廊下の壁下地を作る7 ~柱・土台達よ安心しろ、もう大丈夫だ~ 補強 土台・間柱・筋交いを迅速に付ける

下地

廊下のの壁下地を作ります。
正確には玄関の壁になるのかも知れません。
ここは、元々土壁の上から間柱を立てて終わらせるつもりだったのが構造体が弱っている事を思い出し基礎の打設を検討しましたが基礎は今のところ保留です。

ここが今回の施工場所です。
廊下の壁下地が片面のみ施工している様に見えますがもう片面は通りが出ており細かい下地は組んでいないものの柱からやり直しているので概ね出来ています。

今回の施工場所と状況を説明する平面図面イラスト

もう片面はこちら。

トイレ他 間取り変更6 はじめて柱を抜く 施工編3 #完結 ~失敗から学べ~
トイレの扉が古いもので低くて今の規格に替えると階段が干渉するので不恰好だし危険だと思い、今の規格が入るように変更しました。加えて梁も補強しましたがミスして梁に亀裂を走らせてしまい、対応のため急遽ホームセンターに走り追加の材料を購入してきました。

廊下の壁片面の下地進捗度です。
一応今回で最後です。

廊下の壁施工進捗状況を表したイラスト

コンセプト

只でさえ計画を変更して手間のかかる工事にシフトしたのに、色々決めてやらないとグダグダになると思ったので今回コンセプトを決めました。

①さっさと終わらす!!

これ一番大事。
もう細かい事は知らん、壁の通りは出ているのでスピード重視!!

今の状態です。
右隣は出来上がってます。

現在の状態と周辺の施工状況を示した立面図面イラスト
廊下の壁下地を作る4 〜周りを壊さず下地を造る〜 #後編
廊下の壁下地を作っています柱が傾いているので大変です。このエリアでは扉枠を作りつつ間柱を立てています。部屋内を壊したくないので化粧ベニヤを剥がさず新しい扉のサイズに切り取って対応中です。

②後から基礎を打ち易い構造に

できれば玄関ドア面に基礎を打ちたいでも、大変なのでしないかもしれない。
でも打つかもしれない、将来的に基礎も打ち易い構造にしておきます。

今回施工する予定の立面図面イラスト

③補強の拡張性を考慮

今回の目的は壁下地を組む事です。
範囲は壁になる部分のみですが、どこかのタイミングでもう少し全体で補強できればと思っています。

今後施工する予定の状態も含めた立面図面イラスト

土壁壊す!!

もう慣れたんですが兎に角ホコリが舞うんです。
吸引物は自然由来ですがカビとか微生物とかいるでしょ?絶対に!!
体に悪すぎるからマスク必須で、扇風機があれば尚よし。

土壁壊し始める

土壁を大方落とせました。
土嚢袋6袋強です。

土壁を落として子舞竹状態

子舞竹を外して貫だけに

子舞竹を撤去後の下地「貫」が残る状態

横75mm、縦60mmしか空きがない。
これでは補強ができない、というか細くなる。
材料全部無駄に加工しないといけなくなる。

貫から壁の収まり面を測る
土台から貫までの高さを測る

貫を切る、全部取る

貫をノコギリで切断

OK

貫撤去完了

古いアンカーボルトを締める

アンカーボルトが顔を出していましたが留められていなかたのでナットを付けておきます。

締められていなかった既存土台のアンカーボルトに座掘り座金を付ける

パワーで捻じ込みました。
多分径が違っていたけど表面が錆びていたのでアンカーボルトのネジ山を削りながら入っていきました。

締められていない既存土台のアンカーボルトを締める

既存土台にもケミカルアンカーでアンカーボルト挿した方がいいかな・・・?
でも時間かかるし基礎割れたら怖いし止めておこう。

垂直の墨出し

壁の通りを柱に写して墨をしておきます。

廊下の収まりの垂直を墨付け

土台を切り欠く

既存土台に補強土台を差し込むため深さ25mm程切り欠いて補強土台として90mm角ヒノキ材を入れます。
またコレ・・・メチャクチャ怖いツール、ノコ刃付きディスクぐラインダー。
マジで気を付けないといけないツール。

ノコ刃付きディスクグラインダー

怖いこわい・・・ビビりながら切り込みを入れます。

柱を切り欠くため複数回の切り込み

ノミでコツコツと大体掘れました。

柱の切り欠き

ん~~~24mm?

柱の切り欠き寸法を計測

もう少しの所で入らない・・・硬すぎてもう全然動かない・・・

添え土台挿入中

大変でしたが何とか取り外して右側の柱の奥を少しだけ削りました。
多分これで入るはず。

柱を削る

先に添え間柱を入れておく

補強材でもある添え柱兼間柱を両端の柱に抱かせます。
サイズは土台補強材と同幅の45mm x 90mm です。

天井下地が出来てしまっているので土台を入れる前に柱に添える間柱を先に入れておかないと後で入りません。

既存の柱に補強のため金物を付けていたのでその分を切り欠きます。

間柱の金物部分を切り欠く

よっこいしょ

左側

右間柱

右側

左間柱

左右両方補強間柱セット完了

左側補強間柱の下部で、柱はご覧の通り切り欠いて補強土台が入ります。

左間柱下部

右側補強間柱の下部です、下には今から補強土台が入ります。柱は微調整レベルで少しだけ削りました。

右間柱下部

カーンッ・・カーンッ・カーンッ・カーンッ・・
叩き込み、もうメッチャメッチャギリギリです。

添え土台挿入完了

何とか上手く入ったと思います。

既存土台と一体化

既存土台と新規補強土台とを一体化させます。

コーチボルト座金を沈めるための座掘りをします。

土台の座掘り

座掘りできました。

土台座掘り完了

これが打つコーチボルトM12長さ150mmと丸座金です。

丸座金とコーチボルト

下穴を径のおよそ80%で空けます。

コーチボルトに下穴を空ける

ボルトを捻じ込みます。

コーチボルトを打ち込む

完了

コーチボルト打ち込み完了

ボルト3本完了

土台補強一体化完了

筋交いを加工

今まで何回か筋交いを加工したのですが偶にやってはその後、加工方法を忘れるっていうのが最近のパターンです。

今は仮留めです。
筋交いを入れる場所は直角ではないので注意。

筋交挿入 正面から
筋交挿入 斜めから

角は一応大丈夫な様です。

筋交接合部

ちょっと部屋内の下地が当たったので削りました。

筋交中腹部下地削り

留め付け

添え間柱と筋交いを留めていきます。

先ず、間柱を留めます。

筋交ビス留め

次に、筋交いを留めます。

筋交金物取り付け

90mm以内に入れないといけないので2.0倍金物を入れるには根元タイプになるようですが
既に天井があって入れにくいので確実さとスムーズさを重視して1.5倍金物にしました。

筋交金物施工済み
ちょっと空きました

上下留めて
間柱を3本立てました。

筋交と間柱形成 上部

この3本の間柱はまだ留め付けていません。

筋交と間柱形成 下部

45mm角+45mm厚 = 90mmですがちょっとギリギリ過ぎるので間柱を少し削らないといけないと思いますが今はこのまま放置しておきます。

間柱、筋交横から

完了

とっとと済ませました。

間柱・筋交い取付

廊下の壁がほぼ出来上がりました。
それっぽい。

廊下下地全体

こうするのは後日。
横に下地も入れて最終形態に。

今後の補強展開

作業時間内訳

今回の作業時間はこのくらいです。

インシデント作業詳細所要時間
解体土壁・貫撤去1時間
土台:1本アンカーボルト・切り欠き・切断・調整・コーチボルト2時間
添え間柱:2本・筋交い:1本切断・加工・調整・取付1時間
間柱:3本切断・(仮)取付30分
合計4.5時間

疲れました。

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