【リビング】蘇る壁#2 コーナー窓を埋めて壁にする

1階コーナー窓を埋めるため窓を撤去してモルタルを塗ったビフォーアフター画像 外壁

今回は筋交を切られて付けられていたコーナー窓を埋めて壁にします。
此処に元々窓は無く後付けされていたもので、本作業は言わば現状回復です。
そのために窓を撤去して下地を組んでモルタルを塗っていきます。
何度か類似の作業をした結果、このくらいの作業はチョロくなってしまいました。
多分余裕です。

前回はこちら

【リビング】蘇る壁#1 筋交切られて付いてたコーナー窓で外壁がバキバキに?
補強の増し打ち基礎には可能なら既存の柱へ繋げるホールダウンアンカーを入れたくて、コンクリートを打つ前に筋交とホールダウンアンカーの取り合いを確定させる必要があると考えシングルなのかダブルになるのか分かりませんが先に筋交を入れる事にしました。

窓を撤去

アルミ製の古いサッシでガラスは曇りガラス1階なので一応格子付きです。

折角格子を塗り直しましたが撤去します。

窓格子の錆取り塗装
DIYリフォームで未だ何をしたらよいのかイマイチ分からず窓の格子が錆びていたので手持ちの電動工具と合わせて材料を幾つか買い窓の格子の錆びを取り塗装しました。

鉄格子を外す

先ず釘で留められていた格子を外します。

サッシを撤去

サッシが埋まっている位置までダイヤモンドカッターで切り込みを入れて

タガネでコンコンすると縁のモルタルは取れていき、サッシの釘を抜いて

ハイ外れました。

サッシ取り外し完了です。

木枠を撤去

サッシは取れて木枠の状態を確認するとバラ板とくっついていない事が分かりましたので

窓台とまぐさを外します。

窓台とまぐさを撤去できたので欠き込みせず筋交を入れる事ができます。

外壁下地を作成

外壁下地はラスカットとかありますが、周りと同様の構造にしたいので杉板をバラ板として貼っていきます。
なお、木表を外にして貼りました。

まだ。仮留めですが一応貼れました。

雨風は凌げるでしょう。

ここまで作業時間1時間チョイです。

バラ板を仕上げる

数日後、杉板が変色するくらい放置していましたが再開です。
ビスを打ち完全に留めました。

木表を外にしているのでビスは内側へ開くように打っていきました。

モルタル壁の下地

家の既存外壁と同仕様のラスモル工法で外壁を再生していきます。

防水紙を貼る

防水紙(アスファルトフェルト)を切って画鋲で仮留めしています。

ラス網(端材)を貼る→やり直し

余っていたゴミラス網を集めて付けます。

・・・・・。
ダメだ、こんな工事ダメだ

新しいラス網を買ってきた

作業開始前から余っていたラス網で形成しようと考えていたのですが千円ちょいケチって壁の強度を落とすのは愚かな行為だと思い直し急遽ホームセンターへ行ってラス網を買ってきました。
商品構成が変わってしまっていて以前は置いてあった波型ラスも平ラスもなく「Wラス」というヤツの平タイプしかありませんでした。

ここのモルタル壁の予定厚は15mmで、幸いこのWラスの平タイプは薄い壁用でマッチしています。

1層だとラスが余るので、もう使う事はないだろうと2層貼りました。
此処だけラスが強すぎて周りが負けるかも知れませんがモルタルの特性を考えると大丈夫ではないかと。
縁は変性シリコンでコーキングしてあります。

Wラスへステープル(タッカー)の打ち方

Wラスの施工マニュアルによると「力骨」という縦横に通っている太い下地の交差する部分150mmピッチでステープル(エアタッカー)を打つようです。
2枚貼りしてますのでピッチは150mm以下です。

ここまでの延べ作業時間2時間程

開口部の面取り

既存モルタルとのジョイントへ接着力を高めるため開口部の縁を斜めに削って面を増やしおきます。

これはラス網を貼る前にやっておくべきでした。

カチオンシーラー塗布

モルタルを塗る際、既存の壁がモルタルの水分を吸ってしまわないようにシーラーを塗布します。

念のため2回塗っておきました。

モルタル塗り1回目

Wラスへモルタルを塗っていきます。
此処は防音を考慮しなくていいエリアで15mm厚の比較的薄めのモルタル壁です。
なので1回につき7mm程ごく普通に塗っていけばいいので着実かつ楽です。
外壁用の軽量モルタルならより塗りやすいと思いますが既に開封したセメントが効率良く吐けそうなので普通のモルタルでいきます。
なお、1回目のモルタル塗りのセメントと砂の配合は1:2で水はモルタルを塗り易いようにやや固めにしたので少し少な目です。

モルタル塗り1回目完了

ハイ塗れました。
モルタル厚をモルタル2回目のスペースを空けて今回は概ね7mmくらいで塗れたと思います。

モルタルを塗り易くするため水をやや少な目にして練ったので硬化に影響ないと思いますが念のため表面に散水しておきます。

ここまで延べ作業時間およそ4時間

モルタル塗り1回目から4日後

モルタルを1回塗ってから4日が経ちました。
この4日間の内2日は雨、残りは曇りでモルタルには良い天候でした。
養生の中は結露が付いています。

養生を外すと割れは無し、まずまずの状態です。

モルタル壁全面にシーラーを塗布

先ずは水性のカチオンシーラーを塗布していきます。

シーラー塗布完了

シーラー塗布完了です。
乾燥のため1時間程時間をおきます。

打ち継ぎボンドを塗布

今回はモルタル厚15mmと薄塗りなのでジョイント部分は割れ防止のため2液エポキシ樹脂の打ち継ぎボンドを塗布しておくことにしました。

打ち継ぎボンド塗布完了

開口部周囲に打ち継ぎボンド塗布完了です。

モルタルを練る

モルタル練っていきます。
今回のセメントと砂の比率は1:2.5

モルタル塗り2回目材料僅かに足らず

モルタルを塗っていってたら材料が全て無くなってしまいました。
あと少しだったのに・・・
計算上は足りる筈でしたがモルタルが僅かに足りませんでした。

モルタル塗りにくい

壁へモルタルがひっつきにくいし、ベチャベチャ落ちたり剥がれたり
モルタルの薄塗りが塗りにくい事久しぶりで忘れてました。
塗り始めから今まででおよそ1時間かかってます。

塗る際に落下したモルタルは基本的には鏝台で受けていましたのでロスは少ないですが幾分か無駄にしています。
ロスが無ければ足りてたかと考えましたが、それでも少し足りなかったと思います。

インスタントモルタルを買ってきた

また急遽ホームセンターへ車を走らせ、普通セメントと砂を買ってもよかったんですが余っても今のところ使い道がないのでインスタントモルタル1袋(4kg)を買ってきました。

インスタントモルタルの使用感

インスタントモルタルというのは通常のモルタルと製法が違うとかお湯を入れて3分とかではなくセメントと砂を予め混ぜてパックしてある製品です。

何度かインスタントモルタルは買った事ありましたが壁に塗るのは今回が初めてで塗ってみると

何コレ!?インスタントモルタルめちゃくちゃ塗りやすい!!

きめ細かくって柔らかい。
塗ったら壁に簡単にひっついてくれます。
軽量モルタルより塗りやすい。
こんなモルタルだったらやり易いなぁ〜流石4kgで800円するだけありますね。
コレ本当にセメントと砂だけなの?
ちなみに予定より時間が経過したし、周囲とセメント比率が違うので残り面に打ち継ぎボンドを塗布しておきました。

でもコレ、メチャクチャ塗りやすいけどセメント比率高くない?骨材も細かいし。
ボンド塗ったけど周囲とモルタル比率違いすぎるし硬化後に割れるかも・・・
割れたらまぁしょうがないですね。

モルタル塗り2回目完了

途中モルタルの材料自体足りなくなったりしながら何とか完了しました。
少しデコボコになりましたがコレが実力です。
左官は難しいです。

養生

モルタルの表面保護と保湿のためマスカーを貼って養生しておきます。
今度は1週間くらい放置する予定です。

ここまで延べ時間6時間半、結構掛かってしまいました。
さて、仕上がりは如何に。
モルタルが硬化したらまた此処へ追記します。

次回はこちら

【リビング】蘇る壁#3 コーナー窓を埋めて筋交を現状回復プラスアルファ
床を解体したら基礎が割れていて壁を解体したら筋交が切られていてうなだれました。しょうがないので基礎も筋交も補強する事にしました。今回は筋交を入れます。プロでは無い素人の当方がDIYで四苦八苦した何を考えどう行動したのかを載せています。
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