寝室リフォーム #床編1 はじめての床造作 本職仕込み

床下地の造作解体後から下地形成後のビフォー・アフター2カットを1枚にした画像 1階寝室
床下地の造作解体後から下地形成とのビフォー・アフター

築50年の我が家をDIYリフォームしようと思い立ち自分にはどのくらいの事が出来るだろう?
と考えながら少しづつ進めていっていました。
今回は1階中央にある寝室として利用していた和室の床を造作することになりました。

ここはサッシ以外は殆ど建築当初から変わっておらず土壁は落ち見た目はかなりボロい部屋です。
でも土壁の調湿性が良かったのか見た目とは裏腹に快適な部屋でした。

床をプロが点検

別件で来てもらっていた大工が床を点検して

職人さん
職人さん

床は多分かなり痛んでます
一度畳を剥がしてみますか?

私

え~そうなんですか
ではお願いします

職人さん
職人さん

あ、これは結構きてますね♪
一部を開けてみますか?

私

お願いします

職人さん
職人さん

あ~やっぱり♪


私がやると費用が発生してしまいますが
ご自分でやるなら費用はかかりません
どうします?

私

えーマジですかー
畳が沈み込む箇所とかあったのは
こういう事だったんですね
わかりました、やります

職人さん
職人さん

では今からいう材料を買ってきてください

材料名寸法数量
ベイマツ45mm x 45mm x 3m14本
ホワイトウッド90mm x 27mm x 3m5枚
ヒノキ90mm x 90mm x 4m2本
針葉樹合板1820mm 910mm x 12mm6枚
ビス90mm2箱
KU928 床職人カートリッジタイプ760ml1本
鋼製束150基重4本
私

わかりました。

では、行ってきます。

材料を買出し

名前と寸法メモってホームセンターに来たけど何が何だかさっぱり分からなかったので店員さんにメモを渡して揃えてもらいました。

床の状態

無事材料を買い終えて解体前の床を再度観察します。

大引きは割れ

割れた大引きをマークして解説

根太は朽ちていました。

朽ちた根太1

これでも床として成立していたんだからそれはそれでスゴいと思います。

解体

では、完全に解体します。

墨出し

これは大工さんがやってくれました。

各所に墨を付けてもらいました。
これが大引の上面・根太の下面です。

根太受け(1枚目)

施工当時は名前は知りませんでしたが根太受けというようです。
これを通称根太ボンド(KU928床職人)2枚重ねで貼り付けて受けにするようです。
大工さん曰くこの方法が一番確実だということです。

大工さんに75mmのビスを貰って墨通りに取り付けます。
ビスが折れたり真っすぐ入らなかったりして結構難しかったです。

何とか1枚目終了

1日おきます。

根太受け(2枚目)

1枚目の根太受けを取り付け翌日2枚目を取り付けます。

大引き取付

大工さんに貰いました。
このツーバイ金物が90mm角の大引きに使える便利なヤツらしいです。

インパクトドライバーの扱いにも慣れず何本かビスを折りながらも何とか取り付けます。

鋼製束

こんなヤツです。

4箇所1箇所束石に不具合があり新規で設置する必要がありました。

根太ボンドで固定

こっちは既存の束石です。
とはいっても破損したブロックですが・・・

大引き取付完了

大引が取り付できました。

根太

根太を一旦加工して置いてみます。

根太ボンドと併用して下穴ありで90mmビスを打ち込みます。
壁際は4mm以上隙間を空けてあります。

根太を取り付け(根太受け部分)

水平チェック

根太を取り付けた後水平が出ているか水糸を張ってチェックします。
もし、水平でない場合は鋼製束で調整します。

幸い調整の必要はありませんでした。

床下地完成

無事床の下地が完成しました。

職人さん
職人さん

間に合いませんでしたが
後は合板を貼り付けるだけです
合板はビス用の墨を打って2mm以上透かして
貼ってください
あと、下地に防蟻材を散布することをお勧めします
頑張ってください

私

わかりました
ありがとうございました

このとき教えていただいた床造作のマニュアルです。

本職直伝 ~床造作マニュアル~
ここでは本職の大工さんから当時教わった床造作においての指示やアドバイスを当方なりにまとめた内容となります。 床モデル 階層部材1層フローリング厚み(寸法は貼る部材による)2層12mm合板(針葉樹合板等)3層根太4層根太受け、大引5層鋼製束L...
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