各所の基礎割れを補強し今までやって来ました。
このリビングの基礎は以前床下へ潜って調査して異常なしだったので、さっさと床を組めるものと思っていたんですがそう簡単にはいきませんでした。
現在のリビング
現在のリビングです。
今から床を剥がそうと思います。
リフォーム前のリビング
ちなみにこれがリフォーム着手前のリビングです。
まぁリビングっていっても和風だったので「居間」って言うのがしっくりくるかも。
何だよ・・・今見るとリフォームしなくても良かったかと思うくらい綺麗ですね。
古いけど以前にリフォームされた部屋なので見た目は比較的マシだったんです。
リビング床解体開始
リビングの床を解体開始です。
合板を剥がして下地だけになりました。
根太は45mm角、大引は70mm角、床束は木製+ブロックです。
構造は古い方かと。
大引の異常を検知
根太を外してると・・・ん?大引何か変
大引かなり傷んでた
うわぁ〜傷んでるなぁ〜・・・何でここだけ?
蟻道が無いので原因は水分ですね。
でも何故だ?
今度は基礎に異常を検知
床材を解体したらまた何かおかしいモノが・・・
ちょ基礎割れてんじゃん!!
うわー・・・マジかよ〜
解体前に床下へ潜って基礎割れの有無を調査した筈が見落としてたのか後で割れたのか・・・
基礎割れはもう無いと思ってたのに・・・
外には基礎巾木があるので基礎割れが分からないんです。
基礎割れの原因
基礎が割れた直接的原因はほぼ確実に地震ですが
何故ここが割れたのかという点でどうやら他の基礎割れと関係があるように見えてきました。
写真の右下にも基礎割れがありまして
こんな感じで割れていますがここの裏は
元々こうなっていて、既に全方位基礎を増し打ち補強済みですので今は無視していい割れでなんですが
この基礎割れを含む複数のクラック周辺の上には一直線上に大きな梁が通っていて柱と繋がっています。
この梁、高さがおよそ230mmあります。
上の写真と向きが逆になりますが図面にするとこうです。
梁の周りに基礎割れが集中している事が分かります。
既存の基礎コンクリートの仕上がりに一部問題もありましたが揺れによる梁から柱へ掛かるエネルギーが関係しているのかも知れないなと思いました。
またまた異常を検知
どうしたモンかなぁ〜面倒くせぇなぁ〜
もう基礎割れたままでもいいんじゃね?って思いつつ片付けていたら
何かシミを発見。
これは水?
ちょっと土掘ってみると水で濡れたと思わしきシミ
水は使ってないしこれは外から?
雨が降った後
そして、翌日降雨後にシミが広がっていました。
降雨による家内への漏水確認。
マジかよ。
大引の痛みはこれが原因かぁ・・・
基礎割れを補強するか
基礎補強はもうお腹いっぱいで気が進みませんが・・・まぁやるか
と言う事で基礎の目荒らしから始めました。
近所へ煙をなるべく出さないようにしようと窓を閉め切ってやったんですがこんなんになりました。
※防塵マスク付けてます
このように新しいコンクリートをくっつきやすくするため基礎の表面を削って
今回は終了です。
もうコンクリート扱わなくていいと思ってたんですがまたコンクリート。
やれやれです。
次回はこちら