廊下の壁下地を作る6 ~途中で大型案件に変更~

下地

我が家の一戸建てをDIYでリフォーム中です。
基礎が割れていたり柱が傾いていたりしていて補強をしまくっていたら時間が物凄く掛かりました。

壁下地の施工進捗状況

色々寸法が狂ってしまっているので綺麗にやり直すのがとても大変です。
現在は廊下の壁下地を作っていてリビング側からスタートして今回はゴール地点の玄関の壁になります。

現状

現在この面を作成中で、玄関はここです。

今回の施工場所を説明する平面図面

これが玄関で、この右側の土壁に大壁を作ります。

壁下地作成場所

さっさと終わらせようとして

さっさと終わらせたいので土壁は残して上か下地を組みます。

天井と壁下地を一体で入れて

立てる間柱の上

水糸の収まりに合わせて土壁を掘って

間柱を入れるスペース掘る

壁下地の底部に下地を走らせて

間柱を乗せるヤツ

間柱用に両サイドを掘って

土壁に間柱を入れる場所を掘る

ハイ、枠になりました。

土壁に間柱を入れた上部写真

あとは中に下地を入れれば終わらせられる・・・

土壁に間柱を入れた下部写真

この作業の前に相欠き継ぎで下地を組んだので今度は反省点を活かしてより早くより精度よくさっさと終わらせようと考えてたんです。

壁下地組み上げイメージ
下地イメージ
廊下の壁下地を作る5 ~土壁を掘って下地を組む~ はじめての相欠き継ぎ
廊下の壁下地を組んでいます。柱が傾いていても極力廊下幅を狭くしたくなかったので下地はギリギリまで奥に控えさせある程度最適な通りを出すことができました。今回は相欠き継ぎという方法を試してみたいと思います。

扉の傾きがエグい

玄関ドアの傾きを見るとかなり傾いています。
いや、傾いている事は知ってたんですが・・・柱以上に傾いているっていうのは調べてませんでした。

傾いた玄関ドア

いや違う、また現実を見ないように・・・調べない様にしてたんだ・・・
最近偶にこういう現実逃避するんですよね。

玄関ドアをレーザーで垂直を確認

玄関ドアの高さは2000mmちょっとに対して傾きが30mm
つまり、15/1000 です。
柱は2600mmに対して傾きが30mm
11/1000です。
我が家の平均はおよそ 6/1000くらいです
これは我が家でもかなり傾いている柱になります。

この傾きどうしよう

この傾きは最終的にどうするか?
無視?垂直にする?

こんな感じで玄関ドアがある面が内側に倒れています。

玄関が内側に傾いている現状3Dイラスト

以前玄関ドアを替えようとしていたんですがタイミングを逃してしまって「このままでもいいかな・・・」って思っていたんです。
開口されてる時点でアレですが、ドアは交換せず壁は吹かして壁厚増やせば防音性が高まるのでウェルカムだし・・・
なのでこの面はあまり気にしなかったんですね、でもいざ壁を作る段階になると玄関ドアとのバランスも気になるしドア交換は出来る事ならしたいんですよね・・・

玄関ドアの交換

柱が傾いていない状態で交換だけなら多分1日でイケると思うんです。
あと、多少間柱入れて固定したりしてもイケると思うんですよ。間柱入れるだけならね。

内装だけなら

壁だけ垂直にしてドアは傾いたまま。
これでもいい気がする。
でも、扉枠から斜めなチリ?(って言うの?)が見苦しい。

壁を垂直にした状態を描いた3Dイラスト

そりゃこうした方がいいに決まってるけど・・・

壁もドアも垂直にした玄関の3Dイラスト

どうしたものかな。

思い出した!直挿しの柱

玄関の傾きをどうしようかと考えたいたら外壁補修の時見た光景を思い出したんです。
そう言えばこの外、柱が出てた・・・って

これは地震当時の写真です。
意味が分からなかったんですよ、その時は。
これが「ヒドい」という事に・・・

震災時に基礎巾木が割れ露出した玄関の柱

ちなみにこの割れているのは基礎ではありません、基礎巾木という化粧です。中に基礎があります。

外壁補修 ドサ回り ~Uカット(Vカット)工法~ #前編
外壁補修に少し慣れてきて色々と細かい方法を実践しつつ現状DIYで外壁補修を行う上で一番良い方法を模索中です。今回はこの模索した中で当方がベストであると思われる方法を実工事を交えて記載いたしました。あくまで個人的見解かつ現時点であることご了承ください。

当時ドアが付く箇所は直挿しという慣行があったのか、そんなもの無いのか・・・
ダメですよ直挿しは・・・こうなるんだから。

ダイニングキッチン4 腐った柱を発見
ダイニングの柱下が朽ちてました。最早荷重がかかっていない当該柱をこのまま見過ごすわけにいきませんので何らかの対策を考えていきたいと思います。

当時は基礎がどういうモノなのかも分かっていませんでした。なのでこれを基礎だと思っていて、あーコレ基礎割れてるの???基礎っって割れてたらダメなの???
みたいな感じでした。

外壁が割れる事の意味

そして色々理解が深まってくると、建物は地震等で動くけど割れるっていうのは壁が弱い箇所だったという事と割れる程動いた場所なんだな・・・という風になります。

これは補修作業の時の写真ですが見直すと

綺麗に柱の形に割れています。

玄関の柱の形に入ったクラックを補修

ちなみに補修は無事完了しています。

玄関の柱の形に入ったクラックを補修し塗装した後の写真

そういう事が今は分かりますが当時は「あ~割れてる~っ」てだけでした。
この割れの原因は、直挿しした柱が朽ちてきて接合も弱いもんだから地震で柱が動いてモルタルが押されて割れたっていう事だと思われます。
つまり、此処は揺れると壁が破れるほど動く場所って事です。

玄関を観察

観音開きの玄関ドアを開けて横から観察してみました。

玄関ドアの付いている箇所の土台

柱が土台に乗っていなくって基礎から下に延ばされて土に刺さっています。
柱が土台に掛けてないけど中にホゾくらいはあるんだろうか・・・有ると願いたい。
いや、基礎補強や土台補強・入れ替えなんかやると思っていませんでしたので当時この構造について注意が向いてませんでした。

現在の土台・柱・梁の状態を解説した3Dイラスト

玄関ドアの面には基礎が無い

基礎がない玄関の状況

ここ、基礎の上に土台が乗っていたらよかったのに

現在の土台・柱・梁の希望的観測描いた3Dイラスト

左面は土台に乗っていますのでセーフ
でも、先端は基礎がありません。

基礎がない玄関先

基礎が欲しいな・・・

贅沢言うと玄関ドアの面に基礎が欲しいです。

でも、玄関に基礎を打つなら速やかに出来ないと家のセキュリティが完全無防備になるのでは?って思うんです。
パスワードなしの採りたい放題です。
泥棒さんをわざと呼んでるような状態で置く事はできないし、もう家の家財道具一式引っ越させてやらないとかな・・・
別途手前に既存の玄関ドア移設するとか?いや、家の奥のがいい?
う~ん・・・留める下地さえあれば何とかなるような・・・
下地は廃材でイケるかなぁ・・・

玄関基礎打設+ドア入れ替え段取り案

玄関ドア交換シュミレーション

これが今の玄関と周辺の構造体
シュミレーションしてみます。

現在の玄関ドア収まり

パターン1

玄関ドアが中央になるパターン。
補強も強固で左右対称綺麗、但し外壁を切る必要が出てきます。

玄関面中央にドアを取り付けたケース

パターン2

基本的に今のドアポジションを維持、但し両側に新しい柱を持たせる。

既存位置に近い場所に新しい玄関ドアを付ける案

案2の方がやり易そうだけど、案で終わるのか実際にやるのか・・・

玄関ドアの基礎打ちは一旦ベンディング

もし、シュミレーションの様な仕上がりを望むなら

  • 基礎増し打ち
  • 土台接合&設置
  • 柱+補強
  • 場合によって外壁

ヤバいですね手間と時間が。
基礎の件は一旦保留です。
但し、基礎を打たなくても持つ、今後基礎を打つこともできる補強にはしておこうという考えに落ち着きました。

玄関面に基礎を打った時のシュミレーションの3Dイラスト

次回実作業です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました