基礎追加 廊下編2 ~基礎を追加するもうひとつの理由~

耐震補強イメージ 基礎・コンクリート

基礎を追加する理由は間取り変更に伴い壁ができる事と周辺のブロック基礎で脆弱だからです。

そして、もうひとつ当該箇所へ基礎を追加する事が有益だと判断した理由があります。
それは我が家は耐震補強工事済だからです。

耐震補強工事済だからより有益

何故耐震補強工事済だから有益だというのかというと
耐震性の高い基礎と壁を繋ぐ事でより耐震性を高められる可能性があるからです。

耐震補強のバランスは崩れないのか?

専門的な構造計算はわかりませんが1階の耐震壁は2700mm幅で2階を支える梁に連結、2階の耐震壁は900mm幅で2階梁に連結され既存壁と合わせて耐震性を高めていると思われます。
既に耐震壁の範囲内にある事からこの間に壁を設置する事は耐震性を高める事はあっても耐震性阻害するものではないという判断です。

耐震補強施工図面

ここで以前の間取りに合わせてみます。
壁が400mm程ずれただけで最低でも構造に影響がない、軽微である事が分かります。

耐震補強施工図面2

横から見るとこのような構成になります。
およそ中心にある2階の耐震壁のやや外側に基礎のある壁が立つことになりますので悪影響がない事がわかります。
筋交いダブル・シングル・筋交いなしどれを選択するかは今は未定ですが今はシングルを考えています。

耐震補強施工と新規壁の立面図

つまり、テーブルの足が増えただけ。

結論

大丈夫

本耐震壁を設置していただいた設計士の方に確認する方が確実だと思いますが

  • 周辺の壁をリフォームする際「補強できるならした方がよい、耐震壁を模してもいい」と設計士の方からアドバイスを貰った
  • 別途大工さんに基礎と壁の構想を相談したところ異論が無かった

以上の事から「建物自体の構造強化は全く問題ない」という結論に達しました。

ちなみに


ちなみに耐震壁は色々決まりがあるらしく担当の方に聞くと

  1. 材料に決まりがある
  2. 釘に種類、打ち込むピッチ・本数に決まりがある
  3. 開口部を設ける場合は厳しい決まりがある
  4. 建物が傾斜していた場合は傾斜に沿って壁を設置しないといけない

1〜3は「そりゃそうだな」というような内容ですが、4は「そうなんだ」と思いました。
ということは傾斜している建物に耐震壁を設ける場合には直接クロスが貼れず「別途下地を造り壁を吹かさなければならない」ということになります。他にも沢山あるとは思いますが聞きかじった情報は以上です。

元々50年前の建築思想で建てられたものです。
今の構造に丸ごと替える事はできませんができるだけ地震に強い建物にできればと思います。

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