風呂場跡を再生 内装編2 ~間取りを作る~ 傾いた柱に名案?  柱に鎧を着せろ

傾いた柱のカバー工法ビフォー・アフター その他

前回、傾いた柱面に間仕切りが来る場合の対象方法に難儀していました。
スペーサーで調整する事は可能だと思いますが入り隅がデコボコだったり一部下地が無かったりするのはちょっとイヤだなぁ・・・と。
プロなら簡単に解決するかもしれませんが先日当方は何も閃かずふてくされて帰ってしまいました。

場所は以下です。
元々浴室は狭かったので引っ越しさせました。
風呂場跡はランドリールームとパントリーになる予定です。

施工場所を平面図面で解説

現況

柱の下部より上部が奥に傾いていて柱に材料を抱かせて垂直に直す方法を採ったのですが丁度、柱面が入り隅が当たる場所になってしまうので角の弱い下地になってしまうのではないかと考え困っていました。

傾いた柱にこうやって間柱を挟んだけど

両側から間柱を抱かせて傾いている柱に下地を立てた

間仕切りが柱面なのでパッキンを入れて垂直に立てても入り隅はスカスカに

柱に入り隅が出来る事で脆弱な下地になる事を危惧

擬似的な柱を造れば解決する?

閃かずふてくされて帰った夜、閃きました。
「柱が傾いていても傾いていないようにすればいいのでは?」と

傾いた柱に垂直な柱で覆うイメージイラスト

具体的には、傾いた柱に「柱のように見える木材で囲めばいい」のでは?
と考えました。

作業開始

我が家は元々真壁の土壁表しで柱は太い柱と並の柱の2種で構成されています。
よって内側の通りには太い柱が張り出しています。

隣の120mm角が通りの面になりますのでここへ仮想的な柱を垂直に配置したいと思います。

傾いた柱に垂直な柱で覆っったときの周囲との通りを合わせるイメージイラスト

使用する材料は105mmx27mmホワイトウッドです。

木材斜め加工

まず、下部は下地の通りまで15mmあります。
15mmから斜めにカットします。
どういう事かというと

斜め加工

こういう事ですね。
厚みが下部で15mm、上に行く程厚くなっていきます。

横から見た傾いた柱と垂直な材料の位置・寸法

こんな感じです。

垂直な間柱で覆った

そして両サイドを間柱で挟み

垂直な間柱で覆いサイドをクランプで固定

同じように切り出しては積み上げていきます。

垂直な間柱で覆いサイドをクランプで全固定

ガッチリクランプで挟んでレーザーを当てて垂直を確認

クランプで固定した垂直にして覆った間柱のレーザーで垂直確認

で、ビスを打つ

クランプで固定し垂直にして覆った間柱にビスを打つ

やった!!できた♪

クランプで固定し垂直にして覆った間柱が完成

天井との角もバッチリです。
初めからこうだった様な感じになりました。

クランプで固定し垂直にして覆った間柱の天井との境目

吊木受けの上は見えないので柱を全ては覆わず通気性を優先しました。

クランプで固定し垂直にして覆った間柱に通気のため隙間を空けている

解決!!
良かったよかった♪

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