【ダイニングキッチン】床を造る#2 断熱材の厚みは90mm 木部へ防蟻防腐処理も

床造作

ダイニングキッチンの床下は損傷が激しく基礎は数ヶ所割れており基礎補強をして土台補強もしました。
新たに基礎を複数個所に打ち、大引き・根太と施工していきました。
ここでは捨て貼り合板と薬剤散布・断熱材・あと、一部変更が生じた箇所の施工です。

現在の状態

ここは90mm高の根太を少し残っていますが概ね付け終えました。

【ダイニングキッチン】床を造る#1 根太の高さは90mm 木表と木裏 & 反りとムクりどうするの?
地盤沈下で一部土台が下がっており、これに沿う形で基礎と土台補強を余儀なくされました。沈下の高低差は最大で25mm程ですが元より少し高くした事と、既存土台の位置がマチマチなので、余裕をもって補強ができる位置を勘案して合計90mmの高低差をダイニングキッチンに付けました。

この90mm x 45mm ヒノキの根太に

合板を加工

捨て貼り用に12mm厚の針葉樹合板を加工して

千鳥貼りしていきます。

床鳴り防止のため合板同士2mm透かして貼ります。
測った寸法通りカットするだけなので楽です答えが分かってるってやりやすいです。

鋼製束をボンドで留める

ようやく鋼製束と大引きを本留めできます。
ボンドで留めて水平を確認します。

バリやボンド跡を除去

90mm根太へ斜めからビスを打った際に出来た木のバリや

はみ出た根太ボンド等を

全部除去

防蟻・防腐材を噴霧

家の大敵シロアリを寄せ付けないよう、木が腐らない様薬剤を散布します。
油性と水性ありますが単価は高いですが、確実に臭いがない水性を採用しました。

【1階寝室】寝室リフォーム #床編2 はじめての床造作
プロから床造作の方法を伝授いただきプロが居る間に終わらなかったので言われた事を守って引き続き施工していきます。が、断熱材は言われなかったけど入れますし、防蟻・防腐処理には油性でなく水性を使っています。プロの方法を踏襲しつつより良い選択と追加をしてDIY施工を続けていきたいと思います。

防蟻剤を土壌に散布

これはミケブロックという水性の防蟻剤です、もう3箇所目なのでちょっとは慣れています。

土壌に白蟻の結界
基礎から20cm 1mにつき1L散布です。

独立基礎の周囲と基礎周囲を散布するとダイニングキッチンの土壌全域とほぼ同位でしたので全域にガンガン散布しました。

防蟻・防腐材を木部へ散布 X 2回

木部にも防蟻、それと防腐効果のある
こちらも「ミケブロック木部用」です。

家を白蟻から守る結界が張れた

2回目完了、シロアリ結界が張れました。
シロアリが入れない結界は5年程しか効力がないとか、あるとか・・・

【1階廊下】床を作る#4 防蟻処理・断熱材・捨て貼りが完了
廊下の床を貼り替えようとしたら中は酷いことになっていて随分手間が掛かりましたが、ようやく捨て貼りですが床が出来ます。

合計90mm厚の断熱材

45mm厚の断熱材を2枚重ねて90mmとします。
なお、重ねた断熱材同士は専用の接着剤で接着する予定です。

断熱材1層目

1層目入れていきます。

既存の土台など起伏が出ているのでその分をカットします。

横に切ると波になるので木の時のように切り込みを入れてみました。

まぁまぁフラットに加工できました。

断熱材の加工寸法は基本ギチギチで入れています。
全ての箇所とは言えませんが断熱材をはめ込んで裏から叩いて抵抗が出るのが条件です。

1層目完了です、加工が必要な箇所は少し手間がかかりますが測った寸法通りに切るだけなのでこちらも楽々です。
左上の箇所は処遇が決定していない領域が含まれており後回しです。

断熱材2層目

続いて2層目です。
加工済みの断熱材には外すと分からなくなるので番号振っておきました。

完了です。

残っていた末端を仕上げる

これは別の日になります。
此処は元々基礎がなくオーバーハングしていましたが新たに基礎を追加しました。
以前はこの部分が外に丸出しで外気に晒され床は寒く床材の劣化度合いも他と比べて激しかったです。

以前のオーバーハング状態

元はこんな感じでした。
ちなみに、動物にとって雨を凌げる屋根になるので猫を度々目撃していました。

オーバーハングしているから此処でしっかり強度取ろうと土台を2本も入れて固めたのに

後から新規で基礎を打ったので普通の家の構造になりました。
結局こうなるなら2本も入れなかったのに・・・チキショー!!

基礎を新規追加してオーバーハングを解消

それをこうしました。
奥に見える開口部はメンテナンス用で、鉄板で塞ぐ予定です。

ここは後付け基礎のため室内からの床下侵入が出来ない仕様です。

【庭】基礎が無い場所へ新規で基礎追加・土間打も打つ
我が家の外回りには基礎が無い箇所があり一部建物が宙に浮いています。浮いている部分の桁に亀裂が入っておりこれはマズイという事で基礎を新規で打つ事にしました。

これにより計画変更

今までのオーバーハング状態では当初の建築でも端部に有る程度負担がかからないように配慮されていました。
しかし、基礎を打った事でオーバーハングではなくなり負担を掛けられる否、負担が掛かる構造になったはずです。
この件は然るべき補強を行い現在も更なる思考中です。
床材の大引き・根太・合板は横からの揺れに対抗するために有効な構造体になると言う事で
一部を除いて構造体として扱っていたのを床全面を構造体として扱う事にしました。

要するに「残りのスペースに大引きを入れる」って事なんですが変更するとちょっと面倒な事になるんです。

計画変更による新たな問題

と、まぁ大層な見出しですが「大引を入れると床下が狭くなって困る」って事なんです。

当初の予定ではオーバーハングしている床下は外から床材の保護・断熱・景観の観点から屋根のように見える仕上がりを考えていました。

予定していた床下高

新規基礎の床下から比較的余裕を持って潜れる高さ430mmを何とか確保しました。

変更した時の床下高

ここから大引きを入れてしまうと105角なら325mm、90角でも340mmとなり床下へ潜るにはかなりしんどい高さになってしまいます。

既存の基礎高がそれほど高くなく、ここだけ基礎高をグンと高くする事は難しくって・・・
いや、やってやれない事はなかったかも知れません・・・でも想定範囲ではありませんでした。

縦横がもっと広ければ340mm高でも何とかなりそうなんですが短手は400mm程しかなく体の向きは変えられません。


結果論でしかないですが今なら既存基礎へ包括的に補強工事が出来ると思いますが当時は当方の経験と技術ではこれが精一杯でした。

結局大引きを入れる

床下に潜る場合、上半身だけ入れば周囲に手が届きますのでメンテナンス性より構造体のが大切なので大引を入れます。
但し少しでも高さは欲しいので90mm角で対応します。

90mm角の大引2本切れました。

大引金物取付

45mm厚土台補強が付いています。
此処に大引金物を付けるには同梱の55mm長ビスでは長さが足りないと判断、マニュアル的にNGっぽいけど大引自体も400mm未満と短いし90mmの構造用ビスに変更しました。

最初に予備穴に短いビスで固定して

構造用ビスを打ち込んで

ガチガチの寸法に切り出しているので、ハンマーで叩く!!

無事入りました。

もう1本もOK

断熱材も入れて

こうなりました。

元々105mm角仕様の大引きで、今回追加の大引きは90mm角です。

最後の90mm高の根太

この隅の根太は土台補強を兼ねた根太受けと柱に留めていきます。

根太ボンドを塗布

ビスで留める

既存の柱は傾いているので無視して抱かせた木材で通りを再構築しました。

形になってきました。

こうなりました。

今回はここまで。

タイトルとURLをコピーしました