昔からあった3連窓が現在不要となりましたので全て塞いで壁にしまいます。
目的は防音対策です。
前回で窓枠と庇を撤去して今から壁の下地を作っていきたいと思います。
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風呂釜跡を開口
ここは元風呂場で風呂釜が設置されていた箇所です。
先ず最低限切り込みを入れてみます。
次に新しいバラ板を貼るためには下地が必要なので左右の間までモルタル壁を切ります。
古いバラ板が露出しました何というか美しくないですね。
不要なバラ板を撤去しました。
これで新しいバラ板を貼る事ができます。
新しいモルタルが付きやすいように開口部は斜めに角度を付け面は削って荒らしておきます。
こんな感じで新旧モルタルの接地面を増やして接着力を高める算段です。
プロがこんな方法を採るのかは知りませんが普通に考えて接着力は増すので独自判断でやっています。
躯体補強
外壁を空けたタイミングでしかできない、またはこのタイミングで必要である躯体の補強を同時にやっていきます。
プレート金物
ここは風呂場で痛んだ土台と昔土間で土台が無かった場所に新規で土台を設置した場所です。
既に鉄筋を配筋して基礎を打つ準備が出来ています。
このタイミングで壁側も金物で土台と柱を繋いでおきます。
座金・アルミライナー
土台下に隙間がある箇所に座金やアルミ製のライナーを叩き込んでおきます。
桁を補強
ここは設計士さんに補強を勧められたのでそれに従って予め桁に受け材を下に添えて後で下から支えようと考えて
補強を入れたこれが初期型
コーチボルトで留めてそれっぽいですね。
でも、コレだと傾いた状態で補強を立てる事になります。
それはいいんですが壁として仕上げるためにそれとは別にもう1層垂直な間仕切りを立てる必要が出てきて私の中では合理的でないと判断してやり直しました。
それがコレ
余っていた120mm x 45mmのヒノキ材を間仕切りが垂直設置が可能な位置まで延長しておきました。
風呂釜設置で切られていた間柱も一緒に立てておきました。
Ver1の105角と比べて45mmと薄いですがこれなら後から下から補強を立てる事も可能でかつ間仕切りを立てるにしても上に留める材が出来るので後の施工が容易になるのでは?と判断しました。
これだけ後の施工を考えないといけないのも素人故全体の寸法や収まりの把握、イメージが正確にできていないので(自分の)想定外の事案に対処できるよう予めマージンが取れる方法を採用しがちです。
でも、素人だから仕方ないです(開き直り
湯沸かし器跡にバラ板を貼る
開口した箇所へバラ板を貼っていきます。
バラ板は12mmが通常なようですが我が家のバラ板の厚みは9~10mmです。
これが経年で痩せたのかそもそも薄かったのかはちょっと分かりませんが12mm厚のバラ板を使ってもメリットは無いと判断して厚みは9mmで揃える事にしました。
よって100mm x 9mmの杉材を採用しました。
一応レーザーで水平を見て貼り出していきます。
間にスペーサーを挟んで積み上げていきます。
未だ仮留めですが形になりました。
内側から見るとこんな感じ
ん~~~綺麗だ・・・まるで新築のようだ・・・
ここだけずっと見ていたい・・・
窓枠に下地をつくる
窓枠に下地を作っていきます。
中央に1本でもよさそうですが必要数を見積もると余っている27mm x 90mmの端材で四方対応可能だったため補強も兼ねて活用していきます。
四方の窓枠下地を回し、中央に1本立てました。
寸法ぴったり切って動く事はほぼ無いので外壁の平面が出てから留める事にします。
窓にバラ板を貼る
湯沸かし器跡と同様こちらもまず感じを見るため1発のみ仮留めしつつバラ板を貼っていきます。
上下左右の寸法を測り割り付けの確認をした後レーザーで水平を測って貼り出しました。
あまり意味無さそうですが自己満足です。
バラ板の隙間に規定は?
調べるとバラ板とバラ板にあける隙間は5mm~20mmの間とか物凄い差で許容されるようです。
当方は隙間を最低の5mmで空けながらバラ板千鳥貼りしていきます。
ちなみに我が家の既存バラ板の隙間は20mm以上とか普通にありました。
仮留めできました。
風呂場跡の通気口も繋げて一緒に貼っています。
通気口の下地はこんな感じです。
コレはダメだ
しまった・・・上下は空けていましたが左右のジョイントに隙間を空けていませんでした。
ハイやり直し
多分大丈夫なのだろうけどやり直します。
全てを取る必要は有りませんが一旦外してジョイントも5mm空けました。
ふぅ・・・
下地を本留め
この時点で外壁の平面が出たのでハメ込んでいた窓内の下地をビス留めします。
斜めに下穴を空けて
ビス留めして完了
バラ板本留め
ようやく本格的にビス留めします。
木裏と木表どっちが外?
木には木裏と木表が有る事は知っていたのですがどっちを外に向ければいいのか正解がイマイチ分かりませんでした。
疑問点
- 木裏ではダメなのか?
- 木裏だとどうなるのか?
- ダメなら木裏にしたときの対処法は?
疑問点の自己解決
普通に考えたら木表を外でいいと思うんですがどうなんだろうと思って調べてみたところ
あくまで当方が調べて実践した結果の個人的な理解ですが疑問は解消されました。
木裏ではダメなのか?
どちらもも可。
木表を外にするのが一般的なようです。
但し、木裏を外にすると膨張・収縮でバラ板の隙間を空ける事ができるようで近年見直されているだとか。
つまり、どちらでもいい
木裏だとどうなるのか?
バラ板の中央が外へ膨らむ
対処法は?
留める角度さえ押えておけばよい
木表が外の場合はビスを外へ向ける
木裏が外の場合はビスを内に向ける
こんな感じのようです。
まとめ
モルタル壁の場合は木表を外にするのが無難。
木裏が外の場合バラ板が木の反りによって外へ膨らむのでモルタルが割れる事があるかもしれないのが木表を外にする理由っぽいですね。
基本木表を外にして間違えたらビス(釘)の方向で対応すればよさそうです。
あくまで個人的見解です。
バラ板取付完了
バラ板貼り完了。
基本木表を外にしていますが間違えている箇所もあるかもです。
大丈夫かな・・・
ちょっとビスが多い印象ですが板同士の隙間も空けて良好ではないでしょうか。
バラ板Before After
内側から見た施工前と施工後です。
旧風呂跡
通気口・窓・湯沸かし器跡を無事塞ぎました。
旧洗面所窓
トイレ窓