縁が必須になり16mm空間が狭くなるのも好ましくないです。
でも16mm犠牲にした方が仕上がりは良さそうです。

ちょっと面倒くさい事があって

左のシングル筋交はビスも金物も付けて床まで貼ってしまっているのに
間仕切りが入ってないんです。


切り欠いた間仕切りを入れる場合筋交を一旦取らないと入らないんですよねぇ〜

何で先に間柱入れなかったの?

理由は柱位置がボードの割り付けがやりづらかったからです。

家の傾きで土台と梁の垂直がずれていました。
そもそも最初からズレている・柱飛ばし・寸法無視とかもあります。
柱は前後左右ありますので通りを「合わせたい・合わせないといけない」箇所と「合わせたくない・合わせられない」って場所が出てきます。
新しい柱を立てる際、ズレた梁を中心で垂直に支える事により柱の位置がずれました。
結果、柱の内法がバラバラになり石膏ボードの割り付けが規則正しく出せませんでした。

そして柱を石膏ボードのジョイントとして割り付けていくとジョイントが柱から外れてしまう、またはビスを打つには狭いという「こっちを基準にするとこっちがダメ」という状況に陥りました。

下地をその都度追加すればいいのですが面全体が決まっていなかったのでそもそも追加する場所さえ決定できず、おまけに筋交で間柱を入れる方向が限定され問題が更にややこしくなっていました。

最悪材料を増やして下地を組めば解決する問題ですが材料だけ増やしても意味薄いし「美しくない」っていうのが放置した理由です。

段取り悪すぎじゃね?

と、常々思います。
床と筋交いを入れる前に面全体を作らないといけなかったのでしょうね。
でも床がないとメチャクチャ動きづらいんですよ・・・物も置けませんし汚れるし・・・
あと筋交いの施工経験が無かったので一度テストとしてやっておきたかったってのもあります。

もうこれでいい?

石膏ボードの割り付けが厳しくてジョイント弱いならコレいいじゃん!!
ジョイント気にしなくてもいいよ!!
これでいいかな?

45mmの間柱+胴縁Ver

デモチョットマテ

ユニットバスエリアの空間問題

もうひとつ懸念事項があります。
胴縁仕様にすると壁厚が増えます、増えると狭くなります
すると裏のユニットバスエリアの空間が想定範囲ギリギリになります。

ユニットバスは「1216」というサイズで、収まり寸法が1650mm x 1245mmです。
エリアの設定寸法は
長手:1695mm設定 ※45mmのマージン
短手:1285mm設定 ※40mmのマージン
マージンの45mmから9mm(9.5mm)の石膏ボード差し引いて最終的に26mmのマージンを取っています。
均等にすると片方に13mmづつの空間できるということになります。

ユニットバスエリアのリビング側壁は元々柱に直貼りの予定でした。
但し16mm厚の胴縁を入れてもギリギリ対応できる想定にはしていました。
図面の注意書きには「ALCの場合5mmずつ空けてください」と書いてあるけどALCじゃないし何かあっても10mmずつ空けてるなら間違いないだろうと。

例えば以下のように別途調整をすれば

  • 9mmの石膏ボードより薄手の壁材にする
  • 土壁側に壁材を貼らない
  • 壁材を柱の面(ツラ)に埋め込む

さてどうしたもんでしょうか。
予定通り行くか変えるか・・・
設備屋さんに相談していないですが何とかなると思います。

胴縁仕様でいっちゃう?

胴縁仕様はイケる事はイケますのでアリです。
後はサイズをどうするのかですね。

45mmの間柱+胴縁Ver

OR

27mmの間柱+胴縁Ver

胴縁を入れるなら不陸の問題は吸収できますし45mmの間柱案は強度にしか貢献しない事になります。
間柱って強度関係ないんじゃ?
耐力壁なら強い方がいいのでそれはそれでいいのかなぁ・・・

これ以上部屋を狭くしたくない

でもね・・・リビングを削った分狭くなるので優先順位は
面積 > 施工性
です。
たかが16mmですがされど16mmです
リビング・ダイニングは只でさえ柱の傾きを吸収するため狭くなるのに施工性を優先させてこれ以上空間を削ぎたくないです。
難しい・・・でも手間なのでさっさと終わらせたい・・・

プロが作った耐力壁

耐力壁ってどのくらいのボリュームなんでしょうか?
どうなっていたら耐力壁になるのでしょうか?
普通の壁との違いは?

ネットで耐力壁の定義は色々書いてあるので参考にしましたが実際に目で見たもので判断するのも大切なので参考になるプロの作った耐力壁の下地をご紹介します。
これは以前我が家に耐震壁を施工してもらった時のものです。

1階の耐力(耐震)壁
レーザーを見ると垂直ではありませんが
「建物の傾きに合わせて壁を立てる」と決まっているそうです。

こっちは2階筋交いはシングルでした。

そして合板を貼って耐力壁としています。
釘の種類・ピッチなどが決まっており、開口部にも制限があるそうです。

これが耐力壁のスタンダード?

ネットで耐力壁を調べると格子状もあれば筋交いパターンや合板仕様とか形が様々です。
「これが正解」というより構造計算を基に予算や建物の状況を勘案して作られるのではないでしょうか。

別の方法を考えてみる

軽天下地の壁で「振れ止め」という部材があります。
役割は横揺に対抗するもので石膏ボードの下地ではないです。


では木材だと何にあたるでしょう
筋交が振れ止めにあたるのでしょうか?
軽天下地と比べるのはナンセンスでしょうか?
動きが筋交いとはちょっと違う気がしますが横からの力を受けるのは似ているのでしょうか。

こんなのはどうなの?

ネットで調べると、横に入れる下地はどうやら「胴つなぎ」といい、振れ止めはこれに当たるようです。
構成は45×105角の部材を筋交の場所だけ切り欠いて縦に910mm間隔で横に取り付ける。
かなり強そうです!!
この方法なら材料は要りますがユニットエリア下地の問題と部屋内の面積問題は解決するのではないでしょうか?

同様の下地を希少でしたがネットで拝見しました。
物凄く見事な施工写真だったのですが今検索しても見つかりませんでした。

割り付け問題解決

面が全て出た事で貼り出しのポイントが決まりましたので
全て柱の中心とはいきませんが石膏ボードをここから貼り出せば左右うまく貼れそうです。


間柱にもビスをちゃんと打ち込めます。
胴つなぎ案で問題なさそうです。

次回実作業に入ります。

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