今回ユニットバスを取り付けるため基礎と土台を撤去する事になりそれに伴い基礎の追加・補強および柱の移動を含めて必要な要望・要件を自分で考え設計し、プロにも相談・援助してもらいながら完成させる事ができました。
ここでは費用・時間や施工においての反省などを記しておきたいと思います。
仕上がり
言い出したらきりがないですが結果として経験不足ながら自身の要求した仕様を満たす工事が出来たと思います。
収穫
今回の施工で獲得した収穫は
- 鉄筋・型枠組みのスキルがレベルアップ
- 効率のよいコンクリート手練り方法のアップデート
- セルフレベリング材(基礎天端レベラー)を使う新しい経験をした
- 格安で基礎の補強が出来間取り変更の準備が整った
という感じでしょうか。
材料費用
買いすぎ・買い間違えは省いておよそ3万程度(税抜)の支出でした。
内訳は以下です。
品目 | 数量 | 実質使用量 | 参考単価(¥) | 価格(¥) |
---|---|---|---|---|
D10異形鉄筋(m) | 20 | 20 | 188 | 3,760 |
D13異形鉄筋(m) | 6 | 6 | 328 | 1,968 |
ケミカルアンカーPG10 | 20 | 20 | 132 | 2,640 |
ピンコロ石(50個入) | 1 | 0.5 | 750 | 750 |
結束線(普通) | 1 | 1 | 38 | 38 |
結束線(長め) | 1 | 1 | 48 | 48 |
塗装済み型枠合板1800 x 900 | 2 | 2 | 1,340 | 2,680 |
胴縁 40 x 16 x 4000 | 2 | 2 | 258 | 516 |
カップ型セパレーター120 | 10 | 10 | 25 | 250 |
ホームタイ(くさび式ホンタイ) | 20 | 20 | 58 | 1,168 |
アテイタ 60角用 K-1型 | 1 | 1 | 138 | 138 |
ジョイントナットW50 | 1 | 0.4 | 733 | 733 |
C型セパレーター250 10本入 | 1 | 1 | 268 | 268 |
セパ板ナット | 1 | 1 | 39 | 39 |
普通セメント | 8 | 8 | 360 | 2,880 |
砂 | 20 | 20 | 278 | 5,560 |
採石(普通) | 20 | 20 | 195 | 3,900 |
採石(小) | 5 | 5 | 195 | 975 |
アンカーボルトA-45 M12 | 5 | 5 | 92 | 460 |
アンカーボルトA-60 M16 | 1 | 1 | 398 | 398 |
セルフレベリング材(25kg) | 1 | 0.2 | 1,580 | 1,580 |
合計(税抜) | – | – | – | 30,749 |
作業時間
休日は8時間程やれるときもありますが概ね1回につき3~5時間程度、ダラダラやるときもあるので能率は悪い方です。
こうやって見るとかなり時間がかかってます。
項目 | 時間 | 備考 |
---|---|---|
作業期間 | 約1ヶ月半 | 着手から完成までの期間 ※他の作業も含まれます |
作業日数 | 20日 | 現場に行った回数です |
時間(推定) | 約70時間 | 1日に平均3~5時間程度 たまに休日は8時間位もあり |
費用対効果は?
大工さんから本工事は30万~40万級だと言われました。今回の費用は材料費3万+プロ日当0.5人工なので超破格値です。
但し当方の人件費はタダ計算ですのでプロに全て依頼し「時間をお金で買う」場合、幾らくらいなら許容できるかな?と思いましたので実体験を含めて推測ではありますが計算してみます。
当方の所要時間から金額を見積もってみます。
素人1人で70時間かかりましたのでスピード3倍で見積もってみます。
プロならこんな感じかな?という工程に分けてみます。
- 墨出し・掘削・捨てコン・型枠一部加工 (1人)
- 鉄筋組み・型枠作成・コンクリート打設、養生(2人)
- 型枠取り外し(0.5~1人)
単価15,000~20,000/1人工、工数3.5人工~4人工で計算してみます。
70(h) / 3 = 23(h) = 1人~2人で約3日 = 3.5人工(15,000/人) = ¥52,500
70(h) / 3 = 23(h) = 1人~2人で約3日 = 4人工(20,000/人) = ¥80,000
どうでしょう。
常用日当計:52,500~80,000 + 材料費計(税込):33,000 = 合計:\85,500~¥113,000
もし本工事が10万そこそこで可能ならプロに任せた方が全然いいですね。
スゲー大変でしたから。
やってくれたらの話ですが・・・
個人的にはコミコミで20万以内ならやってもらってもいいかも。
そもそも本工事の必要性は?
本工事は専門家の監修の元、必須工事ではなくやっておいた方が望ましい工事という位置づけです。
例えば工務店に相談した場合もっと簡素な仕様を提案されるかもしれませんし、そもそも不要といわれるかもしれません。
但し、柱の位置移動を伴う間取り変更がありますので行わないで間取り変更をすると、強度の向上を伴う抜本的な間取り変更ではなく対処療法的な見た目だけそれらしくする変更になります。
なので「強度なんてどうでもいい」というなら必要性は低いと思います。
当方は建物の強度向上を考慮した工事を想定しているので本工事でも強度の向上に寄与し今後の地震等の災害にも(新築の建物には敵いませんが)強いリフォームを心がけてい行きたいと思います。
目指しているのは20年以上快適かつノーメンテナンスで住める家
最低20年安心・平和に・快適に暮らせる家を目指しています。
システム開発でもベースをしっかり作っておくと仕様変更も比較的容易ですし何かあっても対処しやすいですし全く同じではないと思いますが設計思想には通じるものがあると思っています。
上記命題を意識してベースから直して行く事は今後の良い施工がし易くなり結果、思う通りの結果に近づける事ができると考えています。
引き続きよろしくお願いします。