廊下の基礎割れを増打ちで補強5 ~はじめての基礎補強~ コンクリート打設編

コンクリートを打設するビフォー・アフター 基礎・コンクリート

DIYコンクリート手練りの最適な方法を模索

まだ本格的にコンクリートを練ったのは1度のみで場所はユニットバス土間の面積7割程です。
素人ではありますが、今回強度が高いという事で基礎の一体打ちにチャレンジしたいと考えています。
一人で何とか効率よく・早く・良いコンクリートを練るにはどうしたらいいか?色々考えましたが兎に角避けたいのは

  • 作りすぎて余る
  • 遅すぎて固まる

です。
経験の浅い当方は一度に沢山の量を練るコツをつかんでいません
1発勝負のコンクリートで失敗は絶対にしたくありません。
色々見聞きすると一人で練る場合、少量で細かく練るのが良いと聞きます。

そこで土間コンクリートを打ったときに実行したコンパクトな練り方を再実行していきたいと思います。総重量が70kgと比較的軽く、持ち運び可能なので一人で練るには扱いやすかったです。

持ち運びサイズに押さえたコンパクト量

70kgは当方にとっては持ち上げが可能な量ですので何かあっても持ち上げて運んだり流せると思い、この量にしました。

品目セメント採石合計
比率123W/C:44%
10.8kg21.6kg32.4kg4.75L69.55kg

今回の手練りコンクリート計画 全2案

場所について

補強箇所と同時に玄関框のブロック積みのためベースコンクリートを130mm厚流します。

今回の基礎補強と玄関框の仕上がりイメージ平面図面

場所は玄関・廊下ですが
スペースが狭く平坦ではないので移動・持ち運びが難しそうです。

未だ鉄筋を組んでいない時の写真ですが
狭い!!!

基礎補強において掘削して砕石を入れた時の写真

案1

予め同じ分量にパックしておいて何も考えずに8回練る

バケツ8杯
  • メリット:1回の練りが少なく軽い、分量計算の間違えの影響が少ない
  • デメリット:練る回数が多い

W/Cは約44%

場所セメント(kg)砂(kg)採石(kg)水(L)部材重さ合計(kg)回数総体積(㎡)予定総重量(kg)理論上必要重量(kg)余り(kg)水・セメント比率(W/C)
玄関框10.821.632.44.7564.850.1196324275.08-48.9244%
基礎補強10.821.632.44.7564.830.0756194.4173.88-20.5244%
合計80.1952518.4448.96-69.44

案2

打設場所別に練ってその場で流す4回で済むが1回で練る量が多い

バケツ


量が多い分、混ぜにくくなるので強度が少し落ちますがW/Cを少し変えて混ぜやすくしました。

  • メリット総回数が少なく運搬の労力が少ない、一応寸法に合わせて算出したので計算上では余らない
  • デメリット:1回で練る量が多いため重い、もし、分量計算を間違えていたときの影響が大きい

W/C は約52%

品目No.1No.2No.3No.4合計
ターゲット玄関框基礎フーチング基礎フーチング基礎立ち上がり
目的ペースコン基礎補強基礎補強基礎補強
練り場所玄関基礎型枠前基礎型枠前基礎型枠前
寸法(mm)2070 x 300 x 1302100 x 300 x 502100 x 300 x 502100 x 150 x 1400.1878
セメント(kg)14.9021.51521.51516.9174.84
砂(kg)29.8043.01543.01533.81149.64
採石(kg)44.7064.5364.5350.71224.47
水(L)7.6811.0811.088.7138.55
重さ(kg)97.081129.0645129.0645101.43456.64
体積(㎡)0.038870.0561150.0561150.04410.1952
基礎補強と玄関框の打設順序を記載した平面図面

「案2」を採用

案2を採用し、前回より多く練る事にチャレンジしてレベルアップを図りつつ効率よく流し込んでいきたいと思います。

打設準備

段取り八分という事で
八分も無いとは思いますが、道具を用意し材料を設定量に測って順番に使えるように置いておきます。これで効率を良くして時間短縮を図ります。

事前に重量を測って

コンクリート材料の重量を測定

ちょっと並べ方がビジュアル的にアレですが、順番に並べておきます

回数ごとに小分けして置いている

コンクリートバイブレーターを買いました。

購入したコンクリートバイブレーター

オークションとフリマで買えば?

オークションやフリマサイトでで建設機材を何度か購入したのですが建設系の出品は雑で荒い事が多かったです。
梱包が雑で商品が壊れていたりした事が何度かありヤバいなと判断し積極的に購入するのを止めました。
実はコンクリートバイブレーターもそのひとつで、梱包が雑でスイッチが破損して起動できませんでした。これはお金と時間の無駄だと思い新品を購入しました。

コンクリート打設開始

では開始します。
緊張します。
先ずはNo1の材料を打設場所の傍に置きます。
玄関土間は養生のためブルーシートを敷きました。

トロ船に未開封の材料が入っている

コールドジョイントには2液の打ち継ぎボンドを使います。

コニシボンドE200

規定の配合で混ぜます

E200の混合重量を計測

打ち継ぎ面へ入念に塗ります。

打ち継ぎ面へ塗布中

塗布完了

打ち継ぎ面へ塗布完了

コンクリートを練って

トロ船とハンドミキサーでコンクリートを練る

ぜコンクリートバイブレーターで気泡を抜きます。
もちろん初めて使います。

コンクリートバイブレーターを使う

完了

ブロックを積む框(かまち)側です。
ここから更にコンクリートを流すので表面をザラザラに荒らししておきます。

玄関框部分のベースコン

基礎補強側です。
フーチング上面をL型の型枠をビス留めして押さえています。
上に露出しているのが天端です。

増し打ち基礎補強部分完了状態

作業に必死すぎて写真があまり撮れずです。
メチャメチャ疲れました。
コンクリートの量はほぼピッタリ、残った量は大き目の弁当箱2箱くらいでした。

あとがき

コンクリート打設案は当時、悩み過ぎて柔軟に考えることができませんでした。

  • 案1採用でも最後辺りで調整すれば余るリスクを回避できるはず
  • 運搬に関しても冷静に練ることができたら練る場所の移動は適切にできるはず

今なら分かることも、やったことがないとは些細な事もちんぷんかんぷんで理解できない事があると思いました。

また、コンクリートの混ぜ方についてはもっと効率的な方法を後から本職の方に教えてもらうのですがこのときは知りませんでした。

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