水洗化で壊された基礎#4 基礎補修を決意 1日3時間、最速3日でやってみる(2日目)鉄筋・型枠

旧汲み取り式トイレ跡に基礎を打つための鉄筋を組んだビフォー・アフター 基礎補強

現在は使われていない汲み取り式便所跡周辺は水洗トイレの後付け工事で基礎は壊され穴だらけにされていました。
再び基礎を作るのが面倒くさくって無視していましたが気持を切り替えて1日3時間3日で終わらせる事を目標に着手する事にしました。

前回では掘削してベースコンクリートを打設しました。
打設して2日後ではちょっと早いですが時間が惜しいのでやってきました。

材料調達

必要な材料を購入です。

コンクリートの材料は想定している分量にちょっと余裕を持たせて購入しました。

状態

2日経ってひとまず硬化してます。

あまり衝撃を与えたくありませんので直接乗らずにさっさと作業します。

目荒らし

打ち継ぎ部分はコールドジョイントになるので接着性を向上させるため表面をディスクグラインダーで削っておきます。

ケミカルアンカー用の穴

ハンマードリルでケミカルアンカーPG10用の穴を空けます。

異型鉄筋D10用に穴の径は12.5mm 深さは90mmです。

鉄筋

基準になる外側の型枠を先にはめる

まず外壁側の型枠だけ加工してはめ込みます。
排水管があるので穴を空け縦に2枚に割りました。

これが一番大変でした。
後々面倒になりそうだったので外のモルタル床は極力切らず狭い場所に入れるのに加工を繰り返すという苦行を強いられました。

ここを基準に寸法を確定させていきたいと思います。
時間取られた・・・

仮でU字溝フタを鋼製束で突っ張る

既存土台を下から支えるための基礎ですのでガッツリ効いておかないといけないということで鋼製束で下から突き上げます。
先ずはちゃんと突き上げられるか仮で設置してみます。

1枚のU字溝フタを2点で支えてトルクを掛け過ぎると割れる可能性がありますので注意です。

鉄筋を仮置き

鉄筋を300mmピッチで組んでいきます。
余裕を持って購入していないので切り損じに注意して進めていきます。

鋼製束を仮設状態で立ち上がりの墨を出し鉄筋を切り出していきます。

鋼製束とU字溝を突っ張って本付け

鉄筋がOKっぽいので鋼製束をコンクリートボンドで接着します。

不陸が有って立てにくい場合はディスクグラインダーでコンクリートを削って平らにして
束のナット締めは過剰に上げすぎず硬さを感じてから4分の1くらい締めておきました。

ケミカルアンカーで鉄筋を接着

ケミカルアンカーのカプセルを挿入、ハンマーで叩いて鉄筋を既存基礎へ接着です。

鉄筋を本付け

仮置きしていた鉄筋を結束線で結んでいきます。

上部奥のアバラ筋が上過ぎましたが戻れないのでこれで行きます。

養生

基礎パッキンの通気口にセメントが入らないようにマスキングテープで養生しておきます。

配筋完了

完了

購入した鉄筋は全て使い切り、足りない分は余りの挿し筋アンカーで代用、長めのセパレーターも余っていたので汲み取りタンク周りを補強しておきました。

コンクリート漏れ出し防止

ちなみに隙間からのコンクリート流出を防止するため隙間という隙間に使わなかったコーキングタイプの補修用モルタルを詰めておきました。

型枠

型枠を取り付けます。
高さは195mmと決まっているので加工は比較的簡単でした。

セパレータ

外壁側は外から押えが弱いので内側に引き寄せる形で固定したいと思います。
余っていた200mmのセパレーターを使って引っ張ります。

外はちょっと高さとか色々ギリギリでしたが無事ホームタイ締めて装着完了。

内側も穴を空けて挿し込みます。
幅を200mmへ自動的に確定できますので楽です。

型枠は立ち上がりが低いので爆発はしないと思いますがセパレーターを付けると安心感があります。

型枠にも漏れ防止のコーキング

型枠の隙間という隙間を余っていた変性シリコンのコーキングで塞いでコンクリートの漏れ出しを防止します。

完了

今回も一体打ちです。
垂直は土台に木材を渡して型枠を上から吊りつつ
水平は四角形に固めて動かないようにしました。

あと、気を付けた点は型枠を解体する際バラしやすい方向にビスを打っておきました。

かぶり厚も概ね40~60mmあります。
OK

コンクリート打設準備

帰る前にコンクリート打設の準備をしておきます。

材料を並べて

30秒でで造った特注の木鏝も用意しました。

今日は終わり。

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