我が家の一戸建てをDIYでリフォーム中です。
基礎が割れていたり柱が傾いていたりしていて補強をしまくっていたら時間が物凄く掛かりました。
色々寸法が狂ってしまっているので綺麗にやり直すのがとても大変です。
現在は廊下の壁下地を作っていてリビング側からスタートして今回はゴールにあたる玄関の壁になります。
現状
現在この面を作成中で、玄関はここです。
これが玄関で、この右側の土壁に大壁を作ります。
さっさと終わらせようとして見た目だけの下地を組む
さっさと終わらせたいので土壁は残して上か下地を組みます。
天井と壁下地を一体で入れて
水糸の収まりに合わせて土壁を掘って
壁下地の底部に下地を走らせて
間柱用に両サイドを掘って
ハイ、枠になりました。
楽々です。
あとは中に下地を入れれば壁下地になる
終わらせられる・・・
この作業の前に相欠き継ぎで下地を組んだので今度は反省点を活かしてより早くより精度よくさっさと終わらせようと考えてたんです。
そういえば、玄関ドアの傾きがエグい
玄関ドアの傾きを見るとかなり傾いています。
いや、傾いている事は知ってたんですが・・・前からドア開けたら勝手に閉まるしw
でも、周辺の柱以上に傾いているとは・・・
いや違う、また現実を見ないように・・・調べない様にしてたんだ・・・
最近偶にこういう現実逃避するんですよね。
玄関ドアの高さは2000mmちょっとに対して傾きが30mm
つまり、15/1000 です。※1メートルにつき15mm
柱は2600mmに対して傾きが30mm
11/1000です。※1メートルにつき11mm
我が家の平均はおよそ 6/1000くらいです ※1メートルにつき6mm
これは我が家でもかなり傾いている柱になります。
この傾きどうしよう
この傾きは最終的にどうするか?
無視?垂直にする?
こんな感じで玄関ドアがある面が内側に倒れています。
以前玄関ドアを替えようとしていたんですがタイミングを逃してしまって「このままでもいいかな・・・」って思っていたんです。
開口されてる時点でアレですが、ドアは交換せず壁は吹かして壁厚増やせば防音性が高まるのでウェルカムだし・・・
なのでこの面はあまり気にしなかったんですね、でもいざ壁を作る段階になると玄関ドアとのバランスも気になるしドア交換は出来る事ならしたいんですよね・・・
玄関ドアの交換
柱が傾いていない状態で交換だけなら多分1日でイケると思うんです。
あと、多少間柱入れて固定したりしてもイケると思うんですよ。間柱入れるだけならね。
玄関の傾き・ドアどうしよう?
やればやるほど良くはなる・・・でも、その分時間も費用もかかります。
どこで手を打つのかって事になるのでしょうか・・・
玄関ドアは放置して壁だけを真っすぐに
壁だけ垂直にしてドアは傾いたまま。
これでもいい気がする。
でも、扉枠から斜めなチリ?(って言うの?)が見苦しい。
玄関ドアも壁も全直し
そりゃこうした方がいいに決まってるけど・・・
どうしたものかなぁ・・・
震災当時は構造が分からなかった玄関の柱
玄関の傾きをどうしようかと考えたいたら外壁補修の時見た光景を思い出したんです。
そう言えばこの外、柱が出てた・・・って
これは大阪北部地震にあった当時の写真です、震度はおよそ6。
意味が分からなかったんですよ、その時は。
これが「ヒドい」という事に・・・
ちなみにこの割れているのは基礎ではありません、基礎巾木という化粧です。中に基礎があります。
当時ドアが付く箇所は直挿しという慣行があったのか、そんなもの無いのか・・・
ダメですよ直挿しは・・・こうなるんだから。
当時は基礎がどういうモノなのかも分かっていませんでした。なのでこれを基礎だと思っていて、あーコレ基礎割れてるの???基礎っって割れてたらダメなの???
みたいな感じでした。
壁が割れた原因
そして色々理解が深まってくると、建物は地震等で動くけど割れるっていうのは壁が弱い箇所だったという事と割れる程動いた場所なんだな・・・という風になります。
割れるべくして割れているのだ
割れるには割れる原因がある。
「そりゃそうだろう」と思われるかも知れませんが「じゃあ、ここは何が原因で割れたのか?」です。
これは補修作業の時の写真ですが見直すと
綺麗に柱の形に割れています。
ちなみに補修は無事完了しています。
外壁が割れる事の意味
きっかけは大阪北部地震ですが、直挿しした柱が朽ちてきて接合も弱いもんだからこの地震で柱が動いてモルタルが押されて割れたっていう事だと思われます。
つまり、此処は地震で揺れると壁が割れるほど動く場所だったって事です。
そういう事が今は分かりますが当時は「あ~割れてる~っ」てだけでした。
玄関を観察
観音開きの玄関ドアを開けて横から観察してみました。
柱が土台に乗っていなくって基礎から下に延ばされて土に刺さっています。
柱が土台に掛けてないけど中にホゾくらいはあるんだろうか・・・有ると願いたい。
いや、基礎補強や土台補強・入れ替えなんかやると思っていませんでしたので当時この構造について注意が向いてませんでした。
玄関ドアの面には基礎が無い
ここ、基礎の上に土台が乗っていたらよかったのになぁ
構造耐力上不要と考えられたのは当時の建築思想なら仕方ないとは思います。
左面は土台に乗っていますのでセーフ
でも、先端は基礎がありません。
基礎が欲しいなぁ・・・
贅沢言うと玄関ドアの面に基礎が欲しいです。
そうすると防犯がガバガバに?
でも、玄関に基礎を打つなら速やかに出来ないと家のセキュリティが完全無防備になるのでは?って思うんです。
パスワードなしの採りたい放題です。
泥棒さんをわざと呼んでるような状態で置く事はできないし、もう家の家財道具一式引っ越させてやらないとかな・・・
別途手前に既存の玄関ドア移設するとか?いや、家の奥のがいい?
う~ん・・・留める下地さえあれば何とかなるような・・・
下地は廃材でイケるかなぁ・・・
玄関ドア交換シュミレーション
これが今の玄関と周辺の構造体
シュミレーションしてみます。
パターン1:ドアが中央
玄関ドアが中央になるパターン。
補強も強固で左右対称綺麗、但し外壁を切る必要が出てきます。
パターン2:右寄せのまま
基本的に今のドアポジションを維持、但し両側に新しい柱を持たせる。
案2の方がやり易そうだけど、案で終わるのか実際にやるのか・・・
玄関ドアの基礎打ちは一旦ベンディング
もし、シュミレーションの様な仕上がりを望むなら
- 基礎増し打ち
- 土台接合&設置
- 柱+補強
- 場合によって外壁
ヤバいですね手間と時間が。
基礎の件は一旦保留です。
但し、基礎を打たなくても持つ、今後基礎を打つこともできる補強にはしておこうという考えに落ち着きました。
次回実作業です。