築50年の実家を素人がDIYでリフォーム中です。
間取りを変更したり補強したりと大変ですが何とかやっています。
前回でトイレとランドリールームを区切る間仕切りとそれに直交する壁に下地を組みました。
今回はランドリールームとキッチンパントリーを区切る間仕切り壁と天井下地も組みつつ分電盤と天井点検口の取り合いも確認して位置の確定もしていきたいと思います。
前回組んだ壁下地
前回組んだ格子状の壁下地です。
ここは元々風呂場と
洗面所だった場所で
壁を抜いて取り壊し、梁・柱を補強、空いた風呂釜と換気口を塞ぎつつ外壁を補修し
土間コンを打設・防音対策を施し、傾いた柱に垂直な壁と天井の下地を組み現在に至ります。
キッチンパントリー(食品庫)に天井点検口を付けたい
プロが引いた図面もなければ経験浅い素人です。
しかし、家の弱点への理解と希望はしっかりあります。
希望としてはキッチンパントリーに床下点検口、天井点検口、分電盤を収めたいと思っております。
天井高を2300mmとして施工してしまっていますが吊木受けに直接野縁を打ち付ける方法で天井高を40mm高くして2340mmとしました。
この天井高で450mm角の点検口を付けるとどんな感じなのか仮設置でシュミレーションしてみます。
面積がギリギリで余裕がありません、面積を拡張するとランドリールームが狭くなります。
どこかで妥協点を見出さないといけません。
間柱を立ててみる
ここはキッチンパントリーの裏側でランドリールームです。
こちら側から見ると電盤も裏側です。
間柱を立ててみています。
分電盤を収まる位置へ
点検口を開けたとき互いに干渉しない位置まで分電盤を下げました。
ここが点検口の取り合いで収まる位置になります。
分電盤の蓋も付けて点検口のフタを開けても分電盤との間隔を20mm程確保できる位置です。
シュミレーション結果
この高さだとパントリーの扉を開けたとき分電盤が見える位置です。
う~ん見えてもいいけどちょっと色々詰め込み過ぎかなぁ・・・
でも湿気のない場所へ設置できるので分電盤は此処で確定したい。
まとめると
- 扉を開けた時分電盤が見える
- 分電盤・天井点検口・換気扇・照明・床点検口と面積に対して設備が多い
- 分電盤の設置環境は良好
先ずは間仕切りを立ててみる事に
シュミレーションした結果、分電盤はパントリーに収めるのは良いと判断しまし。
但し、高さについては要検討です。
ランドリールームとパントリーを仕切る間仕切りを前回のように45mm角の木材を下地にして12.5mmの石膏ボードを両面に貼って70mm厚の間仕切りを端材も活用して立てていきます。
端材で作った間仕切り壁下地
前回で長めの端材は放出してしまい、今回は横にして胴つなぎにも出来ないくらい短い端材しか残っていません。
色々考えた末、勝手に考案した構成がこんな壁下地です。
立てた間柱へ端材を横に1本延ばしてビスで固定
更にもう1本付け足して又ビスで固定2層に、間柱との間隔は90mm空き、壁端部からは180mm中央に延びました。
2層にした端材の中心から縦に303mmピッチで同様に連続して付けていきます。
これに間柱を当て
中央の下地は45x60mmの端材も余っているので有効活用していきます。
気持ち悪い壁だな!大丈夫かよ?
そりゃ綺麗なグリッドになった下地のがいいですが材料が勿体ないし捨てずに活用した満足感があります。
耐久度
中央が広いですがそれでも幅は約345mm程ですので、たわみは弱いものと思われ問題ないとの判断です。
強度のムラはありますが455mmピッチの壁下地もありますし。
最悪中央に1本下地を追加してもいいと思っていますが、この間仕切りにそこまで強度が必要かというと、そうではないと思うんですね。
メンテナンス性
また、分電盤の配線がやり易い開口サイズ考慮しています。
配線は通しやすいと思います。
こんな下地は見た事ないけどw
点検口の位置を再考
パントリー天井に付けたかった450mm角点検口ですがこのままだと使いづらく折角付けても点検口の機能を十分に発揮できないのでは・・・という疑念が強まって来ました。
天井点検口の役割
そもそも天井の点検口の役割でベストなのは
- 天井裏に入れ
- メンテナンスが出来
- 部屋の景観・機能を損なわない位置にある
ではないかと思うんです。
昨今の天井点検口の事情
しかしながら、マンションの点検口などはスペースの問題(容積を無駄に使いたくない)もあってか住んでいる経験上「1」が弱く、あまり天井裏には入れず、とりあえず配線や問題点を目視する事が主な役目なようです。
よって「2」も決して良いとは言えないのではないかと思いますがそこはプロ、システムとして問題ないよう作ってある事でしょう(知らんけど)。
「3」の位置に関しては良好でユニットバスの天井からのみ目視できるまたは、もう1つ収納庫辺りにあったりしました(あくまで経験上)。
天井点検口の位置で悩む
マンションのように天井裏を目視できるだけならユニットバスの点検口だけでいいのでは?と、思ったりもしましたが入り組んでかつ、補強と間取り変更をした当該戸建では目視さえままならない状況になると判断。
分電盤の傍へ点検口を設置すると決めたので少なくとも配線のメンテナンスと周辺の目視が出来る状況にはしたいと思っています。
では、点検口の件をどうするか?
- このままいく:面積がギリギリ収まり悪い、メンテナンス性あまり良くない
- 300mm角に付け直す:狭いけど面積の件は解消、メンテナンス性は悪化
- 隣のランドリールームへ移動:面積の件は解消、収まりOK、メンテナンス性向上、但し湿度が高くなる
以前も大いに悩みました。
最終案(暫定)
で、以前も色々悩みましたがこうなりました。
これを基に施工を進めていきます。
天井点検口移動
点検口をパントリーからランドリールームへ移動させました。
一応想定内ではありますが回りくどかったです。
しかし、実際に目で見て触って確かめるのが素人にとっては確実ですし必要なプロセスでした。
素人のクセに大丈夫かよ?
天井点検口をランドリールームに移動した事でパントリーより少し周りが見渡せ、配線のメンテナンスが容易なのがメリットですがランドリールーム内の湿気が点検口の隙間から入ると分電盤にや配線に悪い影響はあっても良い影響はないと思います。
プロが施工した分電盤などは脱衣所に設置してあったりしますが、それはプロの話、素人が安易にマネすべきではないと自覚はしています。
この点しっかり認識して続きの作業をしないといけないと思っています。
分電盤の位置を上げる
点検口の件を気にしなくて良くなったので分電盤は先ほどより上に設置できました。
パントリーの活用できる容積も増え、景観にも影響を与えづらく、使い勝手も悪くない位置となりました。
分からない事だらけなので素人はいちいち大変です。
現在の状況。