【2階】廊下の内装下地を組む#2 我が家で一番長く高い壁 前編

階段吹き抜け壁下地 壁下地造作

築50年の一戸建てをDIYでリフォーム中です。
1階の基礎を補強して土台・梁を補強、間取変更で柱を抜いたり新しく入れたりして現在は2階を施工中です。
2階の傾いた床を水平に直して屋根からの輻射熱を遮断するため桁上断熱、現在は廊下から真壁から大壁へするための壁下地と新しい天井の下地を作成し始めています。

前回の施工場所

前回2階の廊下と部屋を区切る間仕切り壁下地を立てました。

【2階】廊下の内装下地を組む#1 壁の間仕切り下地 傾いた柱を削る
今回は2階廊下の天井下地に着手しつつ部屋内側の間仕切り壁を作っていきます。家の傾きで柱も一緒に傾いていますがここから水平・垂直を出して対応していきます。

今回の施工場所

今回はその壁に対面する壁を作っていきたいと思います。

この壁は2階廊下から1階玄関まで階段を介して

続く長さがおよそ7.2m吹き抜け高さは5.8m程、我が家で一番長くて高い壁になります。

足場作り

壁下地を作るにあたって邪魔になるので今まで使っていた階段の足場掛けを解体します。
今までこの桁へ打ち付けた木材に足場板を掛けて作業していましたが

邪魔にならない箇所に足場掛けを作り直し足場板を敷きなおして間柱を立てていきます。

階段吹き抜けに間柱を立てる

無事足場も出来たので吊木受けの裏側に間柱を滑り込ませ交わった点を壁と天井の角として壁下地を作っていきます。
先ずは柱に添える間柱から仮付けしていきます。

下は階段の踏み板が挿してある「ささら桁」という階段部品の外側を間柱が通るようにしていきます。

壁の通りを出したい

この壁は1階・2階を階段を介して斜めに長くなっていて通り(壁面)を出すために水糸どう張ろうかと考えた結果
壁の通り(壁面)から合板分(12mm)離して斜めに水糸を張る事にしました。

壁下地の収まりから合板分(12mm)吹かした位置に水糸を括りつけた釘を刺して

水糸を斜め下へ張っていきます。

途中ちょうど12mmの隙間がある場所を見つけて合板の切れ端を打ち付けて

ゴールである1階玄関の端まで水糸を張りました。

この水糸に従って間柱の通り位置を決め、垂直は個別に間柱へレーザーを当てて対応しようと考えました。
これでイケるのか?

1階の玄関から間柱を立てる

今度は玄関端から間柱を立てていきます。
ここも桁下300mm程に土壁が塗ってないので土壁を塗ろうかなと考えていたのですが

【2階】防音対策 土壁を塗り継ぎ フロア全体
断熱工事も去ることながら防音工事も本物件に関しては重要で今回は防音効果の向上を主たる目的として建築当初には塗られていなかった高さまで土壁の塗り継ぎを行います。

外からの14sqの電気引き込み線があり何かあったとき対応しづらくなるので土壁欠損部には防音目的メインで袋入のロックウールを詰めておきました。

2階廊下へ間柱を立てていく

階段吹き抜けから2階廊下へと間柱を立てていきます。

階段吹き抜けはこんな感じになりました。

柱と柱のあいだに間柱を立てる

柱と一体化して壁下地を形成する幹になる添えられた間柱が入りましたので今度は柱と柱のあいだに石膏ボードの割り付けを考慮しながら基本的に303mmピッチ以内で間柱を入れていきます。

廊下幅を極力広くとっているので殆どの箇所で土壁を削らないと間柱を収める事ができませんので削っていきます。

電気の引き込み線も上手く通しつつ傾いた既存の構造体へ垂直に壁下地を組んでいきます。

全体的な下地強化と石膏ボードがジョイントで動くのを極力抑えようと間柱の裏から胴縁を差し込んで柱と固定、太くします。

この胴縁は縦910mmピッチで入れていきます。

玄関付近です。

奥の胴縁が手前より下がっているのは下の貼り出し位置が違うからです。

ビフォーアフター

ビス留めは未だですが壁下地の施工前と施工後のビフォーアフターはこんな感じです。

1階から階段吹き抜けを見上げた写真

2階廊下から階段吹き抜けを見た写真

次回、後編です。

【2階】廊下の内装下地を組む#3 我が家で一番長く高い壁 後編
階段吹き抜けの傾いた土壁の真壁を垂直なクロス貼りの大壁にするための壁下地造作を続行します。今回は主に縦に立てた間柱へ胴つなぎ(横の下地)を細かく入れていきたいと思います。
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