防音対策で不要な3連窓を埋めます。
前回までで窓と庇を撤去、外壁下地を作ってきました。
今回はラスモル工法で外壁にモルタルを塗っていきます。
シーラーを塗布
先ず、モルタルの付きを良くするため開口部縁にシーラーを塗布します。
防水紙
アスファルトフェルトという名前の防水紙を貼っていきます。
勝手なやり方ですが大まかに裁断して画鋲数本で押えてカッターで形に切っていきました。
今回は継目なく貼る事ができます。
ラス網を貼る
ラス網は以前別の場所で使用してまだ余っている波型ラスを使用します。
以下に留意して取り付けていきます。
- 波型ラスの継目は50mm以上重ねる
- ステープル(タッカー針)は1019J(19mm)を使用
- 浮き・たるみを出さない
- ステープルは70mmピッチ以下で谷部に基本真っすぐに打つ
タッカーを打つ
タッカーでステープル1019Jを打ちます。
1平米につき200本くらい打っておきました。
コーキング
継目にコーキングを打ちます。
継目全てにびっちり充填しました。
完了
この場所のモルタルについて
何故窓を潰したかというとそもそも防音性能の向上です。
材料についてですが、外壁用のモルタルというものがありまして他の面ではそれを使用しています。
こんなヤツ
これはモルタルの他に繊維のような物も入っていて使用感としてはかなり塗りやかったです。
この外壁モルタルは優れもので素人が初めて塗ってもこのくらいにできるヤツでした。
今回は優先が違う
情報の出所は失念しましたが普通のモルタルと外壁モルタルで重量が2割程違うようです。
外壁モルタルの方が塗りやすいし垂れにくいし仕上がりが綺麗です。
でも今回は仕上がりは重視していません。
防音効果は質量に比例する基本原則ですのでより重量があるモルタルのみで壁を塗りたいと思います。
一度やっているので分かるんですがメッチャ塗りにくいです！！
ですが、防音効果が向上するなら仕上がりが悪かろうと構いません。
モルタル1回目
と、いうわけで素人風情が外壁に普通のモルタルを塗っていきたいと思います。
3回塗りします。
経験して物凄く垂れる事を知ったのでモルタルが垂れてもいいように即席でテーブル的なものをつくりました。
各層のモルタル配合比
モルタルの配合比は各層によって変えるのがよいようです。
外壁モルタルを塗る際に相談した専門家曰く「1回目は必ず割れる」ということでした。
実際は割れませんでしたが。
理由はモルタルの収縮で、モルタル壁は割れる事前提で塗っていくという事でした。
モルタルは骨材が多いほど収縮は小さくなるという事なので
前に塗ったモルタルに引っ張られないようにするのが表面に割れを作らないため有効なようです。
前のモルタルの収縮率が低い方がよい(らしい)
砂が多いほど収縮率が下がるらしいので回を重ねるごと砂の量を減らして
大体こんな感じで行こうと思います。
こうすると前に塗ったモルタルに(今塗っている層の方が収縮しないから前の層に)引っ張られて割れるという事が少ないという事だと思います。
捩じって押し込むようにラス網にくっつけていきました。
風呂場跡の通気口です。
1回目完了
表面の乾きが早かったので念のため水を補給しておきます。
養生
上からマスカーを垂らして
保水！！
モルタル2回目
１回目から４日後です。
悪くない感じです。
シーラーを塗布します。
シーラーを塗布中にクラック発見
合計3箇所全部短いですがクラックがありました。
テーブル再び登場
シーラーの適正時間を待ってモルタルを塗り完了
気を付けたつもりだったんですが、モルタルがかなり乗ってしまいました。
厚く塗るより薄く塗る方が難しいです３回目が厳しい作業になりそう。
でも、限度はありますが壁が厚くなるなら歓迎です。
養生
モルタル3回目
7日後
シーラー塗布
十分モルタルが乗っているように見えますが面に達していない箇所が局所的にあります。
つまりデコボコ。
３回目は薄い所と厚い所が混在していて塗りが困難と判断
接着力を高めるため2液打ち継ぎボンド出動
表面に贅沢に塗っていきます。
塗布完了、下にはモルタルが垂れないように胴縁を付けています。
完了
３回目はモルタルにハイフレックスを混入しました。
養生
壁厚は基30mm以上確保できたと思います。
厚い場所は40mmあるかも・・・
20日後
３回目から20日経過した写真です。
まだ割れは見当たりませんがどうなることでしょう。
ひとまず窓は終了
残りは風呂釜跡です。
針強化作戦？
1019Jのタッカーの針ですがバラ板の裏側に貫通しています。
これ、触ると痛いんです。
まだ閉じられないし既存のバラ板を不意に触って何度か流血しもう痛い思いしたくないんで
ホッチキスで留めたように針を曲げて
危ないんで木工用ボンドで固めておきました。
多分引き抜きには強くなったでしょう。
これで安全♪
