初めからあったと勘違いしていたコーナー窓は実は後付けで耐震強度が落ち、外壁も割れてしまっていました。
元々この窓、個人的に不要だと思っていたので塞いで筋交も復活させ更に本数を増やしてダブルに。
大壁にするための下地も入れました。
既存の無筋布基礎は割れていたので鉄筋を「あと施工アンカー」で既存基礎へ挿し込み接着、コンクリートを増し打ちして内側へ添え抱かせたツイン基礎を形成しました。
今回はこの形成したツイン基礎の上へ既存の土台と新規土台を繋げ一体化させて補強します。
土台の加工精度を確認
既存土台に添え抱かせる150mm高の補強土台両端を既存土台と「大入れ」仕口で繋ぎます。
この掘った「大入れ」が寸法通りに加工出来ているのか確認するために基礎パッキンを敷かず繋いでみます。
既存土台へ付けた墨(印)と墨が合えば正しい寸法で加工出来ている事になります。
左側の土台が僅かに上がっているのは土台自体が下にむくれ、上に反っているので正しいです。その証拠に上から叩けば墨が合います。
補強土台両端に座堀りする
添え抱かせる補強土台の両端は大入れで繋いだ後、上からコーチボルトで固定、更に柱へコーナー金物も付けますので金物を付けるスペースを空けつつ材料が割れない安全な位置を模索します。
で、色々悩みつつ位置を決め座堀りしました。
コーナー金物取り付けシュミレーション
コーナー金物の取り付け位置を確認します。
まぁこんなモンではないでしょうか。
基礎天端を僅かに削る
土台の加工精度は合格でしたので基礎の高さを再検証します。
基礎天端が一部0.5mm〜1mm程高い箇所があったので削って低くしました。
これで土台も基礎も正しい寸法になった筈です。
端材で既存土台を補強
105mm角の桧材や105x150mm角ベイマツ材および抜いた柱の端材が余っていますので適切に消費したいと思います。
丸ノコでなるべく段差が付かないように切断します。
まぁまぁ綺麗に切れた方ではないかと
念のため根太ボンドを塗布して
予めビスの下穴を空けた状態で土台上に置いていきます。
土台を取り付ける
既存土台へ補強土台を添え抱かせて取り付けます。
根太ボンド塗布
先ず既存土台側面へ鳴き防止のため根太ボンドを塗布します。
なお、土台は塗布しなくても鳴かないと聞いているのですが素人の自覚があるので鵜呑みにしません、塗っときます。
土台を入れる
手を挟まないように下へ木材を敷きながらコンコン入れていきます。
両端をコーチボルト留め
両端に丸座金+コーチボルトで留めしました。
アンカーボルト締め
アンカーボルトへ座堀りナットを付け土台を固定していきます。
土台の水平良好。
転びチェック
アンカーボルトを締めたので土台の転びをチェックします。
内側へ僅かに転んでますがこちらも概ね良好
ヨシ!!
そしてインパクトドライバーが動かなくなった
ちょうどアンカーボルト4本、コーチボルト2本の合計6本を締め終わったときインパクトドライバーが動かなくなりました。
症状としては逆転は動作しますが正転モードで回らず「ジーッ」と音がするだけになりました。
やっちまった〜・・・
インパクトがアチアチだなぁって思ってはいたんですがやり過ぎたようです。
保護機能が働かない?!
説明書によると「本体の温度上昇で保護機能が働いて停止する」とか書いてあったんですが何コレ?
実は前にも一度壊していて今のインパクトドライバーは2台目です。
以前の機種の説明書は未確認で今回のは確認はしてたんですが自動停止しないので使えるんだと機械任せでした。
購入してから1年9ヶ月、温度センサーも故障?
自動停止条件満たしてない?
急遽仕舞う
作業続行不可につき本日の作業終了です。
土台上の補強材をボンドも塗布したのに留められなくなってしまったのでクサビを打って密着させておきます。
側面からコーチボルトで既存土台との一体化は出来ませんでしたが
幸いというべきかアンカーボルトは留まっていますので中断しても大きな問題はなさそう(と思いたい)です。
土台アンカーボルト = インパクトレンチ > インパクトドライバー
インパクトドライバーが無いとビスさえも打てず作業幅の制限が半端ないですね。
本当はアンカーボルト締めには「インパクトレンチ」だと思いますがインパクトレンチはタイヤ交換でもしない限り使い道がないんですよね。
本体も高いし・・・
とにかくインパクトドライバーが無いと今後どうしようもないので修理か買い替えかします。