防音対策 埋めた窓の太鼓現象を抑止 デッドニング&シージングボード

窓有りから窓を埋めてシージングボードを貼るまでのビフォー・アフター その他

以前、防音対策のため窓をモルタル壁で埋めて無くしました。
今度は内側から防音措置をしていきたいと思います。

この通りは防音を重視しています。
一階の窓を埋めて外からの防音対策をしました。

作業場所と譲れない防音対策を平面図面に記載

埋めた窓

埋めた窓はこうなりました。

なるべく厚くモルタルを塗りました。
周りより厚く塗ったのは遮音効果を高めるため周囲より厚く塗りたかったからです。
開口部が無くなった事で音がダイレクトに入ってこなくなりましたが依然として音はある程度のボリュームでは聞こえます。

窓が有る状態からモルタルで壁にするまでのビフォー・アフター
ダイニングキッチン1 床の解体を決意
ダイニングキッチンの床は1988年にリフォームしています。建築当初からリフォームをしていない箇所と比べると大分マシですが30年以上経過しており状態を見ながらどこまでリフォームするかを判断していきたいと思います。

今回は内側から防音対策をしようと思います。

対象場所

外からは窓は埋まっていますが周囲は土壁で、窓があった部分は下地がむき出しのままです。
モルタル壁を塗った事で一定の遮音効果を得る事ができましたので今度は埋めた窓の内側に吸音効果を付与したいと思います。
また、バラ板から音を増幅させない措置もしたいと思います。

部屋内から見た窓の有った場所
場所はこの窓跡です。

施工する壁構造

外からの音を増幅させない措置として現在のバラ板に遮音シートと板を追加して振動を抑え、空気層を設けた上で透湿防水シートと12mm厚のシージングボードを貼ります。

施工する壁の構成
埋めた窓跡にデッドニングを考慮した防音措置

何コレ?こんな方法効いた事ないんだけど?大丈夫なんか?

こんな施工見た事も聞いた事もありません完全オリジナルですw
ただ、可笑しなことはやっていないです既存の構造・工法に逆らったり、スポイルするような事になっていないので。
最悪「意味が無い、あるいはあっても薄い」という程度です。

ですがこの方法は以前に一度施工済みで、そこそこ良い感触を得ていますのでこちらにも施工をしたいと思います。

ダイニングキッチン 壁に防音対策 #後編 シージングボード ~効果の程は?~
ダイニングキッチン工事の中で当方のミスが原因で落としたくなかった土壁を落とす事になってしまい家の防音能力が低下しました。プラスアルファで盛り返したいので防音性能の復活および向上を目的として壁内を引き続き再構築中です。

2回目ですのである程度やり方出来ています。
施工は以前より面積が少ないしスムーズで早い筈です。

下地を組む

枠周りに付ける下地の寸法を測ってカット、厚みは27mm。

27mm x 27mm の下地材

27mm角に加工した下地を窓跡の周囲に廻します。

左側

対象場所の窓跡1下地を4辺に廻す

右側

対象場所の窓跡2下地を4辺に廻す

デッドニング

外からの音でバラ板が振動して音を増幅してしまわないようにバラ板に遮音シートと杉板を貼り付けてデッドニングします。

枠幅で杉板をカットして

9mm杉板 1mm遮音シート

カットした杉板と同じ寸法に遮音シートをカット

9mm杉板 1mm遮音シート

木とゴムを接着できるボンドで貼り付けて

9mm杉板と1mm遮音シートをボンド付け

タッカーで留めます。
※1010Jのステープルを使用しています。

9mm杉板と1mm遮音シートをボンド付けしてタッカーで留める

留めた裏側に根太ボンドを塗布

9mm杉板と1mm遮音シートをボンド付けしてタッカーで留め、裏側に根太ボンド塗布

窓跡のバラ板にタッカーで貼り付けていきます。
※1016Jのステープルを使用しました。

左側

窓跡に貼り付けタッカーで留める1

右側

窓跡に貼り付けタッカーで留める2

デッドニングに使ったステープルです。

使用したステープル1016J・1010J

シージングボード加工

シージングボードを採寸して加工します。

シージングボード

以前購入したダイケン シージングボード 1820 x 910 12mm厚が1枚残っていましたのでこれを放出です、このために大事に取っ手おいた!!
シージングボードは丸ノコで切断すると切りカスが物凄く出ますがカッターも通るしヤスリも効く加工しやすい材料です。

未だ取り付けませんがちゃんと入るかチェックのため軽く入れてみます。

左側

シージングボードはめ込み1

右側

シージングボードはめ込み2

シージングボードへ透湿防水シートを貼る

ちゃんと入る事を確認できたので外側になる黒い方へ透湿防水シートをタッカーで抑えにした胴縁へ留め付けます。
※ステープルは1025Jを使用しています。

シージングボードに透湿防水シートと胴縁をタッカーで留める

シージングボードを貼る

透湿防水シートの周囲がヒラヒラしていますがこのまま窓跡へはめ込んで

シージングボードに透湿防水シートと胴縁をタッカーで留めた部材をはめ込む

透湿防水シートのはみ出した部分をカット

はみ出た透湿防水シートカット

38mm長のシージング釘で留め付けます。
釘打ち機なんて持って無いので手打ちです。

シージング釘で留める

シージング釘は普通の釘より打ちにくいですが2度目の施工なので少し上手くなりました。

防音効果はどうなの?

防音効果は向上しました、いい感じです
当該防音の対象は「人の声」です。
シージングボードには吸音効果もあるので言わずもがなかもしれませんが、杉板と遮音シートが増えた事で壁全体の質量は向上しているので効果は確実にあります。
下部の土壁が欠けていて音漏れが多いので、これを処理すればもっと良くなると思います。

窓が有る状態からシージングボードを貼るまで4カットのビフォー・アフター

リフォーム前から現在までの遷移はこんな感じです。

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