何度かリフォームをされてきた築50年の本戸建ですが2階の窓は建築当初のままです。
この窓は木製でいかにも古いガラスがはめ込んでありますが環境の変化に伴い不要と判断して無くす事にします。
古の小窓を紹介
北側の小窓はお隣と近く外気も殆ど入らずおまけに見ての通り古い。
外からの音がほとんどそのまま室内に入って来ます。
写真には写ってませんが窓の上には庇(ひさし)があります。
庇に音が反射して、より沢山の音を拾っている疑いもあり
ざっくりとですが以下のような特徴のある小窓です。
悪い面
- 換気機能 ※外的要因により換気があまりされない
- 見た目 ※古くて景観が悪い
- 遮音・防音性 ※外からの音を遮断できていない
良い面
- 通気性の確保 ※但し隣家との距離が近いためあまり空気が流入しない。
音
悪い面3「遮音・防音性」にあります件で
当該小窓に内側から畳1枚で遮ってみたところ、室内に入る音が大幅に軽減しました。
従って外の音の侵入経路(原因)は当該小窓だと断定できた。
通気
悪い面1の「換気機能」にあります件で、通気性能の維持または向上のため通気棟を検討中ですが施工しないかも知れません。その場合は天井裏に東西方向にガラリ取付で維持又は向上を図ろうと考えています。
取ってしまおう!
今のままでは僅かな換気機能のみな窓につきデメリットが上回ります。
実は外壁塗装をした時に足場が未だ残っていて撤去される前に対応したいと思います。
通気と音の問題は解決できそうですので、小窓を撤去、モルタルで埋めて壁にします。
窓を外し、庇(ひさし)をディスクグラインダーで切断、撤去しました。
ちなみにこれが撤去した庇(ひさし)です。
墨付けして更に不要な部分をカットしていきます。
カットしました。
カットした周辺の目をディスクグラインダーで荒らして面を取りました。
およそ幅20mmの目荒らして10mmの面取りをしました。なお、この数字と方法は自己流ですが設計士の方にNGを出されなかったのでこれで問題ないという認識です。
断面図で表すとこんな感じです。
合板貼り付け
上は9mm合板、下は12mm構造用合板です。
12mmの方は下地を組んで窓枠にはめています。
小さいですがこれで幾分か耐力壁の役目を担ってもらおうと作成したつもりです。
少しは強くなったかな?
内側の下地
ちなみに室内側はこんな感じです。
合板と枠との隙間はほぼありません。
ガチガチですw
耐力壁図解
図にするとこんな感じです。
32mmビスを打ち込んでいきます。
次回、ラス工法でモルタルを塗っていきます。