以前、防音対策のため窓をモルタル壁で埋めて無くしました。
今度は内側から防音措置をしていきたいと思います。
この通りは防音を重視しています。
一階の窓を埋めて外からの防音対策をしました。
埋めた窓
埋めた窓はこうなりました。
なるべく厚くモルタルを塗りました。
周りより厚く塗ったのは遮音効果を高めるため周囲より厚く塗りたかったからです。
開口部が無くなった事で音がダイレクトに入ってこなくなりましたが依然として音はある程度のボリュームでは聞こえます。
今回は内側から防音対策をしようと思います。
対象場所
外からは窓は埋まっていますが周囲は土壁で、窓があった部分は下地がむき出しのままです。
モルタル壁を塗った事で一定の遮音効果を得る事ができましたので今度は埋めた窓の内側に吸音効果を付与したいと思います。
また、バラ板から音を増幅させない措置もしたいと思います。
施工する壁構造
外からの音を増幅させない措置として現在のバラ板に遮音シートと板を追加して振動を抑え、空気層を設けた上で透湿防水シートと12mm厚のシージングボードを貼ります。
何コレ?こんな方法効いた事ないんだけど?大丈夫なんか?
こんな施工見た事も聞いた事もありません完全オリジナルですw
ただ、可笑しなことはやっていないです既存の構造・工法に逆らったり、スポイルするような事になっていないので。
最悪「意味が無い、あるいはあっても薄い」という程度です。
ですがこの方法は以前に一度施工済みで、そこそこ良い感触を得ていますのでこちらにも施工をしたいと思います。
2回目ですのである程度やり方出来ています。
施工は以前より面積が少ないしスムーズで早い筈です。
下地を組む
空気層になる枠周りに付ける下地の寸法を測ってカット、厚みは27mm。
27mm角に加工した下地を窓跡の周囲に廻します。
左側
右側
デッドニング
外からの音でバラ板が振動して音を増幅してしまわないようにバラ板に遮音シートと杉板を貼り付けてデッドニングします。
枠幅で杉板をカットして
カットした杉板と同じ寸法に遮音シートをカット
木とゴムを接着できるボンドで貼り付けて
タッカーで留めます。
※1010Jのステープルを使用しています。
留めた裏側に根太ボンドを塗布
窓跡のバラ板にタッカーで貼り付けていきます。
※1016Jのステープルを使用しました。
デッドニング後
窓跡を遮音シートと杉板でデッドニングまでできました。
左側
右側
デッドニングに使ったステープルです。
シージングボード
以前購入したダイケン シージングボード 1820 x 910 12mm厚が1枚残っていましたので、ここで放出です、このために大事に取っておいた!!
シージングボード加工
シージングボードを採寸して加工します。
丸ノコで切断すると切りカスが物凄く出ますが、カッターで切ったらカスは余り出ません。
ヤスリも効く加工しやすい材料です。
シージングボード フィッティング
未だ取り付けませんがちゃんと入るかチェックのため軽く入れてみます。
左側
右側
こんなもんでしょうか。
シージングボードへ透湿防水シートを貼る
ちゃんと入る事を確認できたので外側になるシージングボードの黒い方へ透湿防水シートをタッカーで抑えにした胴縁へ留め付けます。
※ステープルは1025Jを使用しています。
シージングボードを貼る
透湿防水シートを余裕をもって貼っていますので周囲がヒラヒラしていますがこのまま窓跡へはめ込んで
透湿防水シートのはみ出した部分をカット
38mm長のシージング釘で留め付けます。
釘打ち機なんて無いので手打ちです。
シージング釘は普通の釘より打ちにくいですが今回で2度目の施工なので少し上手くなりました。
防音効果はどうなの?
防音効果は向上しました、いい感じです。
リフォーム前から現在までの遷移はこんな感じです。
防音対象は「人の声」です。
シージングボードには吸音効果もあるので言わずもがな、杉板と遮音シートが増えた事で壁全体の質量は向上しているので効果は確実にあります。
下部の土壁が欠けていて音漏れが多いので、これを処理すればもっと良くなると思います。