床をリフォームしようと剥がしたら基礎が数ケ所割れていた事が発端で基礎補強を決行しました。
補強は既存基礎へ内側から新規基礎を抱かせる方法を採り、大変でしたが何とか基礎補強は完成し今度は既存の土台にこちらもまた内側から抱かせる形で補強しつつ土台を設置していきたいと思います。
既存基礎へ穴を空けケミカルアンカーで鉄筋を固定し配筋、コンクリートを打設しました。
補強基礎にはアンカーボルトも付けました。
加工
土台となる105角の檜材を採寸のうえ切断していきます。
アンカーボルトの穴あけ
アンカーボルトの穴を空けていきます。
仕口
接合部分の仕口を彫っていきました。
本工程は既に経験済みです。
この仕口は「大入れ蟻掛け」と呼ぶようです。
不陸調整
基礎パッキンを挟んで土台をはめ込んでいきます。
コンクリート打設を頑張ったんですが基礎天は全て寸法通りかつ水平にはならず高すぎる箇所は削り、高さが足りない箇所にはスペーサーを挟んでいきました。
※写真では不陸状態をスペーサーで確認しています
レベルチェック
土台をはめ込んだらレーザーで正しい高さ・水平をチェックします。
水平器で材料自体の転びもチェックしました。
まぁまぁです。
本設置
土台を本取り付けします。
アンカーボルト
彫れて埋まる座金をアンカーボルトにねじ込んでいきます。
ここでより強くボルトを締めると高さを少し下げる事ができそうです。
一部で試してみると2〜3mm程無理矢理下げる事ができました。
そもそも施工状態が悪く土台が浮いてるのか?とも疑いましたが基礎スペーサーが抜ける訳でもなくしっかりはさまっていますし、各個材料は期待通り明記された寸法が出ていますので浮いてるということでは無さそうです。
一体どこが沈んでいくのか不明ですが締めまくると2〜3mmは強引に落とす事ができるっぽいです。
微調整に使えそうですが一応ほぼぴったりに合わせたのであまり強く締めすぎないように程々にしておきます。
コーチボルト
コーチボルト(コーチスクリュー)で既存土台に補強土台として抱かせ一体化を図ります。
径はM12長さは180mmのコーチボルトを使用し、下穴は8mmのドリルで8割の深さまで、ピッチはおよそ250mm〜300mmで行いました。
金物
角には金物を付けていきました。
火打ちも付けていきました。
水道管を割るの巻
のん気に水道管にもたれかかって作業していたら水道管を割ってしまい水が噴き出し大慌て
元栓を閉め、急きょホームセンターに行って水道管を入手何とか事無きを得ましたが高さが微妙に足りなくて一部浮いてしまいました。
後で何とかします。
大引き
色々考えたのですが採石を敷いて台形の束石をコンクリートで固めて独立基礎を造る事にしました。
100mmの砕石層、120mmのコンクリートに束石を20mm沈ませて一体化をする計画です。
床下はGL(土の面)まで概ね425mm程になる予定、これで床下に潜る際も比較的動きやすいと思います。
掘削
型枠
今回は小さな四角い枠だけでいいので仕様に沿った寸法の型枠を(端材の集まりで)つくって予め用意しました。
墨出し
今回は水糸を張るために杭を作ってみました
初めて杭を打ってみます。
一応垂直確認
水糸とレーザーで水平と方向を確認しつつ
型枠を合わせていきます。
型枠
土をよく転圧します。
土から240mmで型枠の面確認
4つ全て確認完了。
砕石投入・転圧
採石を入れて高さ・方向を確認しつつ更に転圧。
型枠取付
折角の新しい大引に穴を空けてしまう事に気が引けましたが大引に木材を取り付けて高さと方向を確定させたいと思います。
ちなみに大引は未だビス止めしてませんが寸法ギリギリなので所定の場所に叩き込んだだけでガッチリ固定されます。
ビス止めして型枠を吊っていきます。
水平チェック
完了
チェック
設計通りの寸法になっているかチェックです。
仮に束石を置いてみて水平であるか墨通りになってるか。
コンクリート打設段取り
コンクリート打設量は少ないですが準備します。
束石は1晚水に浸けて打設コンクリートの水分を奪わないようにしておきます。
コンクリート流し込み
翌日です、では打設します。
採石を水で十分濡らしておきます。
コンクリートを流し込んで。
コンクリートバイブレーターで気泡を抜きます。
100mmで一旦止めて少し時間を置きます。
締め固まってきたら上からコンクリートを流して。
上からグリグリして水糸の高さに合わせます。
出来ました。
高さが予定通りか鋼製束を差し込んでみます。
OK
ミッションコンプリート。
脱型・埋め戻し
1週間養生して型枠を外します。
只今季節は春です。
水平チェック。
埋め戻し。
金物取付
大引を本取り付けします。
終了
鋼製束の本取り付けは根太を付けてからにしますのでこれにて完了です。