前回で基礎がなく、上物がオーバーハングしている箇所に基礎を打つ計画を立て、基礎天のコンクリートを鋼製束で突っ張って密着させようと考え市販の平板加工で対応しようと試みましたが失敗。
結局自作でコンクリートの平板を作りました。
完成イメージ
新規基礎部分の完成イメージをスケッチしてみました。
既存基礎に穴あけ
あと施工アンカー(ケミカルアンカー)のための穴あけを既存基礎へ行います。
レーザーで墨出しします。
なるべく水平になるよう水平器を貼りつけてドリルで穴を空けます。
基礎の状況を考慮して穴を空けていきました。
※基礎のクラックはVカットしてあります
打設時コンクリートが流れないようにする
理由は不明ですが、このセメントで固められたゴミのようなコンクリートで出来ている配管下に空洞がありました。
空洞はあまりよろしくないし、横穴があると基礎を打つときコンクリートが流れてしまうので予め塞いでおきたいと思います。
第1段階:塞き止めコンクリート
空洞にコンクリートを押し込みつつ端材とブロック等で押さえて硬化させます。
硬化後
完全に上辺までコンクリートはいきませんでしたが先ずはこれで良さそうです。
第2段階:積み木式コンクリート型枠
更に壁を作ります。
コンクリートの壁を排水溝の下まで作りますが狭くて流しにくいので型枠を2段構造にして確実に流していきます。
一応垂直にしておきます。
横にも合板を取り付けて
こんな感じかな
コンクリート打設:積み木式コンクリート打設
1段目にしっかりコンクリートが流れた事を確認しつつ2段目の型枠を設置、上までコンクリートを流して硬化まで待ちます。
先ずは1段目。
コンクリートが行き渡った事を目で確認して
2段目の型枠をビス止めして残りのコンクリートを流します。
硬化後
打設から5日後型枠を取り外しました。
これで打設時不用意にコンクリートが流れてしまう事を防げそうです。
アンカー取付
鋼製束取付
何もないよりマシだと思い、上下にコンクリートボンドを塗布して取り付けます。
余分な部分をカットします。
ボンドを塗ります。
付けすぎた・・・
所定の位置から土台に突き上げます。
鋼製束完了
自作のL型コンクリートパーツに3本の束が立ちました。
鋼製束もう1本
配管を挟んでもう1本立てます。
Kモルタルで接着するため下地剤のユニエポを塗布
基礎側にもユニエポ塗布
Kモルタルをサンドして接着しつつ突き上げました。
あと施工アンカー(ケミカルアンカー) & 配筋
あと施工アンカー(ケミカルアンカーPG10)を施工していきます。
鉄筋を留めていきます。
ひとまず配筋完了です。
土台が僅かに上がった
束で突っ張った周辺の土台が上がってしまったようで、土台と基礎の間に隙間が発生しました。
鋼製束を突っ張った新規基礎に隣接する箇所です。
アルミライナーという材料です。
1mm~3mm厚のアルミ製板です。
既存基礎のレベル調整に使うものらしいですのでこの材料がマッチしています。
アルミライナーを叩き込む
隙間に出来るだけ広範囲に沢山叩き込んでおきました。