【浴室】間取り変更で基礎を新規追加#6 鉄筋 後編

基礎を打ち継いで追加・補強するため型枠を組み鉄筋のベース筋を組む 基礎補強

築50年の一戸建てにユニットバスの設置場所を確保のため土台・基礎を切る事となり基礎を新規で追加する失敗や計画変更もそのまま記載した記録です。ここではケミカルアンカーを使って鉄筋を既存基礎に施工し一体化準備・新規で作る基礎の配筋をしていく様を記しています。

前回、ケミカルアンカー用の穴を空け一部にケミカルアンカーを打ちこみました。
引き続き残りのケミカルアンカーを打ちこみながら鉄筋を組んでいきたいと思います。

ケミカルアンカーと鉄筋組み

ネットで拝見した良さそうな方法がありました。
上下を複数のフック状にした鉄筋で繋ぐ方法が強度が出そうです、溶接とういう方法もあるようですが溶接機は持っていませんので不可です。
両サイドの打ち継ぎ面へ更にケミカルアンカーを施工鉄筋を組んでいきます。組む順番を間違えると鉄筋が入らなくなりますのでよく注意して組んでいきます。

上から見た完成状態マップ、アンカー・フックを付ける位置を説明

上部の穴を空けた方にL字に曲げた鉄筋をケミカルアンカーで挿し込み固定します。

既存基礎にL字に曲げた異形鉄筋D10をケミカルアンカーで繋ぐ

上に横鉄筋を挿しこみフック状に曲げた鉄筋をぶら下げながら結束線で留め横鉄筋をケミカルアンカーで固定、下へ横鉄筋をフック状鉄筋を通しながらケミカルアンカーで固定。

フック状にした鉄筋を掛ける

逆も同じようにします。

既存基礎にL字に曲げた異形鉄筋D10をケミカルアンカーで繋ぐ

フック状の鉄筋は上下の鉄筋を付けた時ひっぱりが出るくらいギリギリで曲げました。

L字に曲げた鉄筋D10と上下をフック状に曲げた鉄筋を接続

90mm長の穴が確保できなかった箇所があります

何度か貫通してしまった事で基礎の厚みを確認し、厚みに不安が残る2・3箇所は貫通しない事を考慮し75mm~80mm程にしました。
残念ですがここが当方の限界です。

立ち上がりも配筋

人通口(点検口)を空け配筋していきます。

人通口(点検口)を付ける予定で開口部を空けた配筋

ここで間違えに気づく

開口部せまっ・・・

基礎開口部の予定寸法は600mm x 300mmそれ自体は少し狭いけど人が通れるサイズ
しかし打設予定の土間とユニットの高さがおよそ160mm程度だと気づいてしまいました。
せまい、狭いよ・・・
設備屋さんに問い合わせたところ、「狭すぎて使えない点検口なので無くてもいいです」との事。
ユニットの一部が床下からメンテナンス不可になってしまいますが「浴槽のエプロンから確認できます」との事でした。


また、設備屋さん曰く「ユニットの下部で問題が発生する事がありえない」という事でしたが気持ちの中では「ありえない」と言い切る事が良く分かりませんでしたが、狭くて「使えない人通口(点検口)は不要」というのは同意でしたので「わかりました。人通口(点検口)はやめておきます」と返答しました。


高さ160mmという低い開口部のために強度を落としながら補強の手間をかける事より不要になった基礎を切る方がよいのではと考えました。
最悪床下からの確認が不可になることも想定内とします。

人通口(点検口)の高さが160mm程した確保できない

人通口が狭すぎて要らない
新規基礎で開口部なしにすると塞がる場所

人通口(点検口)を取りやめ

やり直ししました。

人通口(点検口)を止め鉄筋を組みなおした図

どんどん組んでいきます

既存基礎へ抱かせる補強箇所へ鉄筋を格子を立体的に組んでいる
既存基礎へ抱かせる補強箇所へ鉄筋を格子を立体的に組んでいる
既存基礎へ抱かせる補強箇所へ鉄筋を格子を立体的に組んでいる
既存基礎へ抱かせる補強箇所へ鉄筋を格子を立体的に組んでいる

あとがき

設備屋さんに言われた土間の床面までの高さはおよそ350mmの指定を受け、そのように打設しましたが大工さん曰く「ユニット土間の高さが350mmは低い250mmくらいがよい」とのこと。
低いデメリットは弱い勾配からくる排水の臭いが逆流しやすい、逆に高いと排水がスムーズ・臭いが逆流しにくい。
低いメリットは手が入りやすいから(職人が)楽、逆に高いと手が入りにくいから仕事が面倒。

だそうです。
この点はもう少し事実確認が必要かと思います。

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